車のメンテナンス
更新日:2025.11.11 / 掲載日:2025.11.11
次期MAZDA2開発中!? JMS2025でコンセプトお目見え!気になる中身は!?

マツダのコンパクトハッチバック「MAZDA2」について、次期型に向けた開発計画が進められているようだ。2014年に登場した現行モデルは、外観変更や装備追加を重ねながら販売が続いているが、排出ガス規制の強化や市場構造の変化を受け、後継モデルのあり方が社内で検討されてきたとみられる。
当初は、タイで生産されているコンパクトSUVの次期型CX-3と統合する方向で調整が進められていたという。現行型CX-3は2022年後半からタイ工場での生産に一本化され、日本市場へは輸入車として供給されている。グーネットスクープ取材班が入手した情報によれば、この方針がどうやら見直されたようだ。
マツダ社内では「コンパクトカーこそマツダらしさを伝える重要な領域」とMAZDA2の価値を再評価する動きがあり、CX-3とは異なる位置づけでMAZDA2の次期型を検討する流れが再び強まり開発が進んでいるという。
方向性を示唆するモデルとして注目されるのが、ジャパンモビリティショー2025で公開された「MAZDA VISION X-COMPACT」である。小型クロスオーバーを思わせる立ち姿に、陰影で面を際立たせた造形が特徴で、過剰な演出を抑えながら上質さを表現するデザイン手法が取られている。このコンセプトが、次期MAZDA2のデザインにも反映される可能性があるとされる。
パワートレーンは、次期CX-3と共通化される方向で検討が進んでいるとの見方がある。1.5Lガソリンエンジンを基軸に、電動化技術を組み合わせたハイブリッド仕様が有力で、トヨタのハイブリッドシステムを応用する案や、マツダのSKYACTIVエンジンをベースにモーターアシストを加える方式などが考えられているようだ。
生産体制については、CX-3と同じタイ工場での生産に移行する可能性が指摘されている。既存ラインを共用することで部品調達や輸送コストの効率化を図る狙いがあるようだ。ただし、国内生産を一部継続する案も残されており、最終判断は市場動向と為替状況を見ながら行われる見通しだ。
ボディ形状は現行と同じ5ドアハッチバックを維持しつつ、最低地上高や全高の設定がわずかに変更される可能性がある。小型クロスオーバー的な視覚的印象を取り込みながら、ハッチバックとしての扱いやすさを維持する模様だ。1996年に登場した初代デミオ以来のマツダコンパクトの系譜はまだまだ続いていく!