車のニュース
更新日:2025.06.26 / 掲載日:2025.06.26
ボルボの“顔”、「XC60」へ世代交代。ブランドの歴代ベストセラーモデルに
ボルボ・カーズは6月25日、ミッドサイズSUV「XC60」の累積販売台数が270万台を超え、アイコニックなモデルである「240」を抜き、歴代ベストセラーモデルになったと発表した。

XC60は、2008年のデビュー以来、安全性、品質、そしてプレミアムなドライビング体験を重視する幅広い層のドライバーから支持されてきた。当初は欧州のみで生産されていたが、後にボルボ初のグローバルモデルとして中国でも生産されるようになり、現地での販売を支えている。2018年には「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれた。

現行モデルのXC60は、プラグインハイブリッド車をより幅広い層の顧客に販売し、2024年欧州で最も売れたプラグインハイブリッド車となった。2026年モデルのXC60においては、大幅なリフレッシュが施され、モダンなデザイン、より直感的なユーザーエクスペリエンス、向上した快適性、より応答性の高いインフォテインメントシステムを備えている。

240は、1974年から1993年にかけて生産され、約268万台が製造された。当時としては先進的なボディデザインを採用しており、フロントとリアのクラッシャブルゾーンと強化されたキャビンを備えていた。また、強化された側面衝突保護を初めて採用した車のひとつであり、これは後にボルボの特許取得技術である側面衝撃吸収システム(SIPS)へと進化している。

ボルボ・カーズのグローバル・オファー責任者のスザンヌ・ハグランド氏は、「1980年代のスウェーデンで育った私にとって、ボルボ240はまさに象徴的なファミリーカーでした。現在、XC60は2つの面でそのポジションを引き継いでいます。ファミリーカーの定番としてだけでなく、ボルボ・カーズの歴代ベストセラーモデルとなったこと、それ自体がこの車の成功を何よりも物語っています。そして、今回の刷新により、さらなる進化を遂げています」と述べている。
ボルボ 公式HP:
https://www.volvocars.com/jp/
【あわせて読みたい】