車のメンテナンス
更新日:2024.01.17 / 掲載日:2020.01.28
【グー連載コラム】クルマケア講座[新しい年に向けてリセット 編](2020年1月)

気持ちよく新年もドライブしたい!
今どきのクルマは壊れにくくなっていますが、流石にノーケアではダメ。大切な愛車は長く乗りたいもの。消耗品の交換など定期的に愛車をケアしましょう
(掲載されている内容はグー本誌2020年2月号の内容です)
トラブルのない新年を迎えよう 愛車の消耗品をすべて点検
新年の節目で初期化を実施ザッと見るだけでも大違い
最近のクルマは急速にメンテナンスフリー化が進んでいるのは確かで、実際に乗っていても壊れることはほとんどない。しかし、バッテリーやオイル類など、メンテナンスをしなくてはならない部分はまだ残されているのもまた事実である。
メンテナンスフリー化がこれほど進んでいるのに、今でも残っているポイントというのは、それだけ重要とも言えるわけで、放置すれば調子が悪くなるのは当然だ。
その多くは、オーナー自らが点検できるものが多い。新年を迎えるにあたって、節目としての初期化を実行。点検をしてリセットしてみるのもいいだろう。
点検は義務!?
点検簿と呼ばれるものが車載されていて、そこに項目が記載されている。
点検は義務!?
法律で定められた義務だ。これは12カ月や24カ月点検はもちろん、日常点検もユーザーに対して実施することが求められる。本来はすべての点検をユーザー自身が行うことになっていて、プロの整備士はそれを代行する存在というのが正しい。
エンジンルーム:ポイントを押さえれば難しくない!
エンジンルーム内は点検ポイントの宝庫。なにはなくともザッとでいいので点検しておきたい。ボンネットを開けたところでよくわからないと思う人もいるかもしれないが、ポイントを押えてやれば怖いことはない。
まずはボンネットを開けてみよう
ボンネットの開け方を知らない人も増えているが、運転席の足下にあるレバーを引いて、フックを外すだけ。
オイル
エンジンオイルは頭が黄色いスティックを抜いて、2本のライン間に油面があるかを見る。
バッテリー
全体の汚れを確認したら、サイドのラインに液面があるかを見る(確認不要のタイプもあり)。
エアクリーナー
エンジンの上などにあるボックスの中にある。フックを外せば取り出せるので汚れ具合を確認。
その他
ブレーキはタンク内のフルードの量を確認する。ウォッシャー液や冷却水も点検しておこう。
足まわり:下まわりもついでに見ておこう
ポピュラーなのはタイヤの空気圧の確認だが、足まわりはホイールを外さなくてもいろいろと点検ができる。4つの車輪をしっかりと見るというのはじつはあまり日常ではないこと。とくに反対側の後輪は意識して見るようにしよう。
覗いて:ホイールのデザインにもよるが、スポークの間からブレーキパッドの残量、ローターの状態を確認できる。
見て:タイヤは全体を見て、それから溝の残量、偏摩耗していないかを確認する。空気圧も測っておこう。
ゆすって:トラブルの確率は低いが、たまに不具合がみつかることがある。具体的にはゴトゴトなどの異音に注意。
闇雲に交換してはダメ

窓が開かないことも……
最近は制御が複雑なので、交換となるものが多いが不用意に手を出すことはなるべく避けたい。たとえばバッテリーは外すと、ほかの部分にエラーが出ることがある。