新車試乗レポート
                    
          更新日:2018.10.31  /  掲載日:2017.03.17      
ダイハツ トール 試乗レポート
ダイハツ トール 試乗レポート
            試乗
[ニューモデル]
発表:2016年11月9日
ダイハツお客様コールセンター
TEL:0800-500-0182
文と写真●編集部
            
コンパクトカーのハイトブーム到来を予感させる圧倒的なユーティリティ
「いざミニバンを買ってはみたが、3列目シートを使うことはなく、ひとりで乗っているとムダに大きい・・・」。そんなことを感じているダウンサイザー予備軍にお薦めしたいモデルが、新たに登場したダイハツのコンパクトモデル「トール」だ。
 軽自動車ではもはやスタンダードともいえるハイト系モデルだが、コンパクトカーではまだまだ少数派。しかし、背が高いこのトールに乗ってみると、その使い勝手のよさに感心させられる。ユーザーが思う「こうだったら便利」に細かくこたえ、子育て世代のライフスタイルにもマッチしている。全長わずか3.7mのコンパクトなボディサイズからは想像できない広々とした室内空間と、軽自動車とはひと味違うゆとりのある走りが印象的だ。新開発のターボが搭載されたモデルは、トルク感のあるキビキビとした走りが楽しめるが、NAでも十分に力強く、市街地走行から高速走行まで終始静かで快適だ。
 クルマとしての出来のよさは申し分ないが、特筆すべきは細部に行き渡る「気遣い」。安全面でも視認性の高いガラス部分があるAピラーや真上からの視点でクルマの周囲を確認できるパノラマモニターなどを備える。さらに、「スライドドアが閉まってからロック」という従来までの面倒な待ち時間を解消する「予約ロック機能」を新開発。ドアが閉まってから自動でロックするという便利機能だ。
 そして、レーザーレーダーとカメラによる先進の衝突回避支援システム「スマートアシストII」も備えるなど、気になるセーフティ面でも抜かりがない。クルマ生活を便利に変えてくれるコンパクトだ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
            運転席に座って感じるのは視界の広さ。周囲を見渡せる印象が安心感につながる。頭上はもちろん、前後左右の空間にもゆとりがある。後席空間は広大だ。
            1L直3エンジンは、ターボなしでも十分なトルクがあって回転をむやみに上げる必要もなく、静かで快適。低燃費も大きな魅力だ。
■インテリア/エクステリア写真[2]
            後席が前後に240mmスライドし、さらに後席スペースと荷室がフルフラットになるなど、状況に合わせての自在な空間作りが可能だ。
            両側電動スライドドアに多くの収納スペースを持つハイト系コンパクトの実力は侮れない。ボクシーなスタイルからも、室内の広さと機能性の高さが伝わる。
ダイハツ トール“SA II”(CVT)
| 全長×全幅×全高 | 3700×1670×1735mm | 
|---|---|
| ホイールベース | 2490mm | 
| トレッド前/後 | 1465/1475mm | 
| 車両重量 | 1070kg | 
| エンジン | 直3DOHC | 
| 総排気量 | 996cc | 
| 最高出力 | 69ps/6000rpm | 
| 最大トルク | 9.4kg m/4400rpm | 
| JC08モード燃費 | 24.6km/L | 
| サスペンション前 | ストラット | 
| サスペンション後 | トーションビーム | 
| ブレーキ前/後 | Vディスク/ドラム | 
| タイヤ前後 | 165/65R14 | 
価格
| ダイハツ トール | 146万3400円~200万8800円(カスタム含む全グレード) | 
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