故障・修理
更新日:2026.03.27 / 掲載日:2015.07.24

鳥のフンで車の塗装が剥がれたときの対処方法!修理方法や費用を解説

愛車に付着してしまった鳥のフンをうっかり放置してしまい、気づけば塗装にシミがついてしまった経験はありませんか?鳥のフンには車の塗装を悪化させる成分が含まれており、付着すると塗装が剥がれる原因になります。この記事では、鳥のフンによる塗装ダメージの正しい対処法から、自分でできる修理方法、鳥のフンを防ぐための予防策を解説します。

1.鳥のフンで車の塗装が剥がれる原因

鳥のフンが車の塗装にダメージを与える主な原因は、フンに含まれる成分と付着した際の環境や状況にあります。

(1)鳥のフンに含まれる成分が車の表面に侵食する

鳥のフンは、酸性やアルカリ性を含んでおり、これらが車の塗装表面に悪影響を及ぼします。例えば、塗装表面のクリア層が侵されることで光沢がなくなったり、変色やシミになったりします。

特に、これらの成分が付着したまま長時間放置すると、塗装の深部まで侵食が進み、塗装の劣化を早める可能性があります。

(2)車体が高温の状態でフンが付くと塗装が変色する

夏場など、車体が太陽光によって高温になっているときに鳥のフンが付着すると、塗装へのダメージがより深刻になることがあります。

高温下では、鳥のフンに含まれる酸性成分が塗装に素早く浸透し、化学反応を起こしやすくなります。そのため、夏場に車を屋外に駐車する際は、フンの付着に一層の注意が必要です。

(3)長時間付着することでシミに変化する

鳥のフンは、車体に付着したまま長時間放置すると、塗装にダメージを与え、シミとして定着してしまうことがあります。

このシミは、塗装の表面的な汚れではなく、塗装そのものが変質・劣化してしまった状態です。そのため、一度シミが発生してしまうと、単に拭き取るだけでは落ちなくなり、研磨や再塗装といった専門的な修理が必要となります。

2.鳥のフンが車に付着したときの対処方法

鳥のフンが付着した際は、速やかに対処をすることで、塗装のダメージを最小限に抑えられます。

(1)付着したばかりの鳥のフンを落とす方法

車に付着したばかりの鳥のフンなら、水洗いで簡単に落とせます。

【フンを落とす手順】

①マイクロファイバークロスやキッチンペーパーにたっぷりの水を含ませます。

②フンが付着した箇所を優しく押さえてフンを柔らかくします。

③強く擦らず、フンを水で浮かせるイメージで水分を吸わせるように拭きます。

鳥のフンを落とす際、乾いた布で擦ると塗装面に傷がつく可能性があるため、クロスに水分を含ませた状態で作業をおこなってください。

(2)固まったフンを落とす方法

鳥のフンが車体に固まってしまった場合、水だけで落ちないようであれば、中性洗剤や専用のクリーナーを使用します。

【フンを落とす手順】

①濡らしたタオルやキッチンペーパーをフンが付着した箇所に数分間置きます。

②フンが柔らかくなったら、水を含ませたマイクロファイバークロスなどで優しく拭き取ります。

③水だけでは落ちないフンの場合、中性洗剤を薄めた液をタオルやキッチンペーパーに含ませ、優しく拭き取ります。

④水ですすぎ、乾いたマイクロファイバークロスで水分を拭き取ります。

3.鳥のフンで車の塗装が剥がれたときに自分で修理する方法

鳥のフンによる塗装の剥がれは、軽度であれば自分で修理することも可能です。主な方法は以下の2つです。

(1)コンパウンドで表面を整える

コンパウンドは、車の塗装表面の微細な傷や劣化を研磨して滑らかにするための補修剤で、価格は数百円から2,000円ほどです。

鳥のフンによって塗装が浅く剥がれたり、表面にダメージが生じたりした場合に、塗装面を整えるために使用します。

【作業手順】

①塗装面をきれいに洗浄し、しっかり乾燥させます。

②マイクロファイバークロスやスポンジを使い、コンパウンドで塗装面の凹凸を滑らかにします。

③ワックスなどで塗装面を保護します。

コンパウンドを使用する際、強く擦りすぎると塗装表面を必要以上に削ってしまう可能性があるため、力加減に気を付けましょう。

また、ボディの樹脂素材の部分はコンパウンドを使うと変色する可能性があるので、付着しないように注意してください。

(2)タッチペンや缶スプレーなどで再塗装する

タッチペンや缶スプレーは、数百円~1,000円ほどで購入できる車の塗装アイテムです。以下の方法で塗装を進めていきます。

【作業手順】

①塗装の剥がれた箇所とその周辺をきれいに洗い、しっかりと乾燥させます。

②必要に応じて、剥がれた部分の凹凸をコンパウンドで軽く研磨して滑らかにします。

③ボディカラーに合ったタッチペンや缶スプレーを用意し、薄く塗り重ねていきます。

タッチペンや缶スプレーで再塗装しても、傷に段差がある場合は塗装箇所が目立つ可能性があります。また、塗装の侵食が深かったり、傷の範囲が広い場合は、DIYでの補修はかえって目立ってしまう恐れがあります。

自分での修理に不安がある場合は、民間整備工場やカー用品店などの業者に修理を依頼しましょう。

4.鳥のフンで車の塗装が剥がれたときに業者に修理を依頼する際の費用

車の塗装の修理を業者に依頼する場合、被害の程度や傷の大きさ、修理箇所によって費用は大きく変動します。一般的な費用目安は以下の通りです。

車の部位(15cm×15cm程度の傷)費用
ボンネット約1万~3万円
ドア約1万~3万円
バンパー約1万~3万円
ルーフ約1万~3万円

例えば、軽度なシミや浅い剥がれであれば、専門業者による研磨やタッチアップなど、数万円程度で済むことが多いでしょう。

しかし、広範囲にわたる塗装の剥がれや、下地まで達しているような深い損傷の場合は、パネル全体を再塗装する必要があり、数万円から10万円以上の費用がかかることもあります。

修理を依頼する際は、複数の業者から見積もりを取り、内容と費用を比較検討することをおすすめします。グーネットピットでは、相見積もりを簡単におこなえます。

5.鳥のフンの被害を予防するための対策

鳥のフンによる車の塗装ダメージを防ぐためには、日頃の予防策が重要です。

(1)カーコーティングする

鳥のフンによる塗装ダメージを防ぐ有効な対策の一つが、カーコーティングです。カーコーティングは塗装表面に強固な保護膜を形成し、鳥のフンに含まれる酸性成分の浸食を軽減します。またカーコーティングすることで車の表面が滑らかになるため、鳥のフンが付着しにくくなります。

万が一フンが付着しても、水洗いや拭き取りで落としやすくなり、シミになるリスクを低減するでしょう。

コーティングの種類によって効果や持続期間、費用は異なりますが、約1万~20万円が相場です。定期的なメンテナンスをおこなうことで、その保護効果を長く維持できます。

(2)車にカバーをかける

駐車中の車全体にカバーを覆うことで、鳥のフンが付着するのを物理的に防ぎます。カバーの種類は、通気性の良いものから防水性の高いものまでさまざまです。価格は約2,000円から購入できます。

カバーをかける際は、塗装面に傷がつかないように丁寧におこないましょう。また、カバーが汚れていると車本体が汚れてしまう可能性があるため、定期的にカバー自体も清掃することが大切です。

(3)カーポートを設置する

カーポートとは、屋根付きの駐車スペースのことです。カーポートの設置には数十万円以上かかるものの、長期的に鳥のフンによる塗装のシミや剥がれを防ぎ、修理費用や洗車の頻度を減らす効果も期待できます。

鳥のフン被害だけでなく、さまざまな外的要因から愛車を守ることができます。

(4)鳥よけをつける

鳥よけとは、駐車スペースに反射シールや鳥の模型、CDなどを設置し、鳥が車の周辺に寄り付くのを防ぐアイテムです。

ただし、鳥が環境に慣れてしまうと効果が薄れることもあるため、定期的に設置場所を変えたり、複数の対策を組み合わせたりすると、より効果的です。

6.鳥のフンで車の塗装が剥がれたときに関するよくある質問

(1)車の塗装が剥がれてしまったのですが、どうすれば直せますか?

軽度な剥がれであれば、コンパウンドで表面を滑らかにしたり、車体色に合ったタッチペンで補修したりすることで、傷が目立たなくなります。

しかし、塗装の剥がれが深い、または広範囲に及ぶ場合は、DIYではきれいに仕上がらなかったり、かえって状態を悪化させたりする可能性があります。

このような場合は無理をせず、板金塗装工場などの専門業者に相談することをおすすめします。

(2)車の塗装が剥がれた場合の修理費用はいくらですか?

例えば、ドアに15cm×15cmほどの傷がある場合の修理費用は約1万~3万円です。しかし、傷のサイズ、修理箇所、業者の種類によって費用は変動します。

(3)車の塗装が剥がれたままにしておくとどうなりますか?

車の塗装が剥がれた状態を放置すると、以下のようなリスクを引き起こします。

・サビの発生
・劣化の進行
・修理費用の増大

このように、塗装の剥がれを放置することは、愛車にさまざまな悪影響をもたらします。

7.鳥のフンで車の塗装が剥がれた際はグーネットピットで修理可能な整備工場を探してみませんか?

鳥のフンによる車の塗装の剥がれには、早期の適切な対処が重要です。鳥のフンが付いているにもかかわらず放置していると、シミや変色、サビの発生につながります。

万が一、鳥のフンで車の塗装が剥がれた場合は、コンパウンドやタッチペンなどを使用することで、自分で修理することも可能です。ただし、自分での修理が難しい場合は民間整備工場など業者へ修理を依頼するのがおすすめです。

グーネットピットでは鳥のフンで車の塗装が剥がれたときの修理を依頼できる整備工場を簡単に検索できます。まずは複数業者から相見積もりを取って、予算に合う整備工場をみつけてみてください。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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