クルマのお役立ち情報[2017.12.21 UP]

【日産 エルグランド】ライバルと徹底比較! 相場調査でわかった現行型の魅力とは?

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ライバルと変わらない性能を、よりリーズナブルな価格で入手可能

 国産ミニバンの最上級クラスにあたるのがエルグランド。じつは、このサイズのミニバンを製造しているメーカーは少なく、いまはトヨタヴェルファイアアルファード日産エルグランドのみとなる。以前はホンダがエリシオンを販売していたが、すでに生産を終えている。このカテゴリーのなかから、たとえば5年落ち前後の中古車を探すとなれば、選択肢はトヨタか日産ということになる。ここでは両者の相場を比較しつつ、ねらい目の年式とグレードを探っていきたい。

 まずはエルグランドの最大のライバルである現行型トヨタ ヴェルファイア/アルファードの中古車平均価格を見てみよう。ヴェルファイア/アルファードのデビュー年である2015年式で各車を比較すると次のようになる。

●トヨタ ヴェルファイア(2015年式/現行):418万円
●トヨタ アルファード(2015年式/現行):426万円
●日産 エルグランド(2015年式/現行):308万円
※中古車平均価格はグーネット2017年9月20日現在のデータによる。

 次に先代ヴェルファイア/アルファードと比較してみよう。5年落ち(2012年式)の中古車平均価格は…

●トヨタ ヴェルファイア(2012年式/先代):250万円
●トヨタ アルファード(2012年式/先代):247万円
●日産 エルグランド(2012年式/現行):221万円<
※中古車平均価格はグーネット2017年9月20日現在のデータによる。

 上記のように、先代ヴェルファイア/アルファードと比べても、現行型エルグランドは安いのだ! その理由を推察すると、いまこのジャンルはトヨタ一強という市場のムードにあるようだ。だからライバルメーカーが参入しにくく、ヴェルファイア/アルファードの中古車ニーズが高まり、その結果相場がまったく下がらないというわけ。しかし、エルグランドは性能面でトヨタ勢に特別劣っているということはなく、むしろお買い得な中古車購入という視点で見ると、非常にオススメできるクルマなのだ。

エルグランドの年式別相場動向をチェック!

 現行型エルグランドは、2010年8月にデビューしている。2011年、2012年にそれぞれ一部改良が行われ、アラウンドビューモニタの改良など、装備面での仕様変更を受けた。そして2014年にマイナーチェンジが行われ、フロントデザインを中心とする大掛かりなデザイン変更が実施され、より力強いフェイスに。とくにハイウェイスターは、より押し出し感のあるデザインとなり、ユーザーには大変好評だ。それを踏まえ、年式別の中古車平均価格を見ていこう。

●2010年式:195万円
●2011年式:205万円
●2012年式:221万円
●2013年式:249万円
●2014年式:298万円
●2015年式:308万円
●2016年式:355万円
●2017年式:319万円
※中古車平均価格はグーネット2017年9月21日現在のデータによる。

 2014年を境に、前期型と後期型に分かれる。相場は、この境界線で異なっているのがわかるはず。お買い得に手に入れるなら、もちろん前期型がねらい目。後期型と比べて物件数が多く、リーズナブルな価格の車両が豊富に揃っている。両者は見た目が異なるが、メカニズムの面ではほぼ同じとなっていることも注目したい。せっかく高価な後期型を選んでも、そう遠くない将来フルモデルチェンジを受けてしまうことも、前期型がオススメの理由。それなら、価格重視で前期型を選ぶのが賢いといえるかも。とくに2012年式は、アラウンドビューモニタに移動物検知機能(歩行者などを検知)が追加され、より安全性が高くなっているのでオススメである。

走りに上質さを求めるなら6気筒モデルがオススメ

 エルグランドには豊富なグレードが用意されている。エンジンは2.5L 直列4気筒(170馬力)、3.5L V型6気筒(280馬力)の2タイプで、トランスミッションは全車CVTが組み合わされる。両者とも2WDと4WDを設定し、さらに外観は標準タイプのほか、スポーティなルックスの「ハイウェイスター」、オーテック仕様の「ライダー」などが用意され、ユーザーの好みに応じて選べるようになっている。

 4気筒と6気筒で走りのフィーリングはかなり異なっており、エルグランドのキャラに見合った上質さを享受したいなら、後者をオススメしておく。4気筒はエンジンを回しがちに走る傾向にあり、乗り方によっては実燃費に大きな差がでないことも知っておきたい。それでは代表的グレードの中古車平均価格をチェックしよう。

●250XG:180万円
●250ハイウェイスター:246万円
●350ハイウェイスター:243万円
●350 VIP:373万円
※中古車平均価格はグーネット2017年9月21日現在のデータによる。

 もっとも相場が高い「VIP」は、レザー内装、リヤシートの読書灯、乗降用ステップなど後部座席の快適性を重視した最上位モデル。7名乗車のほか、リムジンのように広く快適な4名乗車モデルも設定している。ただしこちらは物件数がかなり少なく、中古車で探すのは難しい。エンジン別に見ると、6気筒モデルのほうがやや多く、しかも4気筒とほとんど相場が変わらない。新車時の価格差は大きいが、中古車になると同程度の予算で買えるので、好みに応じたクルマ選びができる。また税金面では4気筒が有利だが、走りは6気筒が有利なところも。一方標準仕様の外観はかなり少なく、中古車市場は「ハイウェイスター」が中心となることも、覚えておきたいポイントだ。

新型登場までもう少し。今後、エルグランドの相場はどうなる?

 今年(2017年)でデビューから7年目を迎える現行型エルグランド。最近はモデルライフが長い傾向にあるが、それでも近々フルモデルチェンジするのは、ほぼ間違いないだろう。デビュー当初、エルグランドの中古車は高値安定をキープし、根強い人気を誇っていた。しかしライバルのトヨタ ヴェルファイア/アルファードが2015年にモデルチェンジをした頃から下がり始め、冒頭で述べたように、現在はかなり手ごろなゾーンに入ってきた。そして近い将来エルグランドの新型が登場したら、この傾向はさらに強まると考えてよいだろう。

 しかし、これからもっと安くなるなら、今は買い時ではないのでは…という見方もできる。どうせ買うなら、とことん安く購入したい。そういうひとは、あえて待つという選択も当然アリだ。ただし、その時は旧世代モデルになっているから、クルマとしての新鮮味はなくなっている。逆にいま買うメリットは、まだ現行モデルだということ。どちらを天秤にかけるかは、買い手の判断に委ねられる。いずれにしても、200万円前後の予算から日産のフラッグシップミニバンが買えるこのタイミングは、見逃すべきではないだろう。

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