徹底分析中古車相場
更新日:2019.04.08 / 掲載日:2019.04.08
スバルのスポーツカー(中古価格・値段相場・特徴等)を一覧でまとめてみた
グーネット編集チーム
スバルは飛行機を製造する企業であった「中島飛行機」をルーツに持つ、群馬県発祥の自動車メーカーです。
戦後は新たに民間飛行機の製造を皮切りに、現在では自動車・航空宇宙の2つの事業を柱に展開しています。
1953年に「富士重工業株式会社」へ改称し、2017年には自動車のブランドとして長年親しまれる「株式会社SUBARU」へ社名も変更されました。
自動車関連では愛らしい「てんとう虫」の愛称でベストセラーとなった軽乗用車「360」を1958年に発売しました。スバルならではの飛行機作りで培った技術が活かされ、徹底した軽量化や優れたスペース効率を採り入れた、エポックメイキングな名車として知られます。
「スバル360」をはじめ、後継モデルの「R2」にもスポーティなモデル「ヤングSS」や「SS」など、当時の若者を意識したスポーツモデルが用意されていました。
絶対的な動力性能では量れない「運転が楽しい」「爽快な走り」を提供するモデルとして、現在のスポーツカーの礎とも言えるクルマ作りが1960年代よりなされていました。
その後もスバルのアイデンティティとも言える、水平対向エンジンや4輪駆動システムを備えた小型乗用車「レオーネ」の誕生から、「レガシィ」「インプレッサ」を経て、現在の「WRX」までラリーやサーキットを通じて、第一線級のスポーツ性能を誇る、文字通りスポーツカーと言えるでしょう。
スバル車のスポーツカーの特徴としては、4ドアセダンやステーションワゴンなど、他メーカーとは違ったボディタイプの車種をベースにしているモデルが多い点が大きな違いです。
ここでは、スバルのスポーツカーの代表的な車種をご紹介します。
インプレッサ
グーネット編集チーム
インプレッサは、ラリーシーンの競争力を高めるために、それまでのレガシィをコンパクトにまとめたモデルとして位置づけられます。
1992年誕生の初代モデルより、ハイパワーなインタークーラー付ターボエンジンを搭載し、路面に効率良く駆動を伝える先進のAWDシステムを採用し、見切りの良いコンパクトなボディと併せて、戦闘力の高いスポーツカーとして開発されました。
名機として今でも語られる2.0L/2.5Lターボエンジン「EJ20/ EJ25」の進化とともに、当初は控えめなブリスターフェンダーを備えるスリークなスタイリングから、大きく張り出した前後フェンダーをはじめ、大量の空気を吸い込むための大型ボンネットダクト、リヤタイヤの接地性を高めるためのトランクにそびえる大型リヤスポイラーの装着など、躍動感あふれる4WDスポーツモデルとして、唯一無二の存在感を放ちます。
世代により4ドアセダン、5ドアハッチバックモデルがラインナップされています。
インプレッサのおすすめ人気車種・グレード
スバル インプレッサ(IMPREZA)WRX STI(2014年4月モデル)
乗車人員:5名
駆動方式:フルタイム4WD
タイヤサイズ:(前)245/40R18(後)245/40R18
エンジンタイプ:EJ20型 水平対向4気筒DOHC16バルブターボ
排気量:1994cc
最高出力:308ps(227kW)/6400rpm
最大トルク:43.0kg・m(422N・m)/4400rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:9.4km/L
車両重量:1490kg
新車価格:3,844,800円
自動車税:年間39,500円 ※
※自動車税は2019年1月時点で参照したものとなります。
インプレッサの価格相場(2019年1月時点)
新車価格帯:101~593万円
中古車価格帯:7.8~678万円
中古車平均価格相場:111.4万円
レヴォーグ
グーネット編集チーム
レヴォーグはツーリングワゴンボディを持つ、実用性とスポーツ性を兼ね備えた、「レオーネツーリングワゴン」の流れをくむモデルとして2014年6月に誕生しました。
ツーリングワゴンとしての多目的に活躍する利便性や汎用性を備えながら、「スバル360」から脈々と継承させる運転が楽しくなる操縦性能に加え、最新のプリクラッシュセイフティ技術である「EyeSight(ver.3)」を搭載するモダンなスバルの基幹モデルとして位置づけられるスポーツツアラーです。
優れた環境性能と動力性能を両立するダウンサイジング1.6L水平対向4気筒直噴ターボエンジン、全域にわたり圧倒的な加速性能を誇る、燃費性能も大きく向上した新世代2.0L水平対向4気筒直噴ターボエンジンが設定され、いずれもスポーツカーとしての資質を備えた高次元の走りを提供するモデルです。
レヴォーグのおすすめ人気車種・グレード
スバル レヴォーグ(LEVORG)2.0STIスポーツアイサイト(2017年8月)
乗車人員:5名
駆動方式:フルタイム4WD
タイヤサイズ:(前)225/45R18(後)225/45R18
エンジンタイプ:FA20型 水平対向4気筒DOHC16バルブターボ
排気量:1998cc
最高出力:300ps(221kW)/5600rpm
最大トルク:40.8kg・m(400N・m)/2000~4800rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:13.2km/L
車両重量:1570kg
新車価格:4,050,000円
自動車税:年間39,500円 ※
自動車税は2019年1月時点で参照したものとなります。
レヴォーグの価格相場(2019年1月時点)
新車価格帯:266~405万円
中古車価格帯:109.8~415.8万円
中古車平均価格相場:223.0万円
WRX STI
グーネット編集チーム
WRX STIはスバルの現行モデルの中、最もスポーツ性を高めた4ドアセダンです。
従来の「インプレッサWRX STI」の後継モデルに位置づけられます。
ハイパフォーマンススポーツ4ドアセダン「WRX S4」と同様にインプレッサからのキャリーオーバーとなる、吹け上がりの良いショートストローク型2.0L水平対向4気筒ターボエンジン「EJ20」を搭載しながら、ショートストローク&クロスレシオ化された6速マニュアルトランスミッションを組み合わせ、パワーバンドを積極的に使ったダイレクトで本格的なスポーツ走行を可能にするトップグレードモデルとして2014年8月に誕生しました。
「WRX S4」をベースとしながら、さらにブレーキやボディの強化やセンターデフの制御、専用の倒立式フロントストラットサスペンションを採用する足回りなど広範囲に手が加えられています。
また、スバルの代名詞とも言える程、普及が進んでいる評価の高いプリクラッシュセイフティ技術である運転支援システム「EyeSight(ver.3)」をあえて装着しない点もサーキット走行を想定したスポーツモデルならではの特徴と言えるでしょう。
普段はファミリーユースにも使用可能な居住性を備えながら、圧倒的な動力性能を備えるスバルが世界に誇るスポーツカーです。
車名の「WRX STI」は世界ラリー選手権「WRC」、本格的なラリー選手権が始まった記念すべき「レオーネ」のホットバージョン「RX」、レース車両の開発やスポーツモデルを手掛ける「STI(スバルテクニカルインターナショナル)」に由来し、インプレッサの時代から最もホットなモデルに使用されるグレードでした。
WRX STIのおすすめ人気車種・グレード
スバル WRX STI(WRX_STI)STI(2017年6月モデル)
乗車人員:5名
駆動方式:フルタイム4WD
タイヤサイズ:(前)245/40R18(後)245/40R18
エンジンタイプ:EJ20型 水平対向4気筒DOHC16バルブICターボ
排気量:1994cc
最高出力:308ps(227kW)/6400rpm
最大トルク:43.0kg・m(422N・m)/4400rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:9.4km/L
車両重量:1490kg
新車価格:3,866,400円
自動車税:年間39,500円 ※
※自動車税は2019年1月時点で参照したものとなります。
WRX STIの価格相場(2019年1月時点)
新車価格帯:379~710万円
中古車価格帯:235~835万円
中古車平均価格相場:301.7万円