新車試乗レポート
更新日:2018.11.22 / 掲載日:2017.02.17
ホンダ ステップワゴン モデューロX 試乗レポート
ホンダ ステップワゴン モデューロX 試乗レポート
試乗
[追加モデル]
発表:2016年10月20日
ホンダお客様相談センター
TEL:0120-112010
文と写真●編集部
アフターパーツの領域を超えた完成度 クルマ好きも納得のフットワーク
ファミリーカーの大本命として人気のミニバンではあるが、それゆえに「クルマ好きとしては、もうちょっと手を加えたい、個性がほしい」というニーズも出てくる。しかし、家族のクルマだからこそ、難しいのはさじ加減。代わり映えとやりすぎの間のスイートスポットを的確に射抜く必要がある。
今回試乗したステップワゴンシリーズのステップワゴン モデューロXは、ホンダのアフターパーツ部門であるホンダアクセスによる企画で、従来では各パーツを販売店で装着する形をとっていた。しかし今回は、よりクルマとしての高い完成度を求め、ひとつのコンプリートモデルとして提供できるように開発を行ったという。つまり、パーツ単体でも購入できるし効果も体感できるが、すべてのアイテムを装着した状態こそが、最高のポテンシャルを発揮するというわけだ。
試乗は高速道路からスタートしたが、まず最初にクルマがスムーズに、気持ちよく真っ直ぐ走ることに気がついた。これは「X(エックス)」をモチーフにしたフロントマスクを作り出す専用エアロバンパーの効果で、聞けば北海道のテストコースでエンジニアとデザイナーがいっしょになって空力特性とデザインのバランスを調整した成果だという。ワインディングに入って驚くのが、ハンドリングと快適性の両立がハイレベルで実現していること。下り坂で攻め込んでも車体は安定していて安心感がある。
家族を想っての優しいクルージングも、胸のすくような爽快な走りもこれ1台で手に入るわけだから、クルマに対するこだわりを諦められないドライバーにとっては、どんぴしゃりのセッティングだ。
■インテリア/エクステリア写真[1]

ピアノブラック調のパネルで上質感を求めたインテリア。シートにはしっとりとした手触りと汚れやシワへの耐久性を両立させた素材を使用。
■インテリア/エクステリア写真[2]
JC08モードで17.0km/L(タイプB)低燃費と力強い走りを両立するターボエンジンはノーマルのまま。それでも走りは十分以上だ。
収納できる3列目や横にも縦にも開閉するわくわくゲートといった標準車の使いやすさはしっかりと継承。家族のクルマらしさを守る。
専用デザインの17インチアルミホイールと専用サスペンションによる引き締まった足まわり。スポーティではあるが、実用性にはしっかりと配慮する。
ホンダ ステップワゴン モデューロX(CVT)
全長×全幅×全高 | 4760×1695×1825mm |
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ホイールベース | 2890mm |
トレッド前/後 | 1475/1485mm |
車両重量 | 1700kg |
エンジン | 直4DOHCターボ |
総排気量 | 1496cc |
最高出力 | 150ps/5500rpm |
最大トルク | 20.7kg m/1600-5000rpm |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | 車軸式 |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 205/55R17 |
価格
ステップワゴン モデューロX | 366万5000円(モデューロXのみ) |
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