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車検・点検・メンテナンス
更新日:2021.12.27 / 掲載日:2021.12.27

格安車検はどのくらいお得?選ぶときの注意点・仕組みを解説

格安車検はどのくらいお得?選ぶときの注意点・仕組みを解説

新車は3年、以降2年おきに訪れる車検の時期。「できるだけ出費を抑えたい」と格安車検を探している方も多いでしょう。しかし、業者を選ぶ過程で「実際どれくらいお得になるのか」「格安だと危険なのか」などの疑問が湧いてくるはずです。

そこで今回は、格安車検の仕組みから業者選びの注意点を解説します。どのような業者が格安車検を行なっているのか、おもな4つの業者を比較していますので、ぜひ参考にしてください。

格安車検は「法定費用以外の料金」で決まる

格安車検は「法定費用以外の料金」で決まる

車検の費用項目は「法定費用」と「車検基本料(+諸費用)」の大きく2つに分けられます。車検が格安かどうか決め手となるのが、法定費用以外に発生する料金です。

法定費用は車の種類や状況に応じて変動しますが、国が定めた金額が設けられているため、依頼する業者によって費用が異なることはありません。

しかし、車検基本料は業者がそれぞれ価格を設定できるため、安い・高いといった差が生まれます。業者によって提供しているサービス内容も変わってくるため、ニーズに合わせて選ぶことが必要です。

法定費用 自賠責保険、自動車重量税、印紙代
車検基本料 事務手数料、点検費用、整備費用

格安車検はどのくらいお得なのか?

格安車検を利用すると、おおまかな計算で総額約1万~9万円もの費用を抑えることが期待できます。あくまで目安なので、必ずしも同じように安くなるとは限りません。ただ、格安車検では、それほど業者による価格差がでてくるということです。

格安車検は安かろう悪かろう?

価格が安すぎると「危険なのでは?」と不安になる方も多いかもしれませんが、そうとは言い切れません。車検は国が定める最低限の安全基準を満たす検査です。車検に通るということは、ある程度の安全が保証されています。

ただし、格安業者の仕組みとして、最低限の点検・部品交換のみで終わらせている傾向があります。車検に無事通過できても、検査後に車の異常が現れるリスクは否定できません。

格安車検を選ぶときは「どこまでのアフターケアを完備しているのか」「車検後を想定した相談にどれだけ向き合ってくれるのか」がポイントです。優良業者を見極める慎重な検討が重要になるでしょう。

格安車検の業者とは?メリット・デメリットを比較

格安車検の業者とは?メリット・デメリットを比較

格安車検とは、おもにガソリンスタンドや車検専門店などの業者を示します。車検を請け負う業者には4つのタイプがあるので、それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

正規ディーラー

格安車検とは少し遠い存在になるのが「ディーラー」です。整備への信頼・安心が高い分、価格も比例してきます。「とにかく安く」を求めている方には向いていない業者といえるでしょう。

メリット ・各ディーラーで扱う車については圧倒的に知識と経験が豊富
・ドライバーが気付かない異変も、くみ取って説明してくれる
・車検以外での相談・点検にも応じてくれる
デメリット ・余裕をもたせた部品交換を勧めてくるケースが多い
・整備費や部品代が他と比べて割高になっている
おすすめな人 ・少し割高でも安全・安心を最重視している人

整備工場

ディーラーよりは安いですが、格安とまではいえないのが「整備工場」です。良くいえば価格と質のバランスが取れています。工場によって整備の質にバラつきが出る傾向にありますが、人柄が良く経験のある整備士に出会えると長く付き合える魅力があります。

メリット ・経験や知識が豊富で、質の高い整備を期待できる
・車のメーカーに関係なく依頼できて、気の利く担当者が多い
・車検以外でも普段のメンテナンスで長く付き合っていける
デメリット ・個人経営が多くて初見は入りにくい
・工場によって整備の質にバラつきがある
おすすめな人 ・メーカーにこだわりがなく、乗り換えが多い人
・ディーラーに続いて信頼・安心できる工場を探している人

車検専門店

格安かつ適度な整備の質を期待できるのが「車検専門店」です。車検を専門に扱っているため、最低限の点検にも応えてもらえます。ただし、追加の修理が必要になると対応できないケースが多い点はデメリットです。

メリット ・車検に特化しているため、利用者の要望に対する柔軟性が高い
・料金設定も低く、キャンペーンや割引も多い
・車検が終わるまでのスピードが速い
デメリット ・車検以外の整備に不安が残る
・対応できない修理が発生すると別の業者を探す必要がある(二度手間になる)
おすすめな人 ・とにかく車検だけを安く終わらせたい人

ガソリンスタンド

車検専門店よりも探しやすく、価格も安いのが「ガソリンスタンド」です。日常生活で使えるポイント付与や割引を実施しているため、そういった面でもお得感があります。ただし店舗ごとのバラつきが多く、口コミなどを事前に確認しないとやや不安が残ります。

メリット ・店舗数が多くて気軽に利用しやすい
・ガソリン値引きやポイント付与など、日常生活にうれしいキャンペーンが多い
デメリット ・整備環境を設けていない店舗だと依頼できない場合がある
・車検以外の整備に不安が残る
・対応できない修理が発生すると別の業者を探す必要がある(二度手間になる)
おすすめな人 ・近場で楽に安く車検を受けたい人

格安車検を選ぶときに注意したいこと

格安車検を選ぶときに注意したいこと

当然ながら、車検費用が安いに越したことはありません。しかし、コストだけを追求すると予期せぬトラブルに発展するリスクもあります。もしものときに備えられるよう、事前に注意事項を確認しておきましょう。

部品交換のタイミングを逃しやすい

定期点検の頻度が少ない場合、車検は消耗部品を取り替える絶好の機会です。通常車検であれば寿命よりも余裕をもって取り替えるケースが多いですが、格安車検は費用カットのために「今すぐに交換しなくても良い」という判断を下す傾向があります。

もともと定期点検をあまり行なわない方が格安車検を使うと、部品交換のタイミングを逃しやすいので注意しましょう。

劣化した部品を寿命ギリギリまで使っていると、車に大きな負荷がかかります。特にエンジンオイルは後回しになりやすい項目なので、交換時期をしっかりと把握しておくことが大切です。

車の状態によっては安くならない

格安車検を宣伝している業者でも、車検通過に必要な部品交換が多ければ費用は安くなりません。部品交換費用や整備費用が必要に応じて上乗せされていくため、結果的に通常車検と変わらない出費になる可能性もあります。

無理に費用を抑えると車検にギリギリ通過できても、そのあとの十分な安全を確保できなくなるので注意しましょう。

また、業者によっては手数料などの細かい費用を除外し、店頭や広告で安く見えるように表示しているケースもあります。大きな数字だけを頼りにせず、細かい注釈も十分に確認しておくことが大切です。

部品・修理内容によっては対応できない場合がある

格安車検の代表ともいえる、ガソリンスタンドや車検専門店。これらの業者では、例外的な整備に対応できないケースがあります。万が一車検に関係ない項目で不具合が見つかった場合、整備自体を断られる可能性もあるのです。

また、たとえ対応できたとしても、部品の取り寄せに時間がかかる場合もあります。

事前に対策!車検費用を安くする方法

事前に対策!車検費用を安くする方法

格安車検の業者を選ぶことだけが、費用を安くする方法とは限りません。車検の仕組みを理解し対策を練ることで、結果的に節約につながる方法があります。この記事では、3つの方法を紹介します。

小まめな自発点検で部品交換費を削減する

定期的に車を点検し、必要なタイミングで部品を交換しておきましょう。車検のときにまとめて交換する必要がなくなるため、一度の出費を抑えられます。車の状態も把握しやすくなるので、格安車検に対する不安も解消できるかもしれません。

10年を目安に乗り換えを検討する

新車登録から10年以上が経過している車は、メンテナンスを定期的に行なっていても次から次へと不調が現れやすいものです。13年目を迎えると法定費用の一部である「自動車重量税」も上がってくるため、車検費用が跳ね上がりやすい傾向にあります。

「新車を買ったほうが安いのでは?」と感じるタイミングでもあるので、車検費用の節約方法の一つとして乗り換えを検討してみるのもおすすめです。

約5年分が無料に!車検前の新車乗り換え

車検で支払う料金のうち法定費用は、車検当日から2年分を前払いで支払っています。車検前に乗り換えておけば、2年分の費用を節約することが可能です。さらに、乗り換えた新車の車検は3年後なので、合計で5年間も車検費用を払わずに車を所有できます。

ただし、定期点検による整備代や部品交換費用は、車の状態によって都度発生します。「車検ギリギリで乗り換えれば、一切料金が発生しない」というわけではありませんので、注意しましょう。

安全な格安業者の探し方は?

安全な格安業者の探し方は?

最後に、少しでも安全で優良な格安業者を探すコツを2つ紹介します。

複数社の見積もりを比較してから選ぶ

業者によって費用が異なるからこそ、見積もりは複数社から取りましょう。見積金額が確定ではありませんが、業者同士を比較する重要な情報源です。何社も回って見積もりを取るのは大変なので、インターネット見積もりの利用がおすすめです。

割引キャンペーンの実施状況・適用条件を確認する

車検業者の特徴として、競合他社を意識した割引・キャンペーンを実施している場所が多い傾向です。

メンテナンス費用のクーポン配布やオイル交換無料など、割引・キャンペーンの内容は業者によって異なります。どこがお得で使いやすいのか、適用条件を含めて比較してみましょう。

手早く業者を探したい方には、「グーネットピット」での見積もりがおすすめです。相見積もりが簡単なうえ、クーポン情報も随時掲載中!地元の業者をまとめて比較できるので、ぜひご活用ください。

https://www.goo-net.com/pit/

まとめ

格安車検は価格面で大きなメリットがありますが、「何がどうして安くなっているのか」を理解しておく必要があります。部品交換のタイミングや整備の質など、車検に通過したあとのメンテナンスも考慮しておきましょう。

車検に通過できればある程度の安全は保証されますが、車を長く安心して乗り続けるためにも、業者選びは慎重に行ないましょう。「安いから悪い・良い」とは言い切れないので、複数社を比較することが大切です。

ドライバーの性格や車の状態に合わせて、格安車検をうまく活用してください。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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