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車検・点検・メンテナンス
更新日:2025.06.19 / 掲載日:2025.06.19

アナタの愛車は大丈夫? クルマに忍び寄る「湿気」のリスク

雨イメージ 1

 クルマにとって雨は大敵。雨の多い時期の運転は路面が濡れてスリップのリスクが高まるため、いつも以上に注意したいものです。しかし、雨の日は運転だけじゃなく、ジメジメとした湿気そのものにも注意が必要! 車内の湿気をほったらかしにしていると事故を招く遠因になったり、車内環境を悪化させてしまうかもしれないんです。

 今回は、気を付けておきたい湿気のリスクや、すぐできる対策のイロハを紹介します。

湿気がクルマに及ぼす影響とは?

 車内の湿度が高くなると、どんなリスクがあるのでしょうか。ここでは2つの注意点を紹介します。

①フロントガラスが曇ってしまい、視界が遮られる

雨イメージ 2

 雨の日、運転中にクルマのフロントガラスが曇ってしまった、なんて事はドライバーなら誰もが一度は経験があるはず。曇りがひどい場合は前方の視界が悪化し、歩行者や自転車の発見が遅れてしまう危険性も高まります。

 ガラスを曇らせる原因として一般的に言われているのが結露。空気中の水蒸気が凝結して水滴になる現象の事で、冷たい水を注いだ時にコップの外側が曇って水滴が付くのもその一例です。

 雨が続く季節は濡れたまま乗り込んだり、濡れた傘を持ち込んだりする事が増えるため車内の湿度が高くなり、結露が発生しやすくなってしまいます。

②エアコンやフロアマットにカビ・ダニが発生しやすくなってしまう

傘イメージ

 濡れたまま車内に乗り込んだり、濡れた傘を持ち込んだりするといった行動は、結露以外のリスクも招く恐れがあります。それはカビやダニの発生です。カビやダニは湿度が60%を超えると発生リスクが急激に上がると言われており、まさに梅雨シーズンこそカビ・ダニのリスクが高まる季節なんです!

 土足で踏むフロアマットや湿気がこもりやすいシートは、発生源となりやすいポイント。汚れた物を載せたままにしがちなラゲッジスペースも要注意です。カビ・ダニはアレルギー体質の人にとって、アレルギーの悪化を招く恐れがあります。このほか、湿度が高くなると「むくみ」「だるさ」などといった症状が出やすくなるとも言われています。

今すぐできる! クルマの湿気対策

 ここまで紹介した通り、高い湿度はクルマにとってリスクそのもの。車内を快適に保つためには湿気対策がカギとなります。そこで、今すぐできるクルマの湿気対策を紹介します!

①「内気循環」に設定してエアコンを使う

 車内の湿度をコントロールするには、エアコンを上手に使いこなすことが大事。車外の湿度が高くなっている梅雨時は、内気循環にしてエアコンを使いましょう。内気循環に設定すると、車内の空気が循環しやすくなるので除湿に効果的です。

 ただし、内気循環を長時間使い続けていると、車内の二酸化炭素濃度が上昇して頭痛を起こしやすくなる場合があります。一定時間で外気導入に切り替えたり、雨が降っていなければ窓を開けるなどして定期的に換気して快適な状態をキープしましょう。

②乾燥剤・除湿剤を置く

 エアコンをONにしている時は除湿できますが、OFFにすると再び湿度は上がっていきます。実はこの乾燥と湿度上昇の繰り返しがカビ発生の原因ともされているため、エアコンをOFFにしている間の湿度上昇を抑える工夫も必要です。

 そこで活躍するのが乾燥剤・除湿剤。マットの上、ラゲッジスペースの中など、湿気の溜まりやすい場所に置いておけばバッチリ。最近ではクルマ用の除湿剤・除湿機も登場しています。ただし、容器に水分が溜まるタイプの除湿剤を使う場合は、タンク内の塩化カルシウムを車内にこぼさないよう注意が必要。塩化カルシウムは鉄が錆びる原因となるので、走行中に容器が倒れて中身がこぼれないようにしておきましょう。オススメは、車内を傷める心配がないシリカゲルタイプです。

③濡れたものを車内に持ち込まない

シート イメージ

 車内の湿度を上げないようにするには、濡れた物を持ち込まないようにすることも大切。濡れた傘やレインコート、手荷物などは水滴を拭き取るようにすればOK! もちろん、拭き取りに使ったタオルやスポンジを車内に放置するのはNGです。

 最近は濡れた傘をそのまま収納し、溜まった雨水を水抜きできるクルマ用の傘ホルダーも販売されています。1000円~2000円ほどで購入できるので、気になった方はチェックしてみてください。

④窓をキレイにする/市販の曇り止めを使う

 フロントガラスが曇るのを抑えたい時には、車内の内窓をキレイに拭くだけでも効果があるかもしれません。というのもウィンドウの内側に細かなホコリやチリが付いていると、水分を付着させやすくしてしまうんです。固く絞った濡れタオルで拭き、水が乾く前にカラ拭きするだけでOKなので、ぜひ試してみてください。

 拭き掃除をした後、さらに市販の曇り止めを使えば、より効果的。曇り止めは内窓用の物を使用してくださいね。

快適な車内をキープするために

 ここまで、快適にドライブを楽しむために気を付けたい湿気のリスクと、その対策方法についてまとめました。原因や対策を一つ一つ見ていくと、実はこまめな掃除こそ湿気のリスクを防ぐイチバンの手段なんです。快適な車内をキープして、雨の日もドライブを楽しみましょう!

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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