車のメンテナンス
更新日:2026.06.30 / 掲載日:2026.06.30
「コンパクト・パジェロ」が人気SUV“エクスフォース”ベースで2027年後半デビューか!?

三菱自動車が5月29日に開催した中期経営計画説明会は、往年のファンにとって見逃せない内容となった。2026年秋に世界初披露される新型パジェロを皮切りに、同社が「パジェロ」のネーミングをシリーズ化する方針を明らかにしたのだ。7年ぶりに日本市場へ返り咲く新型パジェロに続き、コンパクトクラス、スモールクラスのSUVへもパジェロ名が展開される見通しで、ブランドの本格的な再構築が動き出している。
今回はその中から、コンパクトクラスの「パジェロ」に関する情報をキャッチした。コンパクトなパジェロといえば、1995年から2000年まで販売されたパジェロジュニア、そして1998年から2014年まで生き続けたパジェロイオが思い起こされる。これらの実質的な後継となるのが、三菱が現時点で「Compact SUV」と呼ぶ新型車だ。
注目すべきはその出自である。2026年秋デビューの新型パジェロが、ピックアップトラック「トライトン」譲りの高剛性ラダーフレームを採用した本格クロスカントリーSUVとして専用開発されるのに対し、コンパクト版パジェロはインドネシアやタイ、ベトナムなどアセアン地域で高い人気を誇るコンパクトSUV「エクスフォース」をベースとする模様だ。エクスフォースは2023年8月にワールドプレミアされ、インドネシアを皮切りに販売地域を拡大、2025年3月にはタイでも発表された実力派である。
パワートレインにも抜かりはない。最新エクスフォースには改良型のHEVが用意され、新開発トランスアクスルに加え、高速域でモーターをドライブシャフトから切り離す「モーターディスコネクト機構」を新採用。エネルギーロスを抑え、クラストップレベルとなる約24.4km/Lの低燃費を実現する。1.6L DOHC 16バルブ MIVECエンジンは40%を超える熱効率を達成し、最高出力85kWのモーターと組み合わせることで、滑らかで力強い電動車ならではの走りを生み出している。
現時点でエクスフォースはFF(2WD)のみの設定だが、アクティブヨーコントロール(AYC)など独自の四輪制御技術を備えており、ゆくゆくは4WDが追加される可能性も高い。生産はミツビシ・モーターズ・タイランドのレムチャバン工場が担い、アセアン市場と並行して日本へも導入され、パジェロシリーズの一翼を担う。気になるデビュー時期は、2027年後半が有力とみられる。