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更新日:2018.11.25 / 掲載日:2012.08.01
日産 セレナ 新車紹介
日産 セレナ 新車紹介
紹介
マイナーチェンジ
発表・発売/2012年8月1日
日産自動車
0120-315-232
■独自のハイブリッド技術によりライバルを上まわる燃費性能を獲得
■メカニズム/ユーティリティ
ハイブリッドといっても、トヨタTHS-IIやホンダIMAなどとは概念が異なる。セレナのアイドリングストップは、オルタネーターにエンジン再始動用のスターター機能を加えた「エコモーター」が特徴だったが、Sハイブリッドはその性能を高めて低燃費化をはかった簡易版だ。頭文字のSは「スマート、シンプル」に由来する。
具体的にはエコモーターをサイズアップし、サブバッテリーを追加。これにより、減速時のエネルギー回生(充電)量とエンジンストップ領域をともに拡大している。さらに、バッテリーの余力に応じて、エコモーターによるエンジンアシストも可能となった。アシストはCVTのロックアップ後に20km/hくらいで作動する。
燃費改善効果は約10%。日産はこのシステムをアイドリングストップ・回生充電がメインのマイクロハイブリッドと位置づける。ウリは室内空間をまったく犠牲にしない点と価格の安さ。Sハイブリッドの価格はマイナーチェンジに伴う仕様装備向上分を除き、従来のアイドリングストップ車からほぼ据え置きだ。
国内で大人気の「ハイブリッド」を加え、セレナはまさに鬼に金棒といったところだろう。
■インテリア/エクステリア写真[1]
室内でのSハイブリッドの違いは、メーター内の演出だけ。ハイウェイスターGは、FF車に追加されたハイウェイスターの最上級グレードだ。
マルチグラフィックメーターには、アイドリングストップ、回生、エンジンアシスト時に「S-HYBRID」ランプが点灯する。
大きな駆動用バッテリーがないため、居住空間の犠牲はなし。2・3列目の中央席には3点式シートベルトを新採用した。
■インテリア/エクステリア写真[2]
従来はエンジン再始動用だったモーターの出力を1.8kWに、発電力を200Aに強化。サブバッテリーも追加し、走行の補助にも使えるようにした。
荷室も居住空間同様、従来とまったく同じ。ゴルフバッグが入る大容量ラゲッジアンダーボックスや、シートアレンジなど、ユーティリティは犠牲になっていない。
外観ではヘッドライトのブルーインナーレンズ、LED&クリアのリヤコンビランプ、フロントドアとテールゲートのエンブレムなどが、Sハイブリッドの識別点だ。
日産 セレナ ハイウェイスターG Sハイブリッド(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 4770×1735×1865mm |
---|---|
ホイールベース | 1860mm |
トレッド前/後 | 1480/1485mm |
車両重量 | 1630kg |
エンジン | 直4DOHC+モーター |
総排気量 | 1997cc |
最高出力 | 147ps/5600rpm |
最大トルク | 21.4kg m/4400rpm |
モーター最高出力 | 1.8kW(2.4ps) |
JC08モード燃費 | 15.2km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 195/60R16(スペックはダミー) |
バリエーション&価格
20S | 216万3000円 |
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20X Sハイブリッド | 238万4550円 |
20G Sハイブリッド | 263万5500円 |
ハイウェイスター Sハイブリッド | 259万8750円 |
ハイウェイスターG Sハイブリッド | 279万9300円 |