スクープ
更新日:2023.09.03 / 掲載日:2023.09.03
ベイビー”ランクル”誕生!本格的オフロード性能はそのままに!! 2025年初頭デビュー!?

8月に日本市場におけるランドクルーザープラドの後継車である新型ランドクルーザー”250″を発表したトヨタ自動車。この時点で、同時に発表されたランドクルーザー”70″の日本再導入、既存のランドクルーザー”300″を含め3シリーズが揃ったことになるが、コンパクトなランドクルーザーの開発が進められていることが判明した。
そのデザインは、すでに2021年12月に開催された「バッテリーEV戦略に関する説明会」で公開されたコンセプトカーであるCompact Cruiser EVそのものという。ここではバッテリーEVとして紹介されていたが、電動パワートレーンを含むあらゆるパワートレーンの搭載が想定されているという。
トヨタ自動車では、マルチパスウェイプラットフォームと呼ばれる、既存のプラットフォームを使用してバッテリーEV化する技術の開発を進めており、ラダーフレームを採用するランドクルーザー系もその中に含まれている可能性が高い。すでに、タイ王国でラダーフレームを採用するハイラックスのバッテリーEV車両がお披露目されており、市販化へ向けて開発は進んでいる。
このコンパクトランドクルーザーは、バッテリーEV専用車ではなく、既存のディーゼル、ガソリン、ハイブリッドパワートレーンの搭載を想定して開発が進んでおり、コンパクトながらも、本格的なラダーフレームを採用し、”ランクル”らしい走破性を実現したコンパクトオフローダーとなる。

この新型車は、8月に開催された新型ランドクルーザー”250″の発表会プレゼンテーションの中でも触れられており、取締役・執行役員 デザイン領域統括部長サイモン・ハンフリーズが語る背後のスライドでサイドビューを見せている。予想デビュー時期は2025年前半。さらなる”ランクルワールド”の広がりと新たな選択肢の誕生を楽しみに待とう。