車のメンテナンス
更新日:2024.01.17 / 掲載日:2023.04.10
【グー連載コラム】クルマケア講座[パート別、リフレッシュ指南 編](2020年4月)

快適&爽快! 目的に合わせて リフレッシュ
今どきのクルマは壊れにくくなっていますが、流石にノーケアではダメ。大切な愛車は長く乗りたいもの。消耗品の交換など定期的に愛車をケアしましょう
(掲載されている内容はグー本誌2020年5月号の内容です)
愛車の不満や悩みは人それぞれ テーマを絞って効果を引き出す
ポイントを整理したうえでひとつずつ無理なく行う
メンテナンスにおいて、すべてに手を入れられればそれがベストである。しかし時間がないなど、実際は難しかったりする。だからといって、何もしないのはよくない。
そこで、ポイントを絞ってメンテナンスを行っていこう。一気に全部をやるのではなく、気になるポイントに絞ってやれば時間も手間もかからないため負担が少ない。もちろん自分のペースに合わせて、ひとつだけでなく、複数でもかまわない。
具体的なポイントは今回紹介したように目的別でもいいし、エンジンルームや足まわりなど、セクション別にメンテをしてもOKだ。
目的別リフレッシュ1:車内をクリーンに保ちたい
春は花粉の季節でもあり、その後に梅雨がやってくるため、エアコンを集中的にメンテナンスするとよい。まずはフィルターの点検と交換から。予想以上に早く汚れていることが多い。吹き出し口も同時にきれいにする。
エアコンの添加剤は効きのアップが期待でき、室内を快適にしてくれるのでオススメ。
車内が汚れていては意味なし。定期的に掃除機がけをして、ホコリなどを取り除く。
目的別リフレッシュ2:燃費をアップさせたい
燃費アップのポイントは、抵抗を減らすということ。オイル交換はこまめにするだけでなく、メーカー指定に合った粘度やグレードを選択する。また、走行抵抗という点ではタイヤの空気圧管理もしっかりと行いたい。
今やオイルは超低粘度が主流。空気圧はドアを開けたところに指示がある。
目的別リフレッシュ3:エンジンを気持ちよく回したい
気持ちよく回すには抵抗が少ないほうが有利。滑らかなフィーリングも得たいなら、価格が高めの高級オイルや添加剤を試してみるのもいいだろう。またプラグも点火効率アップに効果がある。
オイルやプラグ、エアクリーナーなど、ただ交換するだけでなく、1ランク上のものを選ぶというのが気持ちよさに効果あり。
目的別リフレッシュ4:夜道を明るく走りたい
最新のヘッドライトは明るすぎるぐらいだが、少し前のモデルだと、ライトが暗いという悩みが付いてまわる。バルブ交換もひとつの手段だが、その前にレンズまわりの手入れをしてやろう。ライト表面の曇りは専用ケミカルで磨いて落とす。
磨いても時間が経つと戻ってきてしまう。最近注目なのはクリアで塗装してしまうというリペア方法だ。
車内の除菌などについて

プラズマクラスターなどはエアコンそのものをクリーンにしてくれるだけでなく、車内環境自体にも効果を発揮する。
車内環境をクリーンに保つためには、装備にも注目したい。最近のエアコンにはプラズマクラスターが付いていることも多く、これならイオンの効果で車内環境をクリーンにしてくれる。また、最近は抗菌ステアリングなどもあり、小さなお子さんのいる人には特にオススメだ。
LEDバルブへの効果って!?

最近増えているのが、LEDの交換用バルブ。消費電力が少ないことは一見よさそうだが、実際は明るさがいまひとつのものもあるので要注意。