新車試乗レポート
更新日:2018.10.31 / 掲載日:2009.03.18
BMW 3シリーズ 試乗レポート
BMW 3シリーズ 試乗レポート
試乗
【マイナーチェンジ】
発表/2008年10月3日
文●金子陽一 写真●斉藤正
■ニーズにマッチした日本専用パーツ新iDriveの操作性にも注目!
■ドライビング/ユーティリティ
しっかりとしたベースの上に、しっとりとした安定感の高い乗り味。ドライバーに正確なインフォメーションを与えてくれるステアリングの手ごたえは、まさにBMWの証。硬いフィールになりがちなランフラットタイヤ装着で、このしなやかさはやはり見事な領域だ。
電子制御で前後のトルク配分をする4輪駆動システムのxDriveは、4輪駆動の高い安定感を確保させながら、自然なステアリングフィールで走行可能。アスファルトから低μ路面までオールラウンドな走りを約束する。
2.5L 6気筒の「325i」のほかに、2L 4気筒の「320i」、3L 6気筒ツインターボの「335i」にも試乗した。バランスのいいボディの恩恵で2Lでも十分な走りをみせ、より静かでスムーズな6気筒、よりパワフルなツインターボという具合で、それぞれしっかりとした造り込みが感じられる。
そして、今回導入された新型のiDriveは、メインダイヤルコントローラーの操作性もよく、その前方に配置されたボタンスイッチ類との組み合わせで、使いやすさが飛躍的に向上。マイナーチェンジ前のモデルでは、その扱いに手間取った覚えがあるのだが、クルマを走らせながらでも直感的に操作をすることが可能になった。また全車標準装備となるHDD最新ナビゲーションの視認性も抜群だ。
■インテリア/エクステリア写真[1]
クオリティの高さを感じるインパネ。HDDナビ・システム採用により、ミュージック・サーバーなどエンターテイメントの演出も向上。
シフトレバー後方に配置される新iDriveのコントローラーは初めて乗る人でも操作方法はやさしく、イージーに扱える。
フロントシートには万一追突された際にヘッドレストが前方へ動き、頭をサポートするアクティブ・ヘッドレストを標準装備。
■インテリア/エクステリア写真[2]
スムーズさでは3シリーズ中ナンバー1と言える2.5L 6気筒エンジン。気持ちのいい上質な 吹け上がりをみせる。
テールランプ&ウインカー共にLEDランプを採用。復活したBMW伝統のL型デザインをより上質にクローズアップさせる。
セダン同様ツーリングも、バンパー、テールランプなどのデザインが変更され、洗練されたダイナミックさを強調。
BMW・325iセダン(6AT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 4540×1800×1440mm |
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ホイールベース | 2760mm |
トレッド前後 | 1500/1530mm |
車両重量 | 1510kg |
エンジン | 直6DOHC |
総排気量 | 2496cc |
最高出力 | 218ps/6500rpm |
最大トルク | 25.5kg m/2750~4250rpm |
10・15モード燃費 | 9.3km/L |
サスペンション前後 | ストラット/マルチリンク |
ブレーキ前後 | Vディスク |
タイヤ前後 | 225/50R16 |
全国メーカー希望小売り価格
BMW 3シリーズ | 434万~1023万円 |
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