車検・点検・メンテナンス
更新日:2025.01.31 / 掲載日:2025.01.31
トヨタ RAV4の車検費用はいくら?車検業者の特徴や安く済ませる方法

トヨタのSUVのなかでも、高い人気を誇るRAV4。安全に長く乗り続けるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
そのなかでも、「車検費用が高額そう……」と不安に思っている人は多いでしょう。
そこで、この記事では、RAV4の車検費用の相場や安くおさえるためのポイントをわかりやすく解説しています。
車検業者の特徴も紹介していますので、ご自身にあった、最適な業者選びの参考になれば幸いです。
1. トヨタ RAV4の車検費用相場
RAV4の車検費用の相場は、約50,000〜120,000円です。
RAV4に限らず、車検費用は法定費用と非法定費用の2種類に分けられます。法定費用は法律で定められた費用のことで、どの業者で車検を受けても金額は一律です。
一方、非法定費用は業者が価格設定するため、依頼する業者によって金額が異なります。
(1) 法定費用と非法定費用
具体的な法定費用と非法定費用の項目は、以下の表のとおりです。
項目 | 概要 | |
---|---|---|
法定費用 | 自賠責保険料 | 車を運転するうえで加入が義務付けられている保険 |
自動車重量税 | 車の重量に応じて課せられる税金。エコカー減税対象車か、経過年数によっても金額が変動する | |
印紙代 | 車検を受ける際に必要な手数料。受検する工場によっても金額が異なる | |
非法定費用 | 車検基本料 | 業者による点検・検査作業、代行手数料などの費用 |
部品交換代 | 部品交換した際の本体代と工賃 |
法定費用と非法定費用の詳細は、下記の記事でくわしく解説していますのでこちらをご覧ください。
(2) RAV4の車検費用の相場【内訳】
RAV4の具体的な車検費用相場の内訳をご紹介します。
なお、紹介する車検費用相場には、部品交換代が含まれていません。
部品交換代は、車の状態や交換が必要な部品によって大きく変動する費用です。概算で見積もれない費用になるため、ここでは法定費用と車検基本料のみを記載しています。
①エコカー減税対象の場合の車検費用
ハイブリッドのRAV4は、エコカー減税を受けられる場合があります。エコカー減税対象の場合の車検費用は、以下のとおりです。
減税対象のRAV4の型式は、こちらから確認できます。お持ちのRAV4の型式は車検証で確認しましょう。
区分 | ディーラー | 車検専門店 | カー用品店 | ガソリンスタンド | 整備工場 |
---|---|---|---|---|---|
自賠責保険料 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 |
自動車重量税 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 |
印紙代 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 |
車検基本料 | 30,000〜50,000円 | 10,000〜25,000円 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜40,000円 |
車検費用合計 | 69,250〜89,250円 | 49,250〜64,250円 | 59,250〜69,250円 | 59,250〜69,250円 | 59,250〜79,250円 |
※2024年11月時点
※印紙代は指定工場で車検を受け、OSS申請している場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照:エコカー減税対象車一覧表/トヨタ自動車 p.1丨日本自動車工業会
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表丨国土交通省
②新規登録から13年未満の場合
新規登録から13年未満のRAV4の車検費用は、以下のとおりです。
区分 | ディーラー | 車検専門店 | カー用品店 | ガソリンスタンド | 整備工場 |
---|---|---|---|---|---|
自賠責保険料 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 |
自動車重量税 | 32,800円 | 32,800円 | 32,800円 | 32,800円 | 32,800円 |
印紙代 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 |
車検基本料 | 30,000〜50,000円 | 10,000〜25,000円 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜40,000円 |
車検費用合計 | 82,050〜102,050円 | 62,050〜77,050円 | 72,050〜82,050円 | 72,050〜82,050円 | 72,050〜92,050円 |
※2024年11月時点
※印紙代は指定工場で車検を受け、OSS申請している場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表丨国土交通省
③新規登録から13年以上経過している場合
新規登録から13〜18年未満のRAV4の車検費用の相場は、以下のとおりです。
区分 | ディーラー | 車検専門店 | カー用品店 | ガソリンスタンド | 整備工場 |
---|---|---|---|---|---|
自賠責保険料 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 |
自動車重量税 | 45,600円 | 45,600円 | 45,600円 | 45,600円 | 45,600円 |
印紙代 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 |
車検基本料 | 30,000〜50,000円 | 10,000〜25,000円 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜40,000円 |
車検費用合計 | 94,850〜114,850円 | 74,850〜89,850円 | 84,850〜94,850円 | 84,850〜94,850円 | 84,850〜104,850円 |
※2024年11月時点
※印紙代は指定工場で車検を受け、OSS申請している場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表丨国土交通省
④新規登録から18年以上経過している場合
新規登録から18年以上経過しているRAV4の車検費用の相場は、以下のとおりです。
区分 | ディーラー | 車検専門店 | カー用品店 | ガソリンスタンド | 整備工場 |
---|---|---|---|---|---|
自賠責保険料 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 | 17,650円 |
自動車重量税 | 50,400円 | 50,400円 | 50,400円 | 50,400円 | 50,400円 |
印紙代 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 | 1,600円 |
車検基本料 | 30,000〜50,000円 | 10,000〜25,000円 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜30,000円 | 20,000〜40,000円 |
車検費用合計 | 99,650〜119,650円 | 79,650〜94,650円 | 89,650〜99,650円 | 89,650〜99,650円 | 89,650〜109,650円 |
※2024年11月時点
※印紙代は指定工場で車検を受け、OSS申請している場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表丨国土交通省
(3) 車検費用に影響する要因
法定費用は法律で定められているため、どの車検業者を選んでも変わりませんが、非法定費用は、車の状態や依頼する車検業者によって大きく変動します。
具体的には、以下3つが車検費用に大きな影響を与える要因になります。
1. 車の状態
走行距離が多い車は、ブレーキパッドやタイヤなどの消耗品交換が必要になる可能性が高く、費用も高くなります。故障箇所があれば、その修理費用も加算されます。
2. 交換部品の種類
純正部品は高品質で保証もしっかり付いていますが、社外部品と比べると高価です。社外部品は価格がおさえられますが、品質にばらつきがあるので、慎重に選ぶ必要があります。
3. 整備内容
車検を通すための必要最低限の整備だけでなく、予防整備するかどうかも費用に影響します。将来的なトラブルを防ぐためには予防整備も重要ですが、予算とのバランスを考える必要があります。
新車購入してから3年目の車検では、大きな故障や修理は少ないことから部品交換代の加算は少ないでしょう。
ただし、5年目(継続検査2回目)以降の車検では、経年劣化による部品交換が多くなるため、車検費用は高額になる傾向があります。
2. トヨタ RAV4の車検はどこで受ける?車検業者の特徴
RAV4の車検は、ディーラーや車検専門店、カー用品店、ガソリンスタンド、民間整備工場などで受けられます。
それぞれの特徴を理解し、ご自身に合った業者を選びましょう。
(1) ディーラー
ディーラーでの車検は、RAV4に精通した整備士による質の高いサービスを受けられる点が特徴です。メーカー保証の継続もできるので、新車購入時と変わらない質の高いサービスを受けられます。
過去の整備履歴も把握しているため、細かな不具合にも気づきやすく、適切に対応してもらえるでしょう。整備内容や部品交換についてもきちんと説明を受けられるので、納得感を得ながら車検を受けられます。
一方で、費用が高額になりやすい傾向があります。人件費や設備投資のコストが高いため、他の車検業者と比較して費用が高額になりがちです。
(2) 車検専門店
車検費用をおさえたいなら、車検専門店が有力な選択肢です。
車検専門店とは、車検を専門に扱う業者のことで、迅速な対応と低価格な車検を提供しています。
ディーラーに比べて柔軟な対応が可能で、ユーザーの予算やニーズに合わせた車検プランを提案してくれる場合もあります。
ただし、整備士の専門知識や技術力はディーラーに比べると劣ります。そのため、車検専門店を選ぶ際には、評判や整備士の資格、RAV4の整備実績などを事前に確認し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
(3) カー用品店
カー用品では、車検だけでなくオイル交換やタイヤ交換など、普段の車のメンテナンスなどを幅広く提供しています。
多くの店舗が土日祝日も営業しているので、忙しい人でもスケジュールを合わせやすいでしょう。カー用品の購入と同時に車検を済ませられる手軽さも魅力です。
ただし、店舗によって整備士の技術力に差があるため、車検実績や口コミなどを事前に確認しておくことが大切になります。
万が一のトラブルに備えて、保証内容もしっかり確認しておきましょう。
(4) ガソリンスタンド
ガソリンスタンドによっては、車検サービスを提供しています。給油ついでに車検の相談や依頼ができる手軽さ、比較的安価な点が特徴です。
しかし、店舗によって技術力にばらつきがあるため、RAV4特有の難しい修理には対応できない可能性もあります。
車検を通すための最低限の整備しかしない場合もあるので、予防整備も依頼したい場合は、事前に相談しておく必要があります。
(5) 民間の整備工場
地域密着型の民間整備工場の車検費用は、ディーラーと比較して安い傾向があります。
親身で柔軟な対応も魅力で、整備内容や費用について相談しやすい雰囲気があり、細かな要望にも応えてくれる場合が多いでしょう。
長年の経験をもとに、高い技術力を持つ工場も多く存在しますが、工場によって技術力や設備に差があります。
そのため、見積もりを依頼する際は、最新設備の有無や整備士の資格、RAV4の車検実績などを確認し、信頼できる工場を選ぶことが重要です。
(6) 車検業者を選ぶポイント
車検業者を選ぶ際は各業者の特徴と、以下6つのポイントを考慮する必要があります。ご自身のニーズや状況に合わせて、最適な業者を選びましょう。
費用
予算に合わせて、ディーラー、整備工場、車検専門店、ガソリンスタンドなどから適切な業者を選びましょう。
整備内容
車検を通すための最低限の整備でよいのか、予防整備も含めて依頼したいのかを明確にしましょう。
技術力
RAV4の整備実績や、整備士の資格、工場の設備などを確認し、信頼できる技術力を持った業者を選びましょう。
対応
親切で丁寧な対応、迅速な対応など、希望する対応力を持った業者を選びましょう。
口コミと評判
実際に利用した人の口コミや評判を参考に、信頼できる業者を選びましょう。
立地と営業時間
自宅や職場からの距離、営業時間などを考慮し、利便性の高い業者を選びましょう。
3. トヨタ RAV4の車検費用を安くおさえる方法
RAV4の車検費用を少しでも安くおさえる方法として、3つの効果的な方法を紹介します。
(1) 複数の車検業者の見積もりを比較する
車検費用は業者によって大きく異なるため、複数の業者から見積もりを取ることで、もっとも安い業者を見つけられます。
ただし、車検費用だけで依頼する業者を決めるのではなく、サービス内容も比較しましょう。
整備項目や追加料金が発生する可能性、保証期間やアフターサービスの内容も確認し、総合的に判断するとよいでしょう。
同じ価格帯であれば、より充実したサービスを提供してくれる業者を選ぶことをおすすめします。
(2) 自分で交換できる部品は車検前に交換する
車検費用を少しでもおさえたいなら、自分で交換できる部品は車検前に交換しておきましょう。
車検時に交換を依頼すると、部品代に加えて工賃がかかりますが、自分で交換すれば工賃分を節約できます。
車検時に交換することが多い部品の例 |
---|
・エンジンオイル ・オイルフィルター ・ブレーキフルード ・ブレーキパッド ・バッテリー ・スパークプラグ |
ただし、交換作業に自信がない場合は、無理せず専門業者に依頼しましょう。間違った方法で交換すると、車両の故障や事故につながる恐れがあります。
ご自身で交換する場合は、整備マニュアルなどを参考に、正しい手順で作業してください。また、交換した部品は適切に処分しましょう。
(3) 早期予約割引などを活用する
車検業者によっては、早期予約割引を実施しています。
たとえば、車検満了日の2カ月前から半年以上前に予約することで、数千円~数万円程度の割引が受けられる場合があります。
また、早期予約することで、希望の日時を確保しやすくなるので、スケジュールの調整が楽になります。車検満了日が近づいてから慌てて予約するのではなく、余裕を持って早めに問い合わせてみましょう。
4. トヨタ RAV4の車検費用を最大限節約するならユーザー車検
車検費用を最大限節約したい場合は、自分で車検する(ユーザー車検)方法があります。
ユーザー車検とは、自分自身で運輸支局に車を持ち込み、車検を受ける方法です。
業者に依頼する費用がかからないため、法定費用のみで車検を受けられます。
ただし、車検に通るための整備や点検、書類の準備、検査の予約など、すべて自分でする必要があります。そのため、車にくわしくない人や、整備に自信のない人は、業者に依頼するほうが安心です。
ユーザー車検の詳細は、下記の記事で解説していますのでご覧ください。
5. トヨタ RAV4に安心して長く乗り続けるためには、日頃のメンテナンスが重要
RAV4を安全に、そして長く乗り続けるためには、車検だけでなく、日頃のメンテナンスが重要です。
車にはたくさんの部品が使用されており、これらの部品は走行状況や時間の経過とともに劣化していきます。
そのため、異音や異臭、普段とは異なる振動など、少しでも異常を感じたら、すぐに信頼できる業者に相談しましょう。
早期発見・早期対応が大きなトラブルを防ぎ、結果的に部品交換や修理などの費用をおさえることにつながります。
もし、お近くの業者をお探しの場合は、グーネットピットをご活用ください。
6. トヨタ RAV4の車検に関することはグーネットピットにご相談ください
RAV4に限らず、車検費用は「法定費用」と「非法定費用」の2種類に分けられます。
法定費用は、法律で金額が定められた保険料や税金のことで、どこで車検を受けても金額は一律です。
一方、非法定費用は、車検基本料や部品交換代などの費用のことをいいます。なお、非法定費用は、車検を依頼する業者や車の状態によって大きく異なるため、車検費用を節約したい場合は非法定費用をおさえることが重要です。
しかし、複数の業者に車検費用の見積もりを依頼するのは手間と時間がかかります。
そこでグーネットピットでは、車検費用の一括見積もりから、予約まで対応しています。
日頃のメンテナンスに関する相談にも、丁寧に対応いたしますので、まずはこちらからグーネットピットの一括見積もりをご活用してみてはいかがでしょうか。
車検費用見積り・法定点検予約(法定12ヶ月点検)ならグーネットピット