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更新日:2025.08.05 / 掲載日:2023.07.31
自動車税をPayPayで支払う方法|メリットやデメリット、Q&Aを紹介

自動車税は、銀行やコンビニだけでなく、スマートフォン決済アプリ「PayPay」でも支払えます。
納付書のQRコードを読み取るだけで、窓口に行く必要なく、簡単に支払えます。軽自動車税は一部対応していない自治体があるほか、納税証明書が自動発行されない点に注意が必要です。
この記事では、PayPayでの自動車税の支払い方法やメリット・デメリット、よくある疑問への回答までを紹介します。
スムーズに納税を済ませたい人は、ぜひ最後までご覧いただき、ご自身に合った方法を確認してみてください。
1. 自動車税はPayPayで支払える

自動車税は、銀行やコンビニだけでなく、スマートフォン決済アプリ「PayPay」でも支払えます。アプリ内の「請求書払い」機能を使えば、納付書のQRコードを読み取るだけで、自宅にいながら簡単に納税が完了します。
なお、PayPayでの支払いはポイント付与の対象外ですが、「PayPayステップ」の支払い回数・金額にはカウントされます。
また、軽自動車税は非対応の自治体もあるため、事前にPayPay公式サイトやお住まいの自治体の案内で対応状況を確認しておきましょう。
2. 自動車税をPayPayで支払う方法
PayPayで自動車税を支払う方法は、次の3ステップです。
1. PayPayアプリをダウンロードする
2. 個人情報の登録と残高のチャージ
3. 紙の請求書をスキャンして支払完了
順にご紹介します。
(1) PayPayアプリをダウンロードする
PayPayを使って自動車税を支払うには、まずスマートフォンにPayPayアプリをダウンロードします。アプリは、App StoreまたはGoogle Playからダウンロードできます。
・PayPay-ペイペイ – Apple Store
・PayPay-ペイペイ – Google Play
(2) 個人情報の登録と残高をチャージ
アプリのダウンロード後、氏名や住所、電話番号、メールアドレスなどの個人情報を登録します。また、PayPayを利用するには、クレジットカードや銀行口座を登録しておく必要があります。
① クレジットカードを登録する方法

クレジットカードを入力するときは、番号を入力するのではなくカメラでの読み取りが便利です。
② 銀行口座を登録する方法

銀行口座の登録には、事前の本人確認が必要です。本人確認が済んでいない人は、先に本人確認しましょう。
登録が完了したら、自動車税を支払う前にPayPay残高をチャージします。
③ PayPay残高をチャージする方法

自動車税の支払いに必要なPayPayマネーは、「銀行口座」「ヤフオク!・PayPayフリマの売上金」「コンビニから現金をチャージ」など対応する方法でチャージします。
(3) 納付書をスキャンして支払完了
届いた納付書のQRコードを読み取ると、支払い金額が表示されます。表示された金額に誤りがなければ、支払い処理を完了します。

(4) 支払い完了後の確認方法
自動車税の支払い履歴は、アプリ内の「取引履歴」から内容を確認できます。
① ウォレットから確認する

ホーム画面右下の「ウォレット」をタップし、「取引履歴」のなかにある「もっと見る」を選ぶ方法です。
これで過去の支払い履歴が一覧で表示されます。
② アイコンから確認する

ホーム画面上部の「>すべて」をタップし、機能一覧から「取引履歴」を選ぶ方法です。
どちらの方法でも同じ画面にたどり着けますので、使いやすいほうで確認してみましょう。
3. 自動車税をPayPayで支払うメリット
PayPayで自動車税を支払うメリットは次の3つです。
1. 手続きが簡単でスムーズ
2. 手数料がかからない
3. 現金を用意する必要がない
順にご紹介します。
(1) 手続きが簡単でスムーズ
PayPayアプリを起動し、納付書に記載されたQRコードを読み取るだけで支払いが完了します。
窓口に出向く必要も、特別な書類を用意する必要もありません。スマートフォンひとつあれば、その場で納付できるため、時間や手間をかけずに済みます。
(2) 手数料がかからない
一般的に、クレジットカードや一部の電子マネーで税金を支払うと手数料が発生しますが、PayPayでの支払いには手数料がかかりません。
余計なコストをかけずに納付できるのは、大きなメリットといえます。
(3) 現金を用意する必要がない
PayPayは、アプリにチャージされた残高や「あと払い」を使って支払えるため、現金を持ち歩く必要がありません。
ATMに行く手間もなく、すべての手続きがスマートフォン内で完結するので、忙しい日常のなかでもスムーズに納付できます。
4. 自動車税をPayPayで支払うデメリット
PayPayで自動車税を支払うデメリットは次の3つです。
1. 支払いにはPayPay残高が必要
2. メンテナンス中は利用できない
3. 納税証明書が自動で発行されない
順にご紹介します。
(1) 支払いにはPayPay残高が必要
PayPayで自動車税を支払うには、「PayPay残高」または「あと払い」の利用が必須です。
残高が不足している場合は決済できないため、事前にチャージしておく必要があります。とくに納期限が近い場合は、余裕を持って残高を準備しておきましょう。
(2) メンテナンス中は利用できない
PayPayは定期的にメンテナンスしており、その間はアプリの操作やチャージが制限されます。
タイミングによっては支払いができない場合もあるため、事前に「PayPayからのお知らせ」でスケジュールを確認しておくと安心です。
(3) 納税証明書が自動で発行されない
PayPayで支払った場合、収納印のついた半券は発行されません。
納税証明書が必要な場合は、支払い後に市町村や県税事務所で申請しましょう。
コンビニ払いや金融機関の窓口では、証明書として使える半券がその場でもらえるため、用途によって支払い方法を選ぶのがポイントです。
5. 納税証明書の申請方法
上記でご紹介したとおり、PayPayで自動車税を支払った場合、納税証明書は自動的には発行されません。
とはいえ、車検のタイミングや用途によっては、紙の納税証明書が必要になるケースもあります。
ここでは、必要な場面や、申請に必要な書類・手続きの流れをわかりやすく解説します。
(1) 納税証明書が必要な場面
自動車税の納付情報は電子化されていますが、すべての場面で紙の証明書が不要になるわけではありません。
たとえば、納付後すぐに車検を受ける場合は、納付情報がシステムに反映されるまで時間がかかるため、紙の納税証明書が必要になることがあります。これは自動車税が未納のままだと車検証の更新ができないためです。
また、車の売却時にも、納税済みであることを証明する書類が必要になる場合があります。
PayPayでの支払い情報は反映までに2〜3週間かかるため、こうした手続きを控えている人は、事前に納税証明書を申請しておくと安心です。
(2) 申請に必要な書類の準備
納税証明書を申請する際は、以下の書類を用意しましょう。
・申請書
・本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
・車検証(納税義務者の情報、車両ナンバーなど)
・委任状(代理人が申請する場合)
・返信用の封筒と切手(郵送で申請する場合)
自治体によって必要書類や手数料、発行までの日数が異なるため、申請前に公式サイトで確認しましょう。
(3) 申請方法
PayPayで支払ったあと納税証明書が必要な場合、次のいずれかの方法で申請できます。
1. 窓口で直接申請する
2. 郵送で申請する
納税証明書の申請に必要な書類とあわせて、申請の方法をご紹介します。
① 窓口で直接申請する
納税証明書は、納税先の市町村や県税事務所の窓口で直接申請できます。
・軽自動車やオートバイ等:納税先の市町村で申請
・普通自動車等:納税先の県税事務所で申請
ただし、支払い直後は納付情報がシステムに反映されないため、即日発行できない可能性があります。そのため、窓口で申請する際は、支払いしてから1〜3週間後に申請しましょう。
② 郵送で申請する
郵送でも申請可能です。
必要書類に加えて、返信用封筒(宛名記載・切手貼付)を同封します。証明書は後日、自宅に郵送で届きます。
6. PayPay支払いと納税証明書に関するQ&A
PayPay支払いと納税証明書に関して、よくある質問を4つご紹介します。
① PayPayで自動車税を支払うには、どうやってチャージすればいい?
自動車税をPayPayで納付するには、「PayPay残高」または「PayPayクレジット」のいずれかを利用する必要があります。
PayPay残高には種類があり、自動車税の支払いに使えるのは、本人確認済みの「PayPayマネー」のみです。具体的には、以下の方法でチャージしたものが該当します。
・銀行口座からチャージ
・セブン銀行ATMまたはローソン銀行ATMでの現金チャージ
・Yahoo!フリマやオークションの売上金からのチャージ
これらの方法を使う前に、PayPayアプリで本人確認の手続きを済ませておく必要があります。
なお、PayPayカードからのチャージや、本人確認前にしたチャージ分(PayPayマネーライト)は、税金の支払いに使えません。
支払い時に「残高があるのに使えない」というトラブルを防ぐためにも、チャージ方法と残高の種類はしっかり確認しておきましょう。
② 自動車税を滞納した場合のペナルティは?
自動車税を滞納すると延滞金が発生します。
滞納日数が増えるほど延滞金も加算されます。一定期間を超えると、車両登録の抹消や差し押さえなどの厳しい措置が取られる可能性があります。
さらに、自動車税の未納があると車検(継続検査)も受けられません。
なお、納付期限の切れた納付書はPayPayでは支払えないため、自治体の窓口で支払う必要があります。
③ 車検に必要な書類はなに?
業者に車検を依頼する際は、「自動車検査証(車検証)」と「⾃動⾞損害賠償責任保険(共済)証明書」が必要です。もし、自分でユーザー車検を受ける場合には、追加で以下の5つが必要になります。
・継続検査申請書(OCRシート)
・⾃動⾞検査票
・点検整備記録簿
・手数料納付書
・自動車重量税納付書
④ 納税証明書の有効期間は?
車検用納税証明書の有効期限は、次回納付期限の前日(翌年5月末)までです。
軽自動車税については、一部の自治体で、納税証明書が即時発行できない場合に15日間の有効期限延長措置が導入されています。
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