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故障・修理
更新日:2022.07.19 / 掲載日:2022.07.19

板金塗装とは?業者ごとの特徴や値段の相場、DIY可能かを紹介

事故などで愛車を傷付けてしまった場合は「板金塗装」してもらうのが一般的です。

板金塗装とは板金・塗装の2つの工程からなる修理方法で、引っ張ったり叩いたりすることで凹みをなくし、塗装を施すことでキレイに修復する作業です。

傷付いた愛車を修復するためには必須の作業ですが、さまざまな業者で受けることができるため、どこに依頼すべきか迷ってしまう方が多いのではないでしょうか。

この記事では、依頼する業者ごとの特徴や値段の相場を紹介するので、車の傷や凹みを修復したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

板金塗装とは?

板金塗装は「板金」と「塗装」2つの作業からなる修理方法で、車が傷付いたり凹んだりした際に行われます。

まず板金は車の凹んだ部分を裏から叩いたり、専用の工具で外側から引っ張ったりすることで元の形状に戻す作業です。

他にも損傷部の塗装を剥がしたり、歪んだフレームを修正したり、パネル交換・パーツ交換したりするのも、板金に含まれます。

次に塗装は修復した個所に塗料を塗って、元の姿に近づける作業です。

もともとの色にできるだけ近づけるよう調色しますが、熟練の職人でも100%同じ色にするのは不可能だといわれています。

塗装した部分が目立たないように、ボカシを施して仕上げるのが一般的です。

また単に塗装するだけではなく、パテで下地を整える・塗料を調色する・凹凸やゴミを除き仕上げるなど、複数の工程を合わせて塗装と呼ばれます。

板金塗装はどのようなタイミングで必要になる?

板金塗装が必要になるのは、車にひっかき傷・すり傷や凹みができた際、色褪せした際などが挙げられます。

こうした傷・凹みが付くのは、なにも事故だけが原因とは限りません。

例えば走行中に小石が跳ねたり、ガードレールに接触したりしても傷・凹みは付きます。

乗車の際に荷物をぶつけるだけでも傷や凹みはできてしまうので、安全運転を心がけていても傷や凹みは生じる可能性があります。

板金塗装の流れ

板金塗装はどのような流れで作業を行うのか、ピンとこない方もいらっしゃるでしょう。以下で、一連の流れを紹介します。

・板金作業:傷の大きさ・深さを確認し、専用工具を使用してボディの凹みを引き出す
・下地作業:引き出した凹み部分の塗装面を剥がし、パテを埋め込む。乾いたら、仕上げ磨きを施す
・塗装作業:パテを埋め込んだ個所に、下地・中塗り・上塗りと塗装を重ねていき、場合によってクリア塗装で仕上げる。塗装は3回~4回に分けて行うことで、層を形成させる

このような流れで板金塗装は行われ、職人の確かな技術で傷付いた車は修復されます。塗装が乾いたら、コンパウンドで磨いて最終調整します。

板金塗装に使用する塗料は2種類

板金塗装に使用される塗料は、大きく2種類あり「水性塗料」と「ウレタン塗料」に分かれます。

ひと口に塗料といっても特徴が異なり、どちらもメリット・デメリットがあります。

まず水性塗料とはシンナーなどの有機溶剤を使わない、もしくは有機溶剤の使用量を大きく減らして水で代用している塗料のことです。

環境への配慮から、規制の厳しい油性塗料が使われなくなってきたことで、ほとんどの新車に採用されています。

ただし「耐久性で劣る」「乾燥まで時間がかかる」のがデメリットです。他にも経年劣化しやすかったり、保管環境を整える必要があったりと繊細な面があります。

対してウレタン塗装は耐久性に優れ、美しく仕上がるのが特徴です。

比較的安価で、長く使用されてきたこともあり、多くの職人が扱い慣れている塗料でもあります。

ただし塗装作業時に、シンナーの臭いが漂うのがデメリットです。

板金塗装はどこに依頼するのがおすすめ?業者ごとの特徴

愛車に傷や凹みが付いた際に依頼する候補としては、ディーラー・自動車整備工場・カー用品店の三択になります。

それぞれの特徴を紹介するので、あなたに合った依頼先を見つけてみてください。

ディーラー

メーカーの純正品を使用してくれるので、安心して修理を依頼できます。

メーカーの自社工場で作業を行う場合と、外部工場へ外注する場合の2パターンあります。

特に自社工場で作業が行われる場合は、高クオリティな仕上がりが期待できるでしょう。

ただし純正品を用いるため、費用が高くなりやすいのが欠点です。

高くても構わない、純正部品を使用して欲しい方は、ディーラーへの依頼がおすすめです。

自動車整備工場

自動車整備工場は板金塗装の専門家なので、高いクオリティでの仕上がりが期待できます。

ディーラーを通さず直接依頼すれば中間手数料がかからないため、ディーラーよりも安く依頼できます。

ただし自分で良い業者を見つけなければならず、手間と時間がかかるのがデメリットです。

安心して依頼できる工場を探したい方は「グーネットピット」がおすすめ。全国各地の自動車整備工場を検索でき、口コミや実績を確認したうえで依頼できます。

車の傷・へこみ修理・整備(塗装・板金・コーティング・メンテナンス)ならグーネットピット

カー用品店

カー用品店でも、板金塗装を行ってくれる場合があります。

比較的リーズナブルな価格で修理してくれますが、傷の大きさや種類によって価格が異なるので、見積もりを取ってから依頼するか決めましょう。

また全国に広くチェーン展開しているので、いつでもどこでも利用しやすいのがメリット。傷・凹みが付いたら、すぐに持ち込めます。

手軽に修理を依頼したい方は、カー用品の利用がおすすめです。

板金塗装の値段はいくらかかる?パーツごとの相場

板金塗装にかかる費用は、修理対象となるパーツごとに異なります。

基本的に小さいパーツほど安く、大きくなるほど高くなる傾向にあります。

パーツごとの相場は、以下のとおりです。

● ドアミラー:7,000円~
● バンパー:2万円~
● サイドドア・フロントフェンダー・リアフェンダー:3万円〜
● ボンネット・バックドア:5万円~

ドアミラーのような小さい個所なら数千円ほどですが、ボンネットやバックドアなどは5万円以上かかってしまいます。

もちろん依頼する業者によって価格設定は異なりますが、おおよその相場を踏まえたうえで見積もりしてもらいましょう。

パール系の色は他より値段がかかりやすい

基本的に色の差によって料金が変わることはありませんが、パール系の色だけは値段が高くなる傾向にあります。

通常は、ボディの上にカラー塗装を施し、必要に応じてクリア塗装を施すのが一般的です。

しかしパール系の色は、カラー塗料とクリア塗料の間に、キラキラさせるためのパール塗料が施されています。

カラー層・パール層・クリア層の三層構造なので、塗料の使用量が多く、手間がかかるため工賃が高くなります。

また塗料を重ねる量が増えることで、色を合わせる難易度が高くなるため、熟練の技術が必要です。

パール系は「メーカー特別色」として数万円高く設定されていることもありますが、購入費だけではなく、修理費も高い色です。

板金塗装に車両保険は適用される?

車両保険に加入していれば、車が破損しても保険金で修理代をまかなえます。これは板金塗装にも当てはまるので、車両保険で修理することが可能です。

とはいえ適用されるかどうかは、加入している車両保険の補償内容によります。補償範囲外の場合は、保険適用外なので注意してください。

また補償範囲内であっても、保険を適用させるかどうかは慎重に検討してください。

車両保険を適用させると翌年度の等級が下がるため、保険料が高くなります。修理費用によっては、実費で支払ったほうがトータルでお得な場合があります。

修理費用と翌年度の保険料を天秤にかけ、どちらがお得か判断してください。

板金塗装にはどれくらいの時間・期間がかかる?

板金塗装にかかる時間・期間は、修理個所によって異なります。

代表的な修理個所にかかる日数は、以下のとおりです。

● フロントバンパー:2日間
● リアバンパー:4日間
● ドア:5日前後
● クオーターパネル:5日程度

修理する部分によって異なりますが、目安として最低でも2日ほどはかかります。

また繁忙期など順番待ちになるケースや、部品の取り寄せが必要なケースは、時間がかかりやすい傾向にあります。

加えて車両保険を適用させる場合、保険担当者と日時を合わせて写真を撮るため、タイミング次第では長引くかもしれません。

修理にかかる日数は車の状態や、依頼先の状況などによって変動するため、見積もりの際に目安を確認しておきましょう。

板金塗装をDIYで行うことは可能?必要な道具は?

水をかけると消えて見える程度の、小さく浅い傷であれば、自分で板金塗装することもできます。

市販のコンパウンドで研磨して傷をなだらかにし、塗装を施せば問題ありません。小さな傷でも錆びにつながるので、早めに手入れをしておくと安心です。

研磨したらマスキングテープで塗装する周辺を保護して、ボディカラーと同色のカラースプレーもしくはスプレーガンで塗料を吹き付けましょう。

仕上げに、クリアスプレーやボカシ材を施せば完了です。

必要な道具がわからない・自宅にない場合は、市販のDIYキットを使用するとわかりやすいでしょう。

ただし大きな傷や深い傷の場合や、凹みがある場合は難しいため、専門家に任せるのがおすすめです。

板金塗装はプロに任せてキレイに仕上げてもらうのがおすすめ

愛車に傷や凹みが付いた際には、板金塗装で修復するのが一般的です。小さな傷程度であれば、DIYで行うことも不可能ではありませんが、プロの技術にはおよびません。

大きな傷や深い傷、凹みがある場合は、迷わず専門業者に依頼しましょう。

また傷・凹みの修復だけでなく、塗装も難易度が高いもの。もともとの色へ近づけるには、熟練の技術が必要なため、こちらもプロに任せるのがおすすめです。

あなたに合った業者を選んで、依頼してみましょう。自動車整備工場なら安くキレイに仕上げてくれるので、ぜひグーネットピットを活用して評判の良い工場を探してみてください。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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