中古車購入ガイド
更新日:2023.07.14 / 掲載日:2021.07.27
【はじめてのクルマ探し】車の走行距離からみる中古車購入時のポイントや注意点とは

中古車購入時の重要なポイントとなる走行距離ですが、平均的な中古車はどのくらい走っているものなのでしょうか?実は中古車を購入する際に走行距離が大きく販売価格に関わる要素となっております。そこで今回は、車の走行距離から見る中古車購入時の注目ポイントや注意点をご紹介いたします。
そもそも一般的な車の走行距離の目安とは?
走行距離が短ければ「状態が良い」可能性が高いですが、何kmくらいなら走行距離が短いといえるのでしょうか?また、走行距離が短ければ短いほど良いとは言い切れないケースもあります。この章では、一般的な車の走行距離の目安や注意点について解説します。
1年に1万キロが走行距離の目安
一般的に、走行距離の目安は「1年に1万km」といわれています。つまり、5年経っていれば5万km、10年経っていれば10万kmが一般的な走行距離だということです。5年で2~3万kmや、10年で5~6万kmなどは、走行距離の少ない部類に入ります。
この基準で走行距離の少ない車は、同じ車種で、同時期の年式であっても、走行距離が多い車より高めに売り値を設定されていることが多くなります。
注意ポイント:極端に走行距離が短い中古車は注意
しかし、10年経っているのに2~3万kmしか走っていないなど、極端に走行距離が少ない場合は、一般的な走行距離に対する価格に比べてそれほど価格が高くない可能性があります。これほどまでに走行距離が少ない車は、長い間動かさずに放置されていた期間があったと考えられるためです。
車などの機械製品は、定期的に動かしている方が調子が良いことが多く、あまり動かさず放置していると故障の原因が増えてしまうこともあるので、年数の割にあまりにも走行距離が少ない車にも注意が必要です。
では中古車の購入目安となる走行距離はどのくらい?
車の寿命は10年・10万キロともいわれてきましたが、車の性能は年々良くなっているので、今では10万キロを超えていても、整備や修理を確りと行っていれば安全に走行することができます。なので実は中古車購入の際に注目すべきは、走行距離よりもその車のメンテナンス状況が重要となります。
実は重要チェックポイントは、「走行距離」≦「メンテナンス状態」
クルマを購入の際に大事になってくるのは、メンテナンスの状態がもっとも重要な要素となります。前オーナーのメンテナンス状況は中古車の寿命に大きく影響します。走行距離が短くてもメンテナンスが適切に行われていなければ安心して乗ることはできません。メンテナンスのチェックポイントは以下の通りです。
・エンジンオイルやバッテリーの状態
・タイヤやボディの劣化、損傷
・ブレーキパッドの摩耗
・内装の状態
等々
中古車を購入する際には、メンテナンス状態や修理の履歴を公開し、しっかりと対策が取られた店舗で購入するように心がけましょう。タイヤや内装などの目視できる部分やエンジン音など自分でチェックができる点は店頭でチェックしましょう。
中古車購入時の確認すべき点
とはいうものの車があまり詳しくない人がメンテナンス状況を確認するのは難しいですよね。そこで初心者でも分かりやすく、車のメンテナンス状態や車の状態を確認できる方法をご紹介します。
記録簿の有無
中古車には「記録簿」と言うものがついており、確りとメンテナンスがされている車はこの記録簿(コンディションシート、整備手帳とも言います)に記載があります。まず車を探す時にはこの記録簿の記入の有無を確りと確認しましょう。
記録簿とは、その車が過去にどのような整備を行ったかを記入し記録するものです。正式には定期点検整備記録簿と呼ばれ、24ヶ月点検や12ヶ月点検といった、法定点検(車検)の際に必ず記入しなければならないものです。
また、修理や整備を行った際にも記入する必要があります。中古車購入の際に記録簿を見ることによって、前のオーナーがどの位の頻度で整備を行っているか、エンジンオイルなどを交換した時期はいつかなどを知ることができ、中古車を安心して購入することができます。
実はあまり知られてはいませんがこの記録簿の有無だけで、販売業者さんが買い付けを行うオークションの相場が左右する重要な要素になっています。
プロの鑑定士による第三者機関の鑑定情報
記録簿以外で中古車購入をする際に、是非確認して欲しい内容はその車の「健康診断書」にあたる、「第三者機関の鑑定情報」です。世の中には中古車の車輛状態を記載している色々な鑑定情報書がありますが、グーネットの場合はグー鑑定と言う鑑定情報があります。

グー鑑定とは、皆さんに代わってプロの鑑定師が中古車を様々な角度から厳しい目で観察し、車両状態を鑑定するサービスとなります。第三者機関のプロの鑑定師により厳正なチェックを行って、公正にグレードを定めてくれています。第三者機関とはNPO法人「日本自動車鑑定協会」と言われているところで中古車販売店でも、他のユーザーでもなく、公正な立場で鑑定をするので客観的な視点で中古車の状況を確認しています。
鑑定項目は外装、内装、機関、骨格の4つとなっており、プロの鑑定師が入念かつ厳しいチェックを通して、それぞれの項目について5段階のグレードを定めています。内装や外装の傷などを確認するツールとして良く使われますが、修復歴車の場合は修復歴の場所の確認や、おすすめの確認点は消耗品で購入時に盲点になりやすいタイヤの残り溝やひび割れ状況などを確認して下さい。
まとめ
中古車を選ぶ際に走行距離以上に重要ともいえるポイントが、中古車のメンテナンス状況です。中古車の場合、購入後に長く安全に乗れるかどうかは車の選び方によっても大きく異なります。
メンテナンス状況を確認するには「記録簿の有無」確認や「グー鑑定」の確認も是非忘れずに行ってみてください。中古車購入には思ったよりも色々と考えないといけない要素が多くあり、自分で色々と考えて選んでいくことは大変で時間がかかってしまう事も多いです。大きな買い物なので時間がかかるだけならまだしも、損をしてしまう買い方だけはしないように気を付けてください。
より「効率的に」、「賢く」中古車購入のお手伝いをさせて頂いているのが「はじクル」です。「はじクル」ではあなたへおすすめのお車を一緒にお探しします!是非お気軽にご相談下さい!