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更新日:2021.03.02 / 掲載日:2021.03.02

アウディ A3の狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

アウディ A3

ハッチバックならではのスポーティーな雰囲気とステーションワゴンを彷彿とさせる洗練されたスタイルが印象的なアウディ A3に関して、今回はグレード別に紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

アウディ A3の歴史

A3は、アウディにおけるCセグメントの乗用車で、国内で販売されるアウディ車の中ではA1の次にコンパクトなモデルです。

1996年にA3の初代が登場しますが、日本で発売されたのは翌年でした。プラットフォームには、アウディの親会社でもあるフォルクスワーゲンのゴルフと共通のものが採用されています。A3は全長4300mm前後に全幅1700mm台というサイズ感で、比較的狭小路の多い日本の道路でも扱いやすいのが特徴です。導入当初は、3ドアハッチバックモデルの「A3 1.8」が設定されました。

2003年に2代目が登場。この世代から、5ドアハッチバックボディのスポーツバックがラインナップされるようになります。日本では、2004年より発売が開始されました。このとき設定されたグレードは、以下の3つです。
・A3 スポーツバック 2.0FSI
・A3 スポーツバック 2.0TFSI
・A3 スポーツバック 3.2クワトロ

2005年には、「A3 スポーツバック アトラクション」が新たに追加されました。同時に、A3スポーツバック専用に開発されたオープンスカイルーフが全グレードにオプションで設定できるようになっています。

2008年のマイナーチェンジでは、グレード体系の変更が行われ、グレードも以下の3つに変更となりました。
・A3 スポーツバック 1.4TFSI
・A3 スポーツバック 1.8TFSI
・A3 スポーツバック 2.0TFSI クワトロ

2012年には3代目が登場。先代から引き続き設定されるA3 スポーツバック 1.4TFSIに加え、「A3 スポーツバック 1.8TFSI クワトロ」が設定されました。その数か月後には、エントリーモデルの「A3 スポーツバック 1.4TFSI シリンダーオンデマンド」を追加で設定しています。

2020年に、日本では下記の特別仕様車が販売されました。
・A3 スポーツバック 30TFSI シグネチャーエディション
・A3 スポーツバック 30TFSI スポーツ シグネチャーエディション
・A3 スポーツバック 40TFSI クワトロ スポーツシグネチャーエディション

同年、ドイツ本国ではフルモデルチェンジが行われ、すでに新型の4代目が登場しています。しかし、日本はまだ導入されていないため、一日も早く輸入が開始されるのを期待したいところです。

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A3 スポーツバック 30TFSI シグネチャーエディション

A3 スポーツバック 30TFSI シグネチャーエディション

2020年設定の特別仕様車「A3 スポーツバック 30TFSI シグネチャーエディション」

A3 スポーツバック 30TFSI シグネチャーエディションは、日本での3代目である2020年に設定された特別仕様車です。1.4L直列4気筒DOHCターボチャージャーエンジンを搭載しています。

これまでのA3では、オプション装備だったLEDライトパッケージやコンビニエンスパッケージ、ドアエントリーライトを標準で装備しました。その他には、フルオートエアコンや本革巻きステアリング、UVカットガラスなどを装備しています。

中古で購入する際の目安となる予算

A3 スポーツバック TFSI シグネチャーエディションを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介したいところですが、現時点の中古車市場には1台も流通していないため、中古車の相場を割り出すことができませんでした。

そもそも、このグレードは2020年の4月に登場したばかりの特別仕様車です。まだ登場から1年も経過していないグレードのため、中古車として出回るのはまだまだ先だと考えられるので、現時点で手に入れるのは困難でしょう。

先代モデルとの比較

3代目(現行モデル):2020年~
A3 スポーツバック 30TFSI シグネチャーエディションは、3代目に設定された特別仕様車です。

ドイツ本国では4代目にフルモデルチェンジしていますが、日本はまだ4代目は導入されていません。FF+7速 DCTのエントリーグレードであるA3 スポーツバック 30TFSIをベースとして開発されました。

LEDライトパッケージやコンビニエンスパッケージ・アクセサリーのドアエントリーライトなど、ベース車ではオプション設定されていたものを標準装備しているのが特徴です。また、新たにワイヤレスチャージングやアウディスポーツ製の18インチアルミホイールを含むテクノロジーパッケージを、オプションで追加することができます。

A3 スポーツバック 30TFSI シグネチャーエディションの中古車は、現時点では1台も流通していませんでした。まだ新車としても販売中のグレードのため、当分の間は中古車市場に出回る可能性はかなり低いでしょう。どうしてもこのグレードを手に入れたいのであれば、根気よく中古車として出回るのを待つしかありません。

エンジンは1.4L直列4気筒ターボ最高出力122ps。ボディサイズは全長4325mm×全幅1785mm×全高1435mmです。

人気のあるカラー

A3 スポーツバック 30TFSI シグネチャーエディションのボディカラーは、下記の8色が設定されています。

・アイビスホワイト
・モンスーングレーメタリック
・ミトスブラックメタリック
・グレイシアホワイトメタリック
・コスモスブルーメタリック
・フロレットシルバーメタリック
・タンゴレッドメタリック
・マコウブルークリスタルエフェクト

この中では、パール塗装が施された白色の「グレイシアホワイトメタリック」が人気です。

A3 スポーツバック 40TFSI クワトロ

A3 スポーツバック 2.0TFSI クワトロから名称を変更して登場した「A3 スポーツバック 40TFSI クワトロ」

A3 スポーツバック 40TFSI クワトロは、3代目の2018年に設定されたグレードです。もともとA3 スポーツバック 2.0TFSI クワトロと呼ばれていましたが、2018年の仕様変更によりグレード名が変更されて今の名で登場しています。

旧グレード名のとおり、2.0Lのターボエンジンを搭載。スムーズな変速と伝達効率の高い7速DCTと、アウディのお家芸であるクワトロという四輪駆動方式を組み合わせることで、動力を確実に路面に伝えてくれるグレードです。

中古で購入する際の目安となる予算

A3 スポーツバック 40TFSI クワトロを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2018年式:流通量希少により算出不可
2019年式:364万円
2020年式:流通量希少により算出不可

A3 スポーツバック 40TFSI クワトロは、現時点の中古車市場にはたった1台しか流通していません。まだ、新しいモデルなので新車よりも40万円弱安いといった程度の価格となっています。

先代モデルとの比較

3代目:2018年~2020年
A3 スポーツバック 40TFSI クワトロは、2018年に設定されたグレードで、2.0Lのターボエンジンに7速DCT・四輪駆動が組み合わされています。四輪駆動のシステムはクワトロという名称で幅広く知られており、悪路での走破性だけでなく、オンロードでの高い加速性能を誇っているのが特徴です。

エアコンはマニュアル式ですが、運転席をスポーティーに装う革巻きステアリング、高速道路などで重宝するアダプティブクルーズコントロールなどが標準装備されています。また、オプションでサンルーフを選ぶことが可能で、開放感を味わうことも可能です。もちろん安全装備も万全で、自動ブレーキをはじめとしたアウディプレセンスが標準で装備されています。

このグレードの中古車は、現時点で流通しているのはたった1台だけです。まだ登場して数年しか経っていないことに加え、車両状態もよいので価格は高値で取引されています。しかし、クワトロを搭載した標準グレードとして装備も充実しているので、今後中古車の流通が増えることを期待して少し待ってみるのもいいかもしれません。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力190ps。ボディサイズは全長4325mm×全幅1785mm×全高1450mmです。

人気のあるカラー

A3 スポーツバック 40TFSI クワトロのボディカラーは、下記の9色が設定されています。

・アイビスホワイト
・ミトスブラックメタリック
・グレイシアホワイトメタリック
・モンスーングレーメタリック
・ベガスイエロー
・コスモスブルーメタリック
・フロレットシルバーメタリック
・タンゴレッドメタリック
・マコウブルークリスタルエフェクト

この中では、パール塗装が施された白色の「グレイシアホワイトメタリック」が人気です。

A3 スポーツバック 1.4TFSI

A3 スポーツバック 1.4TFSI

2代目のエントリーグレード「A3 スポーツバック 1.4TFSI」

A3 スポーツバック 1.4TFSIは、2代目の2008年から設定されたグレードです。A3のラインナップされているグレードの中で、エントリーグレードとして位置づけられています。

1.4Lのターボエンジンに7速DCTが組み合わされ、普段使いには不足のない動力性能を持つのが特徴です。駆動方式がFFだけなのは残念ですが、本革巻きステアリングやアダプティブクルーズコントロールなどの装備が充実しているため、A3の魅力を手軽に味わえます。

中古で購入する際の目安となる予算

A3 スポーツバック 1.4TFSIを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2008年式:60万円
2009年式:25万円~82万円
2010年式:17万円~89万円
2011年式:29万円~119万円
2012年式:48万円~133万円
2013年式:69万円~173万円
2014年式:78万円~168万円
2015年式:98万円~189万円
2016年式:119万円~198万円
2017年式:179万円~248万円
2018年式:167万円~275万円

このグレードの中古車は台数が豊富で金額感もさまざまなので、条件に合った車両を探しやすいでしょう。

先代モデルとの比較

2代目:2008年~2013年
A3 スポーツバック 1.4TFSIは、2代目誕生当初から設定されているグレードです。グレード名のとおり直列4気筒 1.4L 直噴ターボを搭載し、Sトロニックとよばれる7速DCTを介して前輪を駆動します。決してスポーティーとはいえませんが、アウディ車の入門用としては最適なモデルです。

この世代の中古車は、現時点の中古車市場で、およそ90台が確認できます。十分な台数とまではいえないものの、探し出すのにさほど苦労はしないでしょう。

エンジンは1.4L直列4気筒ターボ最高出力125ps。ボディサイズは全長4290mm×全幅1765mm×全高1430mmです。

3代目:2013年~2018年
この世代のA3 スポーツバック 1.4TFSIも、先代と同様1.4Lのターボエンジンと7速DCT・FFという組み合わせです。わずかに全長が長くなりましたが、サイズ感もほぼ同等で扱いやすい大きさとなっています。

この世代の中古車は、現時点で200台以上が流通しているので、豊富な選択肢の中から条件に合った車両を探せるでしょう。

エンジンは1.4L直列4気筒ターボ最高出力122ps。ボディサイズは全長4325mm×全幅1785mm×全高1450mmです。

人気のあるカラー

A3 スポーツバック 1.4TFSIのボディカラーは、下記の11色が設定されています。

・アイビスホワイト
・コンドルグレーメタリック
・アイスシルバーメタリック
・ブリリアントレッド
・ダカールベージュメタリック
・ファントムブラックパールエフェクト
・ディープシーブルーパールエフェクト
・メタルグレーパールエフェクト
・ラバグレーパールエフェクト
・アイスブルーパールエフェクト
・グラスブルーパールエフェクト

この中では、純白の「アイビスホワイト」が人気です。

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A3 スポーツバック 30TFSI

日本に輸入される中で、最もベーシックな「A3 スポーツバック 30TFSI」

A3 スポーツバック 30TFSIは、3代目の2018年にA3のラインアップが見直しされた際に登場したグレードです。

旧グレード名であるA3 スポーツバック 1.4TFSIと同じく、1.4Lターボエンジンに7速DCTが組み合わされ、前輪を駆動します。パワートレインが多様化する中で、アウディ車はグレード名に排気量をつけるのをやめ、出力の差を数字で表すようになりました。

このグレードは日本国内に輸入される中で、最もベーシックなグレードに相当します。

中古で購入する際の目安となる予算

A3 スポーツバック 30TFSIを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2018年式:流通量希少により算出不可
2019年式:258万円~325万円
2020年式:234万円~309万円
2021年式:流通量希少により算出不可

価格帯は幅がありますが、年式が新しく走行距離も少ないものが多いため、それぞれの車両のコンディションや装備の違いが中古車価格に反映されています。

先代モデルとの比較

3代目:2018年~2020年
A3 スポーツバック 30TFSIは、以前のグレード名であるA3 スポーツバック 1.4TFSIと同様、1.4Lのターボエンジンに7速DCT・FFが組み合わせられたグレードです。スポーティーな走行には力不足を感じるかもしれませんが、日常で使う車としては不満のない性能が特徴。

また、ベーシックグレードながら、アウディブランドの乗用車としてプレミアム感のあるエクステリア・インテリアを採用しました。エアコンこそマニュアル式ですが、本革巻きステアリングや16インチアルミホイールなどが装備されています。

現時点の中古車市場では、A3 スポーツバック 30TFSIは50台近く流通しているようです。モデル末期ということも影響しているためか、年式が新しい割に台数は多くはありません。年式は古くなってしまうものの、ほぼ同等の装備が備わっているA3 スポーツバック 1.4TFSIもあわせて検討すれば、より中古車の選択の幅は広がるでしょう。

エンジンは1.4L直列4気筒ターボ最高出力122ps。ボディサイズは全長4325mm×全幅1785mm×全高1450mmです。

人気のあるカラー

A3 スポーツバック 30TFSIのボディカラーは、下記の9色が設定されています。

・アイビスホワイト
・ミトスブラックメタリック
・グレイシアホワイトメタリック
・モンスーングレーメタリック
・ベガスイエロー
・コスモスブルーメタリック
・フロレットシルバーメタリック
・タンゴレッドメタリック
・マコウブルークリスタルエフェクト

この中では、パール塗装が施された白色の「グレイシアホワイトメタリック」が人気です。

アウディ A3 スポーツバック 30TFSIの中古車を探す

※本記事は、2021年2月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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