新型車比較・ライバル車対決
更新日:2022.01.25 / 掲載日:2021.12.02
コンパクトSUVベストバイ〜NEWロッキー/ライズ vs 定番人気モデル〜 その1
ベストバイはどれだ? コンパクトSUV最新事情

新ロッキー&ライズの登場で勢力図が塗り替わるのは必至!
最新ハイブリッド車が追加されたことで、より魅力的になったロッキー&ライズ。
ライバルモデルたちとこれまで以上の争いを繰り広げるのは間違いない。注目すべきコンパクトSUVとの関係をおさらいしてみよう。





【CHECK.01】キャビン&ユーティリティ
いずれも便利に使えるが
クロスビー&ヴェゼルがリード
いずれのモデルもゆとりの室内高がもたらす実用的なキャビン機能を備えているが、比較5車で室内長及び室内高が最も大きいのは、車体寸法が最も小さいクロスビーである。クロスビーのパッケージングや室内機能はハイト系ミニバンに準じた設計であり、後席使用時の荷室容量が狭いことはウイークポイントになるが実用性は申し分がない。その次にユーティリティに優れるのは、車体平面寸法が最大となるヴェゼル。多彩な後席格納なども便利に使えるなど、タウン&レジャー用途での使い勝手も良好だ。
残る3車の後席格納は、ヤリスクロスが3分割可倒と多少使い勝手はいいが、いずれもシングルフォールディング式。アジャスタブルデッキボードで補正できるヤリスクロス以外は、格納時の段差も大きいことが少し気になってしまう。
ロッキー/ライズ
見た目以上に広々としたキャビン
実用性の高さも売りの一つ
4m弱の全長の割には室内長は1955㎜と大きめ。1サイズ上のキックス相応のキャビンスペースが確保される。荷室も通常時奥行きは755㎜とこのクラスとしては十分な広さを持つ。
ヤリスクロス
質感に物足りなさはあるが
広さも使い勝手も優等生
質感はベーシックカー相応だが、開放感溢れるキャビン空間は魅力十分。特に後席のゆとりや4/2/4分割機構を備える荷室のユーティリティは、このクラスのモデルの中ではトップレベルだ。
キックス
広さと使い勝手は普通だが
内装の質感はクラストップ!
上級相当グレードのみの設定であるため、キャビン装備と質感の良さはとても優秀。荷室を含めたスペースのゆとりは特に秀でているとは言い難いが、普段使いならば十分な広さは確保している。
ヴェゼル
洗練されたキャビン設計に加えて
多彩なシートアレンジも魅力
低床構造を採用することもあって、天地左右にゆとりを感じるキャビン空間を確保している。後席座面チップアップ機構など、多彩なシートアレンジも大きな武器になっている。
クロスビー
見た目からは想像できない
広々としたキャビン空間を実現
ハイトミニバンのソリオ系から発展したこともあって、キャビン、特に後席のゆとりはボディサイズ以上の広さを感じることができる。通常時の荷室は手狭だがスライド機構である程度は対応可能だ。

ライタープロフィール
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。
オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。