徹底分析中古車相場
更新日:2019.03.25 / 掲載日:2019.03.25
BMWのスポーツカー(中古価格・値段相場・特徴等)を一覧でまとめてみた
グーネット編集チーム
ドイツバイエルンに本社を構えるBMWは1916年に創業した歴史ある自動車メーカーです。
社名は「Bayerische Motoren Werke」の頭文字に由来し、直訳するとバイエルン地方のエンジン工場を表しており、バイエルン発動機製造株式会社の略称として約100年にわたり親しまれています。
エンブレムの青と白はバイエルンの青い空と雲を表しており、併せて飛行機のプロペラを表現しており、地元に根付いた航空機エンジンメーカーがその起源です。
戦前より水平対向エンジンを搭載する耐久性の高い、高性能オートバイや4輪車の製造を開始し、戦時中には時代背景から戦闘機のエンジンを量産します。
現在でもBMWのフロントマスクを飾るキドニーグリルは、1933年にリリースされた「303」から、デザインを変えながら使用されており、シンボリックなアイコンと言えるでしょう。
アウトバーンを持つドイツ製の高性能自動車メーカーであるBMWの歴史は、スポーツカーの歴史でもあり、ツーリングレースやフォーミュラーレーシングカーへの参戦を積極的に行い、市販車へたくさんの技術がフィードバックされます。
KKK製ターボチャージャーとインジェクションを搭載し、オーバーフェンダーやエアロパーツを備える「2002ターボ」、1978年に登場したスーパーカー然とした低く構えたシルエットが個性的なミッドシップスポーツカー「M1」、大きく張り出したブリスターフェンダーや大型リヤスポイラーが圧倒的な迫力を醸し出す初代「M3」など、エポックメイキングなスポーツカーが数多く存在します。
ここでは、BMWのスポーツカーの代表的な車種をご紹介します。
M3
グーネット編集チーム
ボクシーなセダンながら高性能エンジンを搭載し、BMWのスポーティサルーンのポジションを決定づけた「2002」の後継モデルである「3シリーズ」に、1989年1月に追加されたスポーツモデルです。
車名の「M」はBMWのレース部門であるBMW M(BMWモータースポーツ:現BMW M GmbH)社が手掛けるコンペティションモデルに由来します。
3色カラーのMバッチ、ハイパワーエンジンのヘッドカバーに刻まれた誇らしい「M POWER」、身体をしっかりホールドするバケットシートをはじめ、剛性を高めたボディやサスペンションなど、ベースとなるノーマルの「3シリーズ」とは、基本的な意匠は踏襲しますが、全く別の車種と言える高性能スポーツカーと位置付けられます。
その後もベースとなる「3シリーズ」のフルモデルチェンジに合わせ進化を続け、現在では5代目となり、世界のベンチマーク高性能スポーツカーとして不動のポジションを築いています。
先代の4.0 L V型8気筒NAエンジンから、「シルキーシックス」と称されるBMWの高性能エンジンの代名詞とも言える新開発3.0L 直列6気筒エンジンにツインターボを装着し、7速M DCT Drivelogicを組み合わせ、スキルに応じたダイナミックな走行性能を誇ります。
M3のおすすめ人気車種・グレード
BMW M3(M3)M3セダン(2014年7月モデル)
乗車人員:5名
駆動方式:FR
タイヤサイズ:(前)255/40ZR18(後)275/40ZR18
エンジンタイプ:S55B30A型 直列6気筒DOHCツインターボ
排気量:2979cc
最高出力:431ps(317kW)/7300rpm
最大トルク:56.1kg・m(550N・m)/1850~5500rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:12.2km/L
車両重量:1640kg
新車価格:11,040,000円
自動車税:年間51,000円 ※
※自動車税は2019年1月時点で参照したものとなります。
M3の価格相場(2019年2月26日時点)
新車価格帯:658~1,578万円
中古車価格帯:115~1,550万円
中古車平均価格相場:80.4万円
M2
グーネット編集チーム
M3の成り立ちと同様に、M2は「2シリーズ」をベースに、ハイパワーエンジンやトレッドを拡張したグラマラスなスタイリングが印象的なBMW M社が手掛ける高性能コンパクトスポーツカーです。
上位モデルの「M3」と同じパワーユニットながら、高性能自然吸気エンジンにも似た官能的な回転フィールを伴い、オーバーブースト機能により最大51.0kgmまでトルクを高める、シャープなレスポンスと圧倒的な動力性能を実現する3.0L直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンを搭載しています。
リヤオーバーハングを切り詰めながら、全幅1855mmのワイドなディメンションを持つコンパクトボディは、理想的な前後の重量配分50:50を実現し、7速M DCT Drivelogicの搭載と相まって、ドライバーを刺激するダイナミックな走行性能を誇ります。
「M」シリーズの中では数字が表す通り、最もコンパクトなモデルながら、「M」バッチに相応しい卓説したパフォーマンスを備えたスポーツカーです。
M2のおすすめ人気車種・グレード
BMW M2(M2)M2セダン(2016年1月モデル)
乗車人員:4名
駆動方式:FR
タイヤサイズ:(前)245/35R19(後)265/35R19
エンジンタイプ:N55B30A型 直列6気筒DOHCターボ
排気量:2979cc
最高出力:370ps(272kW)/6500rpm
最大トルク:47.4kg・m(465N・m)/1400~5560rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:12.3km/L
車両重量:1580kg
新車価格:7,700,000円
自動車税:年間51,000円 ※
※自動車税は2019年1月時点で参照したものとなります。
M2の価格相場(2019年2月26日時点)
新車価格帯:768~898万円
中古車価格帯:478~778万円
中古車平均価格相場:—-万円
Z4
グーネット編集チーム
BMWのラインナップには戦前よりオープンボディのスポーツモデルが設定されてきました。
BMWではオープンボディを「ロードスター」と名づけ、1934年誕生の「315/1」以来、数々のモデルをリリースしてきました。
「315/1」の誕生から約70年が経過し、「Z3ロードスター」の後継モデルとして誕生したのが初代「Z4」です。
スポーツカーらしい伝統的なロングノーズ&ショートデッキスタイルを採り入れた2シーター後輪駆動スポーツカーとして、日本では2003年1月より販売を開始しました。
寝かされたフロントウインドウガラス、ボディサイドを走る大胆なキャラクターラインに加え、ソフトトップを備えた上品な佇まいなど、四季を通じてオープンエアを満喫できるスポーツカーとして高い人気を誇りました。途中、クローズドトップのクーペモデルやM社が手掛けるハイパワーな「M」グレードも追加されます。
2009年5月には2代目へとフルモデルチェンジが実施され、初のリトラクタブルハードトップを装備し、内外装デザインもモダンでラグジュアリーな意匠を採り入れるなど、よりプレミアム性を高めています。
販売時期により搭載されるパワーユニットは異なり、2.0 L 直列4気筒DOHCツインターボエンジン+8AT、 2.5L 直列6気筒DOHC自然吸気エンジン+6ATもしくは3.0L 直列6気筒DOHCツインターボエンジン+電子油圧制御式7速DCTの組み合わせとなり、ボディの高剛性化や軽量化に加え、電動パワーステアリングの採用ととともに、BMWの走りのフィロソフィでもある「駆けぬける歓び」を高次元で実現する現代のスポーツカーです。
Z4のおすすめ人気車種・グレード
BMW Z4(Z4)sDrive20i(2015年7月モデル)
乗車人員:2名
駆動方式:FR
タイヤサイズ:(前)225/45R17(後)225/45R17
エンジンタイプ:N20B20A型 直列4気筒DOHCターボ
排気量:1997cc
最高出力:184ps(135kW)/5000rpm
最大トルク:27.5kg・m(270N・m)/1250~4500rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:13.4km/L
車両重量:1500kg
新車価格:5,180,000円
自動車税:年間39,500円 ※
※自動車税は2019年1月時点で参照したものとなります。
Z4の価格相場(2019年2月25日時点)
新車価格帯:398~860万円
中古車価格帯:24.6~518万円
中古車平均価格相場:257.8万円