車検・点検・メンテナンス
更新日:2016.07.12 / 掲載日:2016.07.12
車の飛び石による傷を防ぐための対策とは
goo-net編集チーム車に傷がつく原因は様々ですが、その1つに飛び石が挙げられます。
では、飛び石とはどんなもので、その原因は何でしょうか。
ここでは、飛び石を受けることで起きる症状やその対策について見ていきたいと思います。
飛び石とは
飛び石とは、タイヤの溝に挟まった小石が高速走行などをした時に外れ、
外に飛び出してくることを指します。
多くの場合、前を走行している車から飛び石が跳ね上げられることが多く、
その飛び石が、後ろを走行する車のボンネットやサイドステップの下回りに当たって、
傷をつけてしまいます。
また、ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに交換して、アスファルトの道などを走行すると、
スタッドレスタイヤの溝が小石を噛んで飛び石を飛ばしやすくなると言えます。
飛び石による傷の症状について
飛び石がボンネットやサイドステップなどに作る傷は、
塗装部分だけでなく、その下の下塗りの部分まで届いている場合が多いです。
飛び石による傷は目立ちやすく、特に車がきれいに洗車されている程、
その部分が浮いたようになって目立ってしまいます。
また、ボディカラーが黒色の車は、飛び石によって塗装が欠けてしまうと、
白っぽく見えるようになるってしまうので、傷が目立ちやすいと言えます。
地肌の鉄板が見えるほどの傷の場合、
そのまま放置しておくと錆などの原因にもなりますので、注意が必要です。
飛び石による傷を防ぐ対策・修復方法
走行時の飛び石はボディコーティング剤などでは防ぐことは難しいですが、
基本的に飛び石が起きやすい高速道路では、前の車との車間距離をあけるようにしましょう。
特に、砂や石を巻き上げやすいスポーツカーや後輪駆動車の後ろを走行する場合は、
しっかり車間距離をあけた方が良いと言えます。
また、飛び石による傷を見つけた場合は、すぐに修復をすることが錆の防止にもつながります。
修復の方法としては、タッチアップペンで塗りつぶす方法があります。
ただし、傷の部分を後から埋めることになるため、他の部分との色合いが違ってきてしまいます。
色合いの違いが気になるようであれば、再塗装をして、
傷を完全に目立たなくさせるのも1つの手と言えます。
以上のように、走行時の飛び石を完全に防ぐことは難しいですが、
こまめに車の点検をして、傷による錆を防ぐようにしましょう。