新型「BMW iX3」欧州で公開・予約開始　第5世代『BMW eDrive』採用のSUV

　新型BMW iX3は、第5世代のBMW eDriveテクノロジーを採用した最初のモデル。スポーツ性、優れた効率性、WLTPテスト・サイクルで最大460kmの航続距離を実現する長距離性能をもつ。

　BMW iX3のモデル・アップデート（電力消費量の合計。18.9 – 18.5 kWh/100 km、CO2排出量はcombined: 0 g/km (WLTP)）は、スポーティなオーラとドライビングプレジャーに加え、操作性やインテリアのプレミアム・キャラクターも最適化。新鮮なデザイン・アクセントは、プレミアム・ミッドサイズ・クラスのオール電化スポーツ・アクティビティ・ビークル（SAV）とBMW iXおよびBMW i4とのコンセプトおよび技術的なつながりを強調している。

　大型化したBMWキドニー・グリル、従来よりも約10mmスリム化したヘッドライト、新たに造形されたフロント・エプロンにより、存在感を増したフロント・エンド。リヤは筋肉質な表面感、印象的で立体的なLEDリア・ライト。フロントとリヤにBMW iブルーのモデル専用のアクセントが施される。

　Mスポーツ・パッケージを標準装備した新型BMW iX3。標準の19インチ・エアロダイナミクス・ホイールの代わりに、20インチの新しいMエアロダイナミクス・ホイールがオプションで用意される。アダプティブLEDヘッドライトも標準装備。BMWレーザーライトはオプションで装備可能だ。

　12.3インチのインストルメント・クラスターと、そのサイズに合わせて拡大されたコントロール・ディスプレイで構成されるフル・デジタル・スクリーン・グループ。センターコンソールには、ギア・セレクター・レバー、BMWコントローラー、スタート／ストップ・ボタン、ドライビング・エクスペリエンス・コントロール・スイッチとパーキング・ブレーキのボタンを配置した新デザインのコントロール・パネルを採用している。

　スポーツ・シート（Sensatec perforated upstery variant）とインテリア・トリム・ストリップ（Aluminium Rhombicle dark finish）を標準装備。ギア・セレクター・レバー、スタート／ストップ・ボタン、ステアリング・ホイールにはBMW iブルーのアクセントが施されている。

　電気モーター、トランスミッション、パワー・エレクトロニクスを1つの筐体におさめ高度に統合されたドライブ・システム。リアアクスルのサブフレーム内に省スペースで配置、最大出力は最高出力：210kW/286ps、最大トルク：400Nm (295 lb-ft) 。後輪に動力が送られ、0～100km/hの加速は6.8秒。

　総エネルギー量80kWhのモデル専用高電圧バッテリー。最大150kWの直流（DC）急速充電が可能な複合充電ユニット。10分間の急速充電により、WLTPサイクルでの航続距離を約100km延長できる。一度の登録で、国際的なBMW充電ネットワークでのユーザーフレンドリーで低コストな充電が可能になる。

　サステイナビリティに対するBMW iならではのアプローチとして、電気モーターの設計により、ローターの製造にレア・アース・メタルが不使用。二次的な原材料も広範に使用される。

　装備は2つのラインから選択が可能。“Inspiring”は、メタリック・ペイント、アダプティブ・サスペンション、オートマチック・テールゲート・オペレーション、パノラミック・ガラス・ルーフ、電動調整式シート、スポーツ・レザー・ステアリング・ホイール、ストレージ・パッケージ、3ゾーン・オートマチック・クライメート・コントロール・システム（プレヒート＆プレコンディショニング機能付）が含まれる。もう一方の“Impressive “では、20インチのライト・アロイ・ホイール、アコースティック・グレージング、ヴェルナスカ・レザー・トリム、BMWヘッドアップ・ディスプレイ、ハーマンカードン・サラウンド・サウンド・システム、BMW IconicSounds Electricが追加される。

　運転支援システムとしては、ステアリング＆レーン・コントロール・アシスタントを備えたドライビング・アシスタント・プロフェッショナル、ストップ＆ゴー機能付きアクティブ・クルーズ・コントロール、オートマチック・スピード・リミット・アシスト、ルート・モニタリングなど、豊富な運転支援システムが標準装備となる。また、以下も標準装備される。パーキング・アシスタント（リバーシング・アシスト・カメラ付）、リバーシング・アシスト。

　クラウドベースのナビゲーションシステム「BMWマップ」と「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」を搭載した「BMW Live Cockpit Professional」を標準装備。また、Apple CarPlayとAndroid Autoの準備が整ったスマートフォン・インテグレーション、リモート・ソフトウェア・アップグレードなど、BMWコネクテッドのデジタル・サービスも標準装備される。