新車試乗レポート
【試乗レポート トヨタ ヤリスクロス】公道試乗でわかったグレードごとの個性
2020.9.22 UP
新車試乗レポート[2009.02.27 UP]
排気量の小さなエンジンに過給器を組み合わせ、ワンランク上のパフォーマンスと低燃費を両立させる手法が欧州ではトレンドとなっているが、エリーゼに追加されたスーパーチャージャー搭載モデルであるエリーゼSCもまさにこれにあたる。
すでにエキシージSに採用されていたスーパーチャージャーに比べ、エリーゼSCのそれはより小型でインタークーラーも備わらない専用タイプ。結果として最高出力220馬力、最大トルク21.6kgm(エキシージSは221馬力、最大トルク22kgm)とほぼ同等のスペックを実現しつつも、システムとして8kg軽量かつ小型に仕上がっている。
“軽量”であることについては、ようやくエンジンの小型軽量化に取り組みはじめた他メーカーに対して、より先を行っているのがロータスだ。独自のアルミバスタブ型フレームにより車重はわずか903kgと超軽量だから、0→100km加速は4.6秒ともはやスーパースポーツに匹敵する領域に到達している。
そんな予備知識から、かなりの辛口モデルなのでは?と身構えての試乗となったが、街中での印象はいい意味で裏切られた。結果として得られるパフォーマンスはスーパースポーツ並みでも実態は1.8Lの4気筒エンジンだから、クラッチの重さも常識的だしスーパーチャージャーのおかげで低速トルクも豊かで扱いやすい。
もちろん、エリーゼSCはエコで安楽なだけのスポーツカーではない。舞台をワインディングに移せば、8500回転まで気持ちよく使えるエンジンやノンアシストのステアリングから饒舌に伝わるステアフィールが気持ちを駆り立てる。コーナーではアンダーもオーバーもドライバー次第。低い速度からドリフト状態に持ち込めるなど、自在に姿勢変化を作り出せる自由度の高さは、腕に覚えのあるドライバーにとってはたまらないはずだ。
ベーシックなエリーゼSなどに比べて、外観上の違いはホイールのデザインと小型のリヤスポイラーのみと最小限。
デュアルエアバッグを採用するインテリア。幅広のサイドシルは乗り込み時などにコツを要する。エアコンや集中ドアロック、パワーウインドウなども標準装備。試乗車は39万7000円のツーリングパックを備える。
トヨタ製1.8L直4エンジンにイートン製スーパーチャージャーを装着したエリーゼSCのパワーパック。インタークーラーの省略により小型化と8kgの軽量化を実現させている。
専用デザインのアルミホイールを採用。タイヤはノーマルモデルと同じアドバンネオバAD07LTS。
フルバケットタイプのシートはタイトだがパフォーマンスに見合った十分なサポートを提供してくれる。
■ブリティッシュレーシンググリーン
■アーデントレッド
■スターライトブラック
■ソーラーイエロー ■アークティックシルバー □アスペンホワイト |
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