車検・点検・メンテナンス
更新日:2018.07.04 / 掲載日:2018.07.04
VOLVO VISTA2018 技能競技大会
ボルボの正規ディーラーでボルボ車に携わるサービススタッフの技術や知識、対応などを競うアフターセールスコンテスト技能競技大会。国内のファイナルコンテストの模様をレポート。
日本一優秀なボルボのサービススタッフが決まる
VISTAとはVolvoInternationalServiceTrainingAwardを意味し、1976年から世界各国で開催されているボルボのサービススタッフによる技能競技大会。隔年で開催され、正規ディーラーでボルボ車に携わるテクニシャン(メカニック)、アドバイザーがディーラー単位で参加し、その技術を競い合う。
第20回目となる今回は、全国からサービススタッフ643名、合計248チームが参加し、3回の学科試験と度重なる予選を経て、10チーム24名が決勝大会に進出。サービスマネージャー、サービスアドバイザー、テクニシャンで構成する2名、または3名1組のチームとなり、不具合のある実車の修理技術、整備後の納車説明、お客様への対応など、修理の速さだけでなく、手順や対応など、トータルでのサービス総合力を競う。
審査の結果、優勝はボルボ・カー横浜西口が獲得。優勝者にはトロフィーが贈られるほか、本国スウェーデンで開催される世界大会「VISTA2018ワールドチャンピオンシップ」に参加する権利を獲得し、技能世界一を競うこととなった。競技の参加者はもちろん、見学のサービススタッフも真剣な眼差しだったのが印象的だった。
複数の故障が設定されている課題の車両を、テスターや自身の知識を使って原因を探り出して修理。故障原因はコネクタ接触不良など、ちょっと意地悪。
競技に参加しているスタッフはもちろん、応援しているスタッフも真剣な眼差しで競技を見守る。静かで熱い応援が繰り広げられていた。
会場内のスクリーンには、各チームがクリアしたポイントをリアルタイムで発表している。速さを競うわけではないが、気持ちが少し焦る。
競技は同時進行で、実際にクルマを修理するテクニシャンと、サービスマネージャー、サービスアドバイザーによるお客様との対応も技を競う。
競技の終了後にはスタッフ全員参加によりVOLVOのマニアックな○×クイズ大会を開催。VOLVOのプロさえ唸るほどの問題が出題。
優勝はボルボ・カー横浜西口(長谷川太一さん、野原沢さん)、第2位はボルボ・カー多治見、第3位はボルボ・カー相模原が獲得した。
提供元:オートメカニック