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更新日:2021.10.26 / 掲載日:2021.10.26
シトロエン、新作映画『フレンチ・ディスパッチ』に登場 トラクシオン、タイプHなど

シトロエンは現地時間の10月25日、ウェス・アンダーソン監督の新作映画『フレンチ・ディスパッチ(THE FRENCH DISPATCH)』の劇中に、複数のモデルが登場することを明らかにした。映画の日本公開は2022年1月28日が予定されている。
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20世紀フランスの架空の町を舞台に、シトロエンのクラシックモデルが活躍

映画は、20世紀のフランスの架空の町で発行されたアメリカの雑誌「ザ・フレンチ・ディスパッチ」の最終号に掲載されたエピソードを描く。ストーリーは、20世紀のフランスを彷彿とさせる架空の町「アンニュイ・シュル・ブラゼ」で展開される。
アカデミー賞ノミネート経験をもつウェス・アンダーソン監督は、「この映画のビジュアルベース、衣装、セット…それらはすべてリサーチによって情報を得て構築されています。一種のお菓子のようで、ファンタジー的な発明品のようなものであっても、基本的にはすべて参考文献に基づいたものです」と説明した。
今回、このフランスを舞台とする映画とシトロエンのコラボレーションが明らかにされた。製作陣は撮影開始前にシトロエン・コンセルヴァトワールを訪れ、トラクシオンやタイプHなどクラシカルなモデルを中心に、ストーリーに最適な車両をチェック。また、2CV、Ami 6、DS、GSといった他のモデルも、フランスらしい街並みの中に登場するという。

トラクシオンでのカーチェイスアニメーション
フランスの町アンニュイ・シュル・ブラゼに拠点を置き、広く流通しているアメリカの雑誌「フレンチ・ディスパッチ」の編集長の死を受けて、ライターチームは全員で彼の追悼記事を書くために集まる。編集長との思い出は、「警察所長の食事室」など、映画を構成する4つのストーリーに通底する。この部分では、30年代から50年代のフランスの犯罪ドラマの雰囲気を醸し出す映像に。重要なシーンでは、現実の映像がフランスの漫画や、現地の漫画の都として知られるアングレームを彷彿とさせるアニメーションに置き換えられる。そのカーチェイスは、この時代を象徴する車「トラクシオン」で行われた。
シトロエンと映画
シトロエンは、映画の中でも存在感を発揮してきた。今年40周年を迎えた映画のために製作された特別仕様車「2 CV 007」(1981年)、『バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 』(1989年)のDS、アニメ映画『カーズ2』(2011年)のDSと2 CVなど、世界的なヒット作に登場したモデルは多数。
ウェス・アンダーソン監督の映画では、過去にも『ライフ・アクアティック』(2004年)において、2つのシーンでシトロエンにオマージュを捧げるなどしている。

映画『フレンチ・ディスパッチ』
監督:ウェス・アンダーソン
脚本:ウェス・アンダーソン
出演:ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、ベニチオ・デル・トロ、フランシス・マクドーマンド、ジェフリー・ライト、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントン、ティモシー・シャラメ、レア・セドゥ ほか
・日本公開は2022年1月28日予定
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