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更新日:2020.01.08 / 掲載日:2019.10.25

車のライトの種類と役割について

車のライトの種類と役割について

グーネット編集チーム

車のライトにはいくつか種類があります。
それぞれのライトの種類と役割についてご紹介しましょう。

ヘッドライト

ヘッドライトは「前照灯」とも呼ばれる、車体の前方にあるメインライトです。

ヘッドライトは、夜道や雨の日、トンネルの中など、視界が悪い時に周辺を照らしてくれる、重要な役割を担います。また、視界を確保するのと同時に、周囲の人や対向車線の車に、自分の存在を認識させるという役割も果たしています。

ウインカー

ウインカーは、「方向指示器」とも言い、車の進路方向を周囲に示すためのライトで、スイッチを入れると点滅する仕組みになっています。ウインカーのスイッチは自動で入るのではなく、手動で操作する必要があります。

法令により、右左折時や回転(Uターン)をする際にはその位置の30m手前で、車線変更などで進路を変更する際にはその行為の3秒前にウインカーをだすことが義務付けられています。車の進路方向を早い段階から示すことで、安全を確保することができます。

ウインカーの操作は、ハンドル横のライトスイッチの上下によって行います。操作レバーを下に動かせば右のウインカーが、上に動かすことで左のウインカーが点滅します。ウインカーの色は保安基準により定められており、すべて橙色です。

ブレーキライト

ブレーキライトとは、ブレーキを踏んだ際に点灯する、車体の後方にあるライトです。

道路を走行する際に、自分の車が速度を落とす、あるいは停車する、ということを後続車に知らせる役割を果たします。
テールライトと一体になったタイプもあり、この車種の場合、テールランプを点けたままブレーキを踏みこむと、さらにライトが明るくなるという性質を持っています。

フォグライト(フォグランプ)

フォグライトとは、濃霧によって視界が遮られてしまった際に使用するライトです。天候の変わりやすい山の中を走る時などに役立ちます。

霧のように、細かい粒子を反射しないような構造となっており、霧の中でもしっかりと前方の路面を照らしてくれます。霧が濃くなると、視界が非常に悪くなるため、大変危険です。辺りが見えにくくなっている時には、フォグライトの機能を使って安全運転を心がけましょう。

ただし、晴天時にフォグライトを使用すると、対向車線を走行している方が眩しいと感じてしまいます。普段は使わないようすることも大切です。

テールライト

テールライトとは、「尾灯」とも呼ばれる、車体後部にあるライトのことです。

夜間や悪天候時などに、後ろを走る車に自分の存在を知らせる役割を果たし、ヘッドライトの連動が義務付けられているライトでもあります。

それぞれのライトの種類や役割はこのようになっています。

この他にも、車が後退していることを示すための「バックアップライト」や、昼間に点灯して周囲に自車の存在を認識してもらうことで事故を予防する「デイライト」などがあります。

ヘッドライトは3種類

ヘッドライトは3種類

グーネット編集チーム

車のライトの種類について紹介してきましたが、その中でも重要な役割となるのがヘッドライトです。
ヘッドライトに使用される電球は、大きく分けて3種類あります。

・ハロゲン:価格が安く、ヘッドライトとして一般的に利用されています。

・HID:ハロゲンと比べて明るく寿命も長い反面、価格はハロゲンより高くなります。

・LED:明るさはハロゲンと同じ位ですが、寿命は3種類の中で一番長くなります。

なお、LEDヘッドライトは今後のさらなる開発により普及が期待されています。

「ハロゲン」ヘッドライトのメリット・デメリット

車のヘッドライトとしてもっとも一般的に使われているのがハロゲンライトです。
ハロゲンヘッドライトのメリット・デメリットは以下の通りです。

ハロゲンヘッドライトのメリットとは

ハロゲンヘッドライトのメリットは価格が安いということとランプ交換が簡単であるということです。少し黄色みがかった、淡い光は視覚的にも優しいという特徴があります。また、発熱量が高いため、凍結や雪の付着を防ぐ効果もあり、降雪時の安全走行を確保できます。

ハロゲンヘッドライトのデメリットとは

ハロゲンヘッドライトの発熱量の高さは降雪時の視界の確保に役立ちますが、反面、内部のゴミやホコリが焼き付けを起こす危険性もあるので注意が必要です。

白熱灯の後に登場したハロゲンヘッドライトは、寿命も明るさもはるかに白熱灯を凌いでいたため、広く普及してきました。しかしながら、近年普及の目覚ましい、LEDヘッドライトやHIDヘッドライトの明るさと寿命の長さと比較すると、劣ってしまいます。3種類の中でもっとも寿命が短く、一番暗いのがハロゲンヘッドライトです。

「HID」ヘッドライトのメリット・デメリット

ハロゲンヘッドライトに代わるライトとして1990年代に登場したのがHIDヘッドライトです。ハロゲンのようなフィラメントによる発光ではなく電極間の放電によって発光します。フィラメントがなくなったことによりランプの寿命が延び、強い光を放つことができるようになりました。
HIDヘッドライトのメリット・デメリットは以下の通りです。

HIDヘッドライトのメリットとは

HIDヘッドライトの最大のメリットは明るいということです。その明るさはハロゲンヘッドライトの3倍とも言われ、ランプの寿命もハロゲンライトの1,000時間に対し、2,000時間と、倍の数値を示しています。豊富なカラーバリエーションで、車のドレスアップを楽しめることもメリットのひとつです。明るさと多彩なバリエーションが人気を呼び、普及率はハロゲンヘッドライトに次いで3割を占めています。

HIDヘッドライトのデメリットとは

HIDヘッドライトのデメリットは完全に点灯するまでに5秒~10秒ほどを要してしまうことが挙げられます。
また、構成するパーツの数が多いため、取付ける際には知識と経験が必要になります。

注意すべきは明るさが眩しさにつながるということ。発光力の強さは時として、対向車や歩行者に対して危険を及ぼしかねません。純正品でないものは光軸調整がされていないものもあるため、対向車や歩行者にとって危険となる眩しさになることがあります。HIDに交換する際は、純正品の使用をおすすめします。

「LED」ヘッドライトのメリット・デメリット

LEDヘッドライトが市販され始めたのは2007年からです。比較的新しいため普及率は全体の1割に留まっていますが、圧倒的な寿命の長さと消費電力の少なさから、今後の普及の伸びが期待されています。
LEDヘッドライトのメリット・デメリットは以下の通りです。

LEDヘッドライトのメリットとは

LEDヘッドライトの最大のメリットは寿命の長さです。その寿命は10,000時間とも言われ、HIDの5倍、ハロゲンの10倍の寿命を誇ります。そのため、トラブルに見舞われない限りは、ほぼランプ交換の必要はないと言っても過言ではありません。

また、ハロゲンやHIDに比べて、消費電力も少なく、発熱量が少ないため、焼き付けなどの危険が少ないのもメリットです。また、瞬時に点灯することや、取付けが比較的容易なこともメリットとして挙げられます。

LEDヘッドライトのデメリットとは

メリットがデメリットにつながるのはHIDやハロゲンと同様です。発熱量の少なさは降雪時のデメリットとなり、レンズに雪を付着させてしまいます。寒冷地や雪の降る日の運転には十分な注意が必要です。

また、HIDに比べると明るさという点では劣り、バリエーションもありません。価格的にも、現時点では比較的高価であることもLEDヘッドライトのデメリットのひとつです。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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