中古車購入チェックポイント
更新日:2020.11.10 / 掲載日:2020.11.10
【グー連載コラム】車両チェックマイスターへの道 (2020年11月)

実際に中古車販売店を訪れた際にどんな部分をどうチェックすべきか。
クルマの部位ごとに見ておくべきポイントを紹介していこう。
(掲載されている内容はグー本誌2020年12月号の内容です)
【車種別チェックポイント】 ダイハツ ウェイク編

KEY POINT
荷室の状態やアレンジの操作方法をはじめとした実用性に影響する機能がきちんと使えるかどうかしっかりと確認したい。
中古車中心相場:90万から160万円 新車販売時期:2014年11月から
スーパーハイトワゴンは、広い室内空間を活かして実現した優れた居住性や実用性を魅力とし、多彩な用途に対応できることで人気を集めている。ウェイクはこうした特徴に加え、レジャーで重宝する機能を備えた新ジャンルの軽自動車として注目された。全高1800mmを超える箱型フォルムは、一見、商用バンのような佇まいだが、それが独特ともいえる個性を主張している。
登場から6年を経過したが、実用性の高さは初期型から変わらず優秀。標準仕様のほか、アウトドア総合ブランド「モンベル」や、サーファー向け波情報サイト「波伝説」とコラボレーションした特別仕様車が選べるなど、バリエーションも多彩で、用途に応じた選択が可能だ。機能面では16年にスマートアシスト2を、17年11月の改良ではスマートアシスト3を採用して、安全性の向上が図られている。
車両のチェックポイントはいくつかあるが、やはり実用車として使われていたケースを考慮すべきだろう。特に荷室フロアやシートに傷や汚れが目立つ場合は、扱いが粗雑だったと判断できる。そうした車両はメンテナンスに不備があった可能性も考えられるので注意が必要だ。また、収納やシートアレンジなどの実用装備の使い方も確認しておきたい。
【チェックポイント1】 オイル交換の履歴は?

エンジンの寿命に影響するオイルの交換頻度は要確認。交換歴はもちろん、レベルゲージや、オイルキャップ内の状態も見ておきたい。
【チェックポイント2】エアコンの効き具合

室内の広さが魅力のモデルだけに、エアコンに負担がかかっている可能性もあり。実際に使用して、ガスの抜けなどをチェックしたい。
【チェックポイント3】リアゲート周辺の傷

大きく開く構造のゲートを備えており、開閉時に壁などに当てて傷が付いてしまうこともある。ゲート下部に損傷がないか確認しよう。
【チェックポイント4】シートの機能を確認

後席ロングスライド、助手席の前倒し機構など、シートに備わった多彩な機能が支障なくスムーズに操作できるかチェックしておこう。
【チェックポイント5】電動ならリモコンも操作

スライドドアは電動、手動を問わず開閉動作がスムーズか確認。リモコンキーでの開閉動作が正常かどうかもチェックポイントだ。
【チェックポイント6】フロアのコンディション

優れた積載性も同車の武器のひとつだが、荷室フロアや後席シートバックに大きな傷が付いていないかどうか確認しておこう。
レジャーエディションなら趣味を強力にサポートできる
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レジャーエディションは、上下2段調節式デッキボードやユーティリティフック、荷室床面フックといった荷室の使い勝手を高める機能が充実。クルマを趣味や遊びに使いたいと考えるならオススメの選択となる。
撮影/フォッケウルフ
※写真はすべて現行型。
※中古車価格はグーネット 2020年10月調べ。記事中の価格は参考であり、中古車価格を保証するものではありません。