パーツ取付・交換
更新日:2015.08.03 / 掲載日:2015.08.03
ウォーターポンプの異音や水漏れは交換が必要か
ウォーターポンプを交換するという話はよく聞きますが、
そもそもウォーターポンプはどんな役割を持った装置なのでしょうか。
異音や水漏れで交換しないといけない理由とは何でしょうか。
ウォーターポンプって何?
ウォーターポンプは冷却水(LLC)をエンジンの冷却の為に循環させています。
ラジエーターで冷やされた冷却水はウォーターポンプで循環され、
エンジンを冷却してまた戻ってきます。
ウォーターポンプの仕組み
ウォーターポンプは内部に羽根車が付いていて、
羽根車が回転することによって冷却水を循環させています。
ウォーターポンプから異音と水漏れがしたら故障の確認と交換を
ウォーターポンプが故障すると、冷却水の供給が止まってしまうために、
エンジンがオーバーヒートしてしまいます。
ウォーターポンプはよく10万km毎の交換を推奨されていますが、
それはエンジンのタイミングベルトの交換時期が10万kmに設定されているためです。
ウォーターポンプの中にはタイミングベルトで駆動しているものもあるため、
その場合はタイミングベルトと一緒に交換するのが良いでしょう。
とはいえ、10万kmに達していなくてもウォーターポンプが故障し、
交換しなければならないことは十分に考えられます。
ウォーターポンプの故障は、
冷却水の水漏れやポンプからの異音で確認することが可能です。
水漏れや異音がした場合には、
ウォーターポンプに異常が無いか、確認してみましょう。
判断が出来ない場合はディーラーか整備工場で見て貰いましょう。
故障が確認出来た場合は、すぐに交換が必要です。
参考:https://goo.gl/MHDLi5
ウォーターポンプの交換は自分でも出来る?
ウォーターポンプは自分で交換できるのでしょうか?
ウォーターポンプを交換するためには、まずLLCを抜き、
必要であればラジエーターなどを外し、タイミングベルトを外す作業が必要です。
その後ウォーターポンプを交換して、また逆の順序で組み上げて行き、
最後にLLCのエア抜きをして終了となります。
この一連の作業には車のエンジンを分解する知識と、対応した工具が必要になります。
車いじりが好きで、時間を掛けても自分でやりたいという人以外は、
ディーラーや整備工場にまかせた方が得策では無いでしょうか。
ですが、日頃からエンジンルームを点検して、
水漏れや異音がしていないか確認するのは重要だと思います。
ウォーターポンプは故障するとエンジンに大きなダメージを与えかねない部品です。
エンジンを壊さないためにも、ウォーターポンプの故障には日頃から気をつけ、
異音や水漏れがしていた場合は、すぐに交換するようにしましょう。