車のエンタメ
更新日:2016.12.08 / 掲載日:2016.12.08
アメリカの逆さまピックアップトラックのインパクトが凄すぎる

世の中には公道を走ってはいけないクルマってあると思うんです。こちらもそういう類の1台ではないかと思います。だって、こんなクルマが走ってるのを見かけちゃったら、思わず二度見か三度見か、凝視して事故を起こしてしまうかもしれません。

ボディが裏返ったようなデザインのピックアップトラックは、アメリカのイリノイ州に住む自動車整備士、リック・サリバンさんの自慢の愛車。ちょっと走れば、あちらからもこちらからも声をかけられ、リックさんもまんざらではないようでいつも笑顔で応えています。1日に1000枚もの写真撮影に応じたこともあるんだとか。

パッと見は「ちょっとした遊び心をカタチにしてみた」という感じが漂うクルマですが、実際に公道を走れるようにするためには時間もお金も労力も、相当注ぎ込んでいます。フォード「F-150」のボディにフォード「レンジャー」のドライブトレーンを搭載。6000ドル(約68万4000円/動画が公開された2014年11月当時の為替レート 1ドル=114円で計算)の制作費を投じ、6か月の歳月をかけて完成したそうです。もちろん、制作はリックさん自身の手によるもの。

かわいい甥っ子たちも、このFLIPOVRの大ファン。「世界で1台だけのクールなクルマに乗るのはすごく楽しいよ。ともだちにもうらやましがられるんだ」と兄のブロディくん。

こんな道楽、奥さんに怒られるか呆れられるかしてるんじゃないかと心配しましたが、そんな心配は無用でした。リックさんの妻、キャシーさんは「彼は次にどんなプロジェクトをやるのか、考えていると思うわ」とインタビューに応えてましたから。

人々を喜ばせるリックさんの驚きのアイデア、次はどんなクルマが飛び出してくるのか、楽しみですね!