車種別・最新情報
更新日:2023.06.30 / 掲載日:2023.05.23

プレミアム感&最新装備で選びたいスバルのSUV・レガシィ アウトバック

クロストレック、インプレッサ、レヴォーグ eチューンなど、新型続々のスバル車。ところでそれ以外のクルマってどうだったっけ? 気になるスバルのラインナップをあらためてインプレッション!

●文:川島茂夫

SUBARU レガシィ アウトバック【SUV】

●価格:414万7000〜429万円 ●発表年月(最新改良):’21年10月(’22年9月)

 堅牢なフルインナーフレーム式SGPに1.8ℓボクサーターボを搭載。国内スバルのフラッグシップに位置付けられ、特定条件下でハンズフリー走行が可能なアイサイトXにいたるまで、最新&最上の装備が標準装着されている。国外では米国が主戦場のモデルだ。

■主要諸元(XブレイクEX) ●全長×全幅×全高(㎜):4870×1875×1670 ●ホイールベース(㎜):2745 ●車両重量(㎏):1680 ●パワーユニット:1795㏄水平対向4気筒DOHC直噴ターボ(177PS/30.6㎏・m) ●トランスミッション:CVT ●WLTCモード総合燃費:13.0㎞/ℓ ●タイヤ:225/60R18

余裕のサイズで走りも使い勝手も悠々

プレミアム感にこだわる
国内スバル最上位モデル
 国内展開するスバル車の車格面での最上位に位置するモデル。高速道路渋滞時ハンズオフなどの部分自動運転化を実現したアイサイトXも全車に標準装着する。また、レガシィ ツーリングワゴンの消滅以後は車体も同車専用となり、SUVらしさを強化して開発されている。

 北米を主市場とするモデルだけあって、車体サイズはフォレスターよりもひと回り大きく、平面寸法は4.9×1.9mに迫る。全高はフォレスターよりも約6㎝低いのだが、平面寸法との対比で、数字以上に伸びやかに見える。

 フェンダーのクラッディングやプロテクターなどのSUVらしい艤装がアウトドア趣味を楽しむプレミアムカーの頼もしさを感じさせるが、2グレードそれぞれに使い勝手の異なるルーフレールを設定するなど実用性に配慮した設計も見所。乗用車プラットフォームのSUVとして長い車史を持つモデルらしいアウトドア趣味へのこだわりだ。

 プラットフォームはフォレスター等と同じくSGPを採用するが、こちらは構造パネル併用式。ホイールベースは75㎜長い。大柄な車体もあって増加した車重に対応し、搭載エンジンは1.8ℓターボのみとなっている。

 ターボといってもいわゆるダウンサイジング型であり、実用走行で使用頻度の大半を占める回転域で30㎏・mを超える最大トルクを発生。中庸域でも扱いやすく力強い。悠々とした走らせ方を得意とするタイプだが、高回転域が不得手ではなく、急加速ではターボらしい伸びやかな加速感を示す。

 フットワークは車格を実感する悠々とした味わいを特徴にするが、快適性を優先したタイプとも言い難い。車体サイズや重量を活かした車格感にオン&ラフロードを気苦労なく走破できる扱いやすさを合わせたような特性。パワートレーンとの相性もよく、四季を通してレジャー&ツーリングを楽しむモデルらしい頼もしい走りだ。

現行型からSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)を採用して中身を一新したが、ツーリングワゴン的なフォルムもデザインテイストもキープコンセプト。

【ココに注目!】グレードの個性にもこだわった装備設定

ルーフレールはグレード専用で、リミテッドEXは格納式(写真)、XブレイクEXは耐荷重の高い固定式となる。機能性の違いにとどまらず、外観上の個性の演出ともなっている。

【おすすめグレード】

XブレイクEX ●価格:414万7000円

 アウトドア趣味と悪路重視ならXブレイクEX、オンロード主体ならリミテッドEXという選び分けが基本。X-MODE制御やルーフレール機能のSUVらしさからXブレイクEXをイチオシとしたが、価格差も性能差も少なく、コスパの差もほとんどない。

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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