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更新日:2018.11.06 / 掲載日:2015.06.03
【スズキ】アルトラパンが新型にフルモデルチェンジ2015【価格・装備】
ユニット・コンパス/Goo-net編集部
スズキの軽乗用車アルトシリーズの「アルト ラパン」がおよそ7年半ぶりにフルモデルチェンジを受けた。企画、開発、デザイン、機能、装備、アクセサリーの設定などに女性の視点を反映しながら、内外装やプラットフォームを一新。安全性や環境性能も進化させている。駆動方式はFFと4WDの2種類、トランスミッションは5速AMTとCVTの2種類が用意され、CVTモデルには「エネチャージ」が搭載される。価格帯は、107万7840円(G/2WD/5AMT)~149万2560円(X/4WD/CVT)。
3代目となる新型アルト ラパンのエクステリアは、先代までの箱型を踏襲しながら丸みをもたせた「丸くて四角い」デザインとなった。ヘッドランプやドアミラー、リアコンビネーションランプにも丸いモチーフを採用している。見た目にかわいいだけでなく空気抵抗も低減し、燃費効率もアップしている。ボディカラーには、キャラクターカラーの「フレンチミントパールメタリック」と「コフレピンクパールメタリック」、「フォーンベージュメタリック」の新色2色を含む単色8色に加え、「S」と「X」にはホワイト2トーンルーフ仕様車も設定し全12パターンを用意した。
インテリアは、「部屋」をテーマに室内空間全体をコーディネートしている。インテリアカラーは、モノトーンシート×ベージュ、キルティング柄2トーンシート×キャメル、チェック柄2トーンシート×ブラウンの3パターンから選択可能。ほかにも、時計の文字盤をモチーフにしたメーター、テーブルをイメージしたインパネデザイン、キルティングをイメージした天井のパターンなどを採用した。
新しいプラットフォームの採用で、先代にくらべて空間そのものも広くなっている。ホイールベースは先代にくらべて60mm延伸し、2460mmに。室内長は105mmプラスの2020mmに、前後乗員間の距離も60mmプラスの900mmになった。
新プラットフォームと改良型エンジンの採用と、ボディから足回りまでの各部で軽量化を図り、FFのCVTモデルの重量は先代の800kgから680kgに。120kgの軽量化と燃焼効率を向上させたエンジン、減速時に発電した電力を蓄え、発進・加速時にモーターでエンジンをアシストする「エネチャージ」の採用などで、燃費も大幅に改善。FFのCVTモデルでは、JC08モード燃費で先代より37%アップの35.6km/Lを記録している。
安全装備では、衝突回避・被害軽減ブレーキシステム、誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナル、横滑り防止装置などを全車に標準装備する。
快適装備も充実。小柄な方から大柄な方まで体格に応じた快適なドライビングポジションに調整できるよう、調整量35mmのチルトステアリングや調整量60mmのシートリフターも搭載されている。Gを除く3グレードには、フロントドアに約99%の紫外線(UV)をカット、赤外線(IR)もカットする「プレミアムUV&IRカットガラス」を採用。Xには微粒子イオンを放出する「ナノイー」技術を採用したフルオートエアコンも装備される。自車を真上から見下ろしたような俯瞰映像で周囲の状況を確認できる「全方位モニター」は、メモリーナビゲーションとセットでGを除く3グレードにオプション設定される。
リアコンビネーションランプにも丸くなり、より一層キュートな外観となっている。
UVと赤外線をカットするガラス、微粒子イオンを放出する「ナノイー」技術採用のフルオートエアコンなど、女性目線での便利装備も特長となる。
コンパクトな外観に似合わず広々とした室内で、4名乗車も快適にこなす。