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更新日:2019.06.18 / 掲載日:2018.05.24
トヨタセリカの概要と歴史をまとめてみた

グーネット編集チーム
トヨタ セリカは、先進的でスタイリッシュなロー&ワイドフォルムを採用するボディデザイン、軽量ボディをダイナミックに加速させるパワフルな動力性能と低重心で前後重量配分に優れる卓越したハンドリング性能を持つ、時代を牽引するスペシャリティカーとして、1970年12月に誕生しました。
ファミリーセダンモデル「カリーナ」とプラットフォームを共有しながら、スポーティな2ドアハードトップクーペボディに、実用性の高いOHVエンジンをヤマハがDOHC化した名機と呼ばれるパワフルな「2T-G」エンジンを搭載することで、高性能モデルは高い人気を誇りました。
中でも、エクステリア4種・エンジン4種・トランスミッション3種・インテリア9種から、好みの仕様を組み合わせる「フルチョイス・システム」と呼ばれる独自のオーダーシステムの採用は大きな話題となりました。
初代モデルより、積極的に国内ラリーやWRC(世界ラリー選手権)、耐久レースなどへ参戦。輝かしい戦歴を残し、レースフィードから培ったノウハウを市販車両へ活かすなど、トヨタを代表するスポーツモデルとして、2006年4月まで36年にわたり販売されました。
当初は2ドアハードトップクーペモデルとしてデビューしましたが、その後流れるようなフォルムでセリカの人気を決定づけた3ドアリフトバックモデル、爽快なオープンエアが満喫できるコンバーチブルモデルなど、バリエーションが拡大します。
また、3ドアリフトバックモデルを進化させ、ロングノーズに6気筒エンジンを搭載した、よりラグジュアリー志向の上級スペシャリティスポーツモデルである、後のスープラへ引き継がれる「セリカXX(ダブルエックス)」が独立した派生モデルとして誕生しています。
初代モデルより北米や欧州を中心に海外へも積極的に輸出され、今なお熱烈なファンが世界樹に存在するトヨタの社史を紐解く中でも、輝かしく異彩を放つブランドと言えるでしょう。
車名の「セリカ」は、「天の・天空の・神の・天国のような」の意味を持つ、スペイン語の「CELICA」に由来し命名されました。
当初より卓越した走行性能を誇る、今までにない先進的なスペシャリティスポーツモデルを目指し、無限の可能性を秘めたセリカの特徴を良く表したネーミングと言えるでしょう。
初代 トヨタセリカ20/30系(1970年~1977年)
初代セリカは、トヨタのファミリーセダン「カリーナ」とプラットフォームを共有しながら、より低重心でパワフルなエンジンを搭載する5人乗りの本格的なFR駆動スポーツカーとして開発され、「未来からやってきた車、セリカ」のキャッチコピーとともに1970年12月に華々しくデビューしました。
当時、アメリカで絶大な人気を誇っていた「フォードマスタング」にインスパイアされたスタイリッシュで個性的な、サッシュレスのセンターピラーを持たない2ドアハードトップクーペスタイルを採用したスポーティなエクステリア、嗜好に合わせてオーダー可能な「フルチョイス・システム」により、幅広い層の方々から高い支持を受けました。
その中でもヤマハがDOHC化した1.6Lエンジンは、2連装ソレックスキャブレターを備え、豪快な吸気音とともに加速する高い動力性能から、多くの人々を魅了しました。
1973年にはその後のセリカの人気を決定づける、スタイリッシュで利便性の高いリヤゲートを持つ、ファストバックスタイルの3ドアリフトバックがラインナップに加わります。
2代目 トヨタ セリカ 40/50系(1977年~1981年)
2代目トヨタセリカは、初代モデルと同様にファミリーセダン「カリーナ」とプラットフォームを共有にしながら、日本初となる三次曲面サイドガラスを採用しています。
よりスペシャリティ度を高め、大胆でスポーティなエアロダイナミクスボディを身にまとい、1977年8月に誕生しました。
ボディタイプは先代モデルと同様にリヤゲートを持つ3ドアハッチバックと2ドアクーペのラインナップです。
スチール製バンパーから軽量でデザインの自由度が高い衝撃吸収ウレタンバンパーへ変更するなど、軽量化と空力特性に磨きをかけ、AピラーからCピラーにかけてなだらかに伸びるウエストライン、三次曲面サイドガラスによりクーペでは先代モデルと比較して26%ガラスエリアが拡大し、開放感のあるエモーショナルで先進的なエクステリアデザインが特徴です。
また、海外市場のニーズの高さから、全長、全幅を拡大しながらも大幅な重量削減を実現し、バネ下重量の軽減、信頼性の高い中低速から高速域までパワフルで伸びのあるエンジンと相まって、安定感のあるパワフルな走りを提供しています。
1979年8月の角4灯ヘッドランプへフェイスリフトが変更になり、「名ばかりのGT達は、道をあける」の刺激的なキャッチコピーによるテレビCMで話題となりました。
1978年4月には、その後の「スープラ」へ続く、ロングノーズに6気筒エンジンを搭載する上級グランツーリスモ「セリカXX(ダブルエックス)」が誕生しています。
3代目 トヨタセリカ60系(1981年~1985年)
3代目セリカは、世界70数ヶ国に輸出され、グローバルスポーティモデルとして安定した人気を誇るセリカらしい、意欲的なキャッチコピー「世界、新セリカ」を掲げ、1981年7月に誕生しました。
ボディタイプは2ドアノッチバッククーペと3ドアリフトバックの2タイプの設定です。
ユニークなポップアップ式(ライズアップ・ライト)ヘッドライトを採用し、ショートノーズ、ショートホイールベースを強調する直線的なウェッジシェイプが特徴の斬新なエアロダイナミクスデザインが話題となりました。
このポップアップ式ヘッドライトは、点灯時以外はフロントマスクと一体化され、空力特性を向上させる機能を持ち、デザイン上も大きな特徴となっています。
途中、より空力特性の向上を目的にこのユニークなヘッドランプは、リトラクタブルヘッドランプへ変更されました。
低く構えたウェッジシェイプを持つボディデザインは、リヤコンビネーションランプなどとともに、躍動感のある未来的な外観、先進的なエレクトリック・ディスプレイメーター(デジタルメーター)の採用などから、歴代モデルの中でも1、2を争う強い個性を放つモデルとして知られています。
また、初代モデルから継承されてきたキレのある豪快な加速フィールが特徴であるマイナーチェンジでは、「2T-GEU」型1.6L DOHCエンジンは燃費性能と動力性能をバランス良く向上させた新世代の4バルブDOHCエンジン「4A-GEI」へ置き換えています。
モータースポーツ車両のベースエンジンとして新たな可能性を示した1.8Lツインカムターボエンジンが搭載されるなど、動力性能が大きくブラッシュアップされたのも3代目モデルの特徴です。
4代目 トヨタセリカ160系(1985年~1989年)
4代目 セリカは、「流面形、発見さる。」のキャッチコピーを掲げ、空気抵抗に優れ、滑らかで近未来的なエクステリアデザイン、国際水準を超える走行性能を備える、高性能3ドアスペシャリティハッチバッククーペとして、1985年8月に誕生しました。
プラットフォームを共有する「カリーナ」「コロナ」のFF化により、4代目セリカも同様に横置きエンジン+2WD/FFが基本となり、ボディタイプは3ドアリフトバックと、後からオープン4座コンバーチブルモデルが追加されます。
1986年10月には、その後のWRC(世界ラリー選手権)を席捲することになるフルタイム4WD+ツインカムターボエンジンを搭載し、WRC参戦車両をイメージさせるハイパフォーマンスモデル「GT-FOUR」がリリースされました。
ブラックアウトされたリトラクタブルヘッドランプを備える個性的なフロントマスク、ピラーを細く見せる開放的なガラスハッチキャビン、ワイド&ローの安定感のあるボディフォルムなど、スペシャリティ感が増した斬新でダイナミックなスタイリングを採用しています。
FF駆動方式を採用することで、後席のニースペースにも余裕が生まれ、日常の使い勝手、居住性が向上したのも4代目モデルの特徴です。
また、駆動方式の変更にともない、足回りも新コンセプトのストラット式4輪独立懸架へ改められ、操縦性・走行安定性、乗り心地の向上に大きく寄与しています。
5代目 トヨタ セリカ 180系(1989年~1993年)

グーネット編集チーム
5代目セリカは、先代モデルのコンセプトをより進化させ、滑らかで艶やかな曲面を多用した、躍動感のあるエアロダイナミクスボディを採用する3ドアハッチバッククーペとして、1993年9月に誕生しました。
時代背景から「トレンディな人たちのスタイル・走りへの欲求を徹底的に先取りしたすべてに満足できる車の実現」をコンセプトに開発されました。
発売当初より電動ソフトトップを備えるコンバーチブルボディもラインナップに用意するなど、より幅広い層の方々へ訴求するスペシャリティモデルとして、高い人気を誇りました。
一方でWRC(世界ラリー選手権)のフィールドで快進撃を続け、文字通りハイパフォーマンススポーツカーとして、確固たるポジションを築いたモデルとして、広く認知されています。
先代モデルの外観上の大きな特徴であった「流面体」を発展させ、金属の塊から削りしたような硬質で質感の高いスカルプチャーデザインを採用しています。
低いフロントマスクからテールエンドまで、アグレッシブで安定感のある力強い外観が特徴です。
5代目モデルでは、全車2.0Lエンジンに統一され、実用性と省燃費性能を両立するツインカムエンジン、伸びやかな加速性能と爽快なドライブフィールを提供するスポーティツインカム、クラストップレベルの出力性能を実現した空冷式インタークーラーを備えるツインエントリー・セラミックターボエンジンの3タイプが用意されています。
先代モデルからラインナップされている、WRCモデルを彷彿する「GT-FOUR」に搭載される4輪駆動システムは、走行状況に応じて左右の駆動トルクを最適に配分する「ビスカスカップリング式フルタイム4WD機構」を採用し、日本初の採用となるトルセンLSDの装備とともに走破性・操舵性、コントロール性の向上を実現しています。
ほかにも、レーンチェンジやコーナリング時の姿勢を安定させる「ノーマル」と「スポーツ」2段階のハンドリング特性を選択可能な「デュアルモード4WS(4輪操舵システム)」、ピッチやロールなど車両の姿勢変化を抑え、フラットな乗り心地を両立させる「トヨタアクティブコントロールサスペンション(油空圧式)」やSRSエアバッグシステムの採用など、先進的な装備が施されています。
また、10個のスピーカーを備え、最大出力220Wを誇る、臨場感のある艶やかな音楽を再生するセリカ・スーパーライブサウンドシステムや高速走行時のドライバーの負荷を軽減するオーバードライブなど、スペシャリティカーに相応しい、快適なドライブ環境を提供しています。
トヨタセリカ(CELICA)S-R(1989年9月モデル)
ボディタイプ:クーペ・スポーツ・スペシャリティ
乗車定員:5名
駆動方式:FF
ボディサイズ:4420×1690×1305mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1705×1410×1075mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)185/65R14 85S(後)185/65R14 85S
エンジンタイプ:3S-FE型直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:1998cc
最高出力:125ps(92kW)/5600rpm
最大トルク:17.2kg・m(169N・m)/4400rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:12.2km/リットル
車両重量:1160kg
価格:1,464,000円
自動車税:年間39,500円 ※
※自動車税は2018年1月時点で参照したものとなります。
■5代目 トヨタセリカ180系の主なグレード・オプション・カラーバリエーション
・主なグレード
「S-R」「S-R 4WS装着車」「Z-R」「Z-R 4WS装着車」「GT-R」「GT-R 4WS装着車」「GT-FOURラリーパッケージ」「GT-FOUR Vパッケージ」「GT-FOUR」。
(特別モデルを除く)
・主なオプション
TEMS(電子制御サスペンション)、4輪アンチロックブレーキ、オートドライブ、チルト&スライド電動サンルーフ、SRSエアバッグ、本革シート、本革巻4本スポークステアリングホイール、スーパーライブサウンドシステムなど。
・カラーバリエーション
ブラック、スーパーホワイトII、ブラッキッシュカーキメタリック、ブルーイッシュグレーメタリック、ライトブルーメタリック、スーパーレッドII、レッドマイカなど。
(発売時期・グレードにより異なります)
6代目 トヨタセリカ200系(1993年~1999年)

グーネット編集チーム
6代目セリカは、先代モデルからボディサイズを拡大し、大幅なワイドトレッド化により、ワイド&ローを強調した安定のある初の3ナンバーサイズのボディをまとい、1993年10月に誕生しました。
プラットフォームは歴代モデルと同様に「カリーナED」および「コロナEXiV」と共有し、FFレイアウトを採用しています。
ボディタイプは伝統のリヤゲートを備えた3ドアクーペモデルと、電動トップを備える優雅なコンバーチブルモデルの2タイプが設定されています。
「硬質でダイナミックなスポーティ感覚」を開発テーマに掲げ、4灯丸型異径ヘッドランプを備えたフロントマスクや大胆なダックテール、大きくフレアしたフェンダーアーチを持つ安定感のあるバックビューなど、張りのある曲面とシャープなエッジをバランス良く融合させています。
抑揚のあるダイナミックでエモーショナルなエアロダイナミクスボディを採用しています。
トレッド幅を大きく拡大したことで、より踏ん張り感のある力強いスペシャリティカーらしい佇まいが特徴です。
インテリアは歴代モデルから続くブラックを基調としており、ドライバーの操作性を重視した機能的なコックピットデザインを踏襲し、身体をしっかり支えるスポーツシートやグリップ性の良いステアリングホイールを採用しています。
それによって、ドライバーを高揚させる車と一体となったスポーティなキャビンを演出しています。
搭載するエンジンは先代モデルと同様に、性格の異なる3つのタイプの2.0Lエンジンが用意され、経済性と低中速域の扱いやすさを重視したハイメカツインカム、レスポンスに優れ、全域にわたり余裕のある心地よい走行性能を発揮するスポーティツインカムです。
最高出力を255psまでに高め、圧倒的な動力性能を誇る「GT-FOUR」に搭載されるインタークーラー付ターボエンジンがラインナップされています。
また、6代目セリカでは、ジオメトリーの見直しや剛性を高めた従来のマクファーソンストラット式4輪独立懸架サスペンションに加え、ドライバーの意のままにリニアにクルマを繰る楽しさを提供する、新開発スーパーストラットサスペンションをFF駆動の最上位モデルに採用しています。
なお、コンバーチブルのソフトトップの開閉機構は従来の油圧から電動式へ改められ、帆の構造を見直すことで省スペース化が実現し、耐久性と居住性が大幅に向上しています。
トヨタセリカ(CELICA)SS-I(1993年10月モデル)
ボディタイプ:クーペ・スポーツ・スペシャリティ
乗車定員:5名
駆動方式:FF
ボディサイズ:4435×1750×1305mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1735×1450×1100mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)195/65R14 89S(後)195/65R14 89S
エンジンタイプ:3S-FE型直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:1998cc
最高出力:140ps(103kW)/6000rpm
最大トルク:19.0kg・m(186.3N・m)/4400rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:13.6km/リットル
車両重量:1150kg
価格:1,872,000円
自動車税:年間39,500円 ※
※自動車税は2018年1月時点で参照したものとなります。
■6代目 トヨタセリカ200系の主なグレード・オプション・カラーバリエーション
・主なグレード
「SS-I」「SS-II」「SS-III」「GT-FOUR」「コンバーチブル タイプX」「コンバーチブル」など。
(特別モデルを除く)
・主なオプション
チルト&スライド電動ムーンルーフ、カラードリヤスポイラー、レカロシート(SR-II)、セリカ・スーパーライブサウンドシステム、ワイドマルチAVステーションII(GPSボイスナビゲーション付)など。
・カラーバリエーション
ブラック、スーパーホワイトII、スーパーブライトイエロー、グレイッシュターコイズマイカメタリック、シルバーメタリック、スーパーレッドIV、ディープディールメタリック、ブルーマイカメタリックなど。
(発売時期・グレードにより異なります)
7代目 トヨタセリカ230系(1999年~2006年)

グーネット編集チーム
7代目セリカは、大幅なボディサイズ、エンジン排気量がともにダウンサイジングされ、誰でも運転しやすく、スポーティなドライブが楽しめる3ドアハッチバックモデルとして大きく変貌を遂げ、1999年9月に誕生しました。
「ライトな新感覚GT」をテーマに開発され、ロングホイールベース長により、ゆったりした居住性を確保しながら、ショートオーバーハングを採用しています。
軽量で取り回しのしやすいコンパクトなボディサイズになったことで、機敏で軽快な走行性能が持ち味の手軽なライトウエイト3ドアクーペモデルとして、女性ユーザーからも高い人気を誇りました。
特徴的な縦長ヘッドライトを備えた低く構えたフロントマスク、大胆なサイドドアミラーからリヤエンドまで伸びたシャープなウエストライン&キャラクターラインとドアからリヤフェンダー、リヤバンパーへ続くダイナミックな造形が個性的なサイドビューを演出しています。
シャープにカットされたリヤエンド処理やスッキリとした安定感のあるモダンなリヤビューなど、張りのある曲面とアグレッシブな直線を織り交ぜた、先進的で斬新なボディスタイルが特徴です。
視認性の良い大型メーターを正面に備え、ややタイトでスポーティな機能性を重視したコックピットデザインは歴代モデルを色濃く残しながら、立体的で洗練された質感の高いインストルメントパネルの意匠、3つのカラーパターンを設定するシートサイド部分など、スタイリッシュで安らぎのあるインテリアデザインを採用しています。
搭載するエンジンは排気量をダウンサイジングした2タイプの1.8L直列4気筒自然吸気エンジンへ変更され、先代モデルまでのターボエンジンは設定されていません。
軽量ボディをアクティブに加速させ、高い環境性能を両立する次世代1ZZ-FE型エンジンとVVTL-i(連続可変バルブタイミング&可変リフト機構)を備え、ショートストークエンジンならではの、アクセルに機敏に反応する高レスポンスで高出力を発生するスポーティな2ZZ-GE型エンジンの2タイプが用意されています。
組み合わせとなるトランスミッションは5速MTもしくはクロスギヤレシオを採用する6速MT、タイムラグのないスムーズな加速フィールを提供するスーパーインテリジェント4速AT(Super ECT)が設定されています。
足回りも改良され、フロントはマクファーソンストラット式サスペンション、リヤは新たにダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用しています。
スタビライザーの装着と相まって、路面の凹凸への追従性に優れフラットでロールの少ない快適な乗り心地と走行安定性を実現しています。
また、先代モデルから搭載され高い評価を得る、スーパーストラットフロントサスペンションは2ZZ-GE型エンジンを搭載するスポーツグレードに引き続き採用されています。
急制動時や滑りやすい路面のブレーキング時に4輪のブレーキ油圧を制御し、車両の挙動を安定させる電子制動力配分制御「EDB」や衝撃吸収ボディ「GOA」、衝突の衝撃を和らげ乗員の頭部への傷害を軽減する頭部衝撃緩和構造をフロント&センターピラー内やルーフサイドレールへ採用するなど、安全性を高める装備が施されています。
トヨタセリカ(CELICA)SS-I(2000年9月モデル)
ボディタイプ:クーペ・スポーツ・スペシャリティ
乗車定員:4名
駆動方式:FF
ボディサイズ:4335×1735×1305mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1725×1440×1085mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)195/60R15 88H(後)195/60R15 88H
エンジンタイプ:1ZZ-FE型直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:1794cc
最高出力:145ps(107kW)/6400rpm
最大トルク:17.4kg・m(171N・m)/4200rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:14.0km/リットル
車両重量:1090kg
価格:1,680,000円
自動車税:年間39,500円 ※
※自動車税は2018年1月時点で参照したものとなります。
■7代目 トヨタセリカ230系の主なグレード・オプション・カラーバリエーション
・主なグレード
「SS-I」「SS-II」「SS-II スーパーストラットパッケージ」など。
(特別モデルを除く)
・主なオプション
15インチタイヤ&アルミホイール、SRSサイドエアバッグ、フロントフォグランプ、リヤフォグランプ、リヤスポイラー、アウタースライド電動式ムーンルーフ、セリカ・スーパーサウンドシステムなど。
・カラーバリエーション
ブラック、スーパーホワイトII、グレーメタリック、スーパーブライトイエロー、シルバーマイカメタリック、スーパーレッドV、ブルーブラックマイカカラークリアーなど。
(発売時期・グレードにより異なります)
トヨタセリカは、スポーティで先進的なボディデザイン、ややタイトながらドライバーがクルマと一体になった先進のコックピットデザインを採用しています。
全域にわたりパワフルで機敏な動力性能を発揮する余裕のあるエンジンを搭載する、時代を牽引するスペシャリティカーとして1970年12月に誕生以来、世界中で愛される人気モデルです。
初代モデルから国内外のレースシーンで輝かしい戦歴を残すなど、トヨタのスポーツモデルとして抜群の知名度を誇るブランドとして確固たるポジションを築きました。
しかしながら、WRCの参加車両がセリカからカローラベースへと変更されるとともに、その使命を果たし、2006年4月をもって生産を終了。36年の長い歴史に幕を閉じました。
いつかまた、セリカが身近なスポーツクーペとして復活し、若い世代を熱狂させる日が来ることが期待されます。