新車試乗レポート[2009.03.18 UP]

試乗インプレッション

関連情報

ボディタイプ:ワンボックス
ホンダ エリシオン 試乗レポート

試乗
発表・発売/2004年5月13日
文●横越光廣 写真●犬塚直樹

ホンダ エリシオン
■8人乗りと走りのよさが引き立つプレミアム・ミニバン

今や激戦区のラグジュアリーミニバン界に、ホンダがエリシオンで殴り込み。何を今さらと取られないこともないが、8人乗りでもホンダらしさが息づくところに独自の魅力がある。エンジンラインアップは、2.4L直4と可変気筒の3L V6。発売2週間で、月販目標の4000台を超える6300台を受注と好調だが、その内訳は2.4Lが52%、3Lが48%とほぼイーブン。

■ドライビング/ユーティリティ

オデッセイと一線を画し、断然の広さを誇るエリシオン。さすがに走りには疑問符イメージが先行した。が、山道では意外や意外、スムーズで軽快なホンダらしさが感じとれるのだ。
可変気筒3L V6は、高回転まで軽やかに吹け上がり、Dレンジフル加速では6500回転レッドでシフトアップ。ヒルクライムでさえ、重量級のボディをもてあますことなく、スポーティ感を味わえるのだ。このサイズ、このクラスにして、この軽快加速。そこがいかにもホンダ流。しかも、加速全般にわたり、6気筒と3気筒の切り替わりに違和感はなく、スムーズというから価値がある。エンジン音が軽やかで快いだけになおさらだ。これが、2.4Lの直4ではどうなるか。むろんV6より力は劣るし、キメ細やかなスムーズ感とはいえなくなる。が、エンジンは高回転までスムーズだし、パワーはこれで十分。4人乗車でのヒルクライムでも、そこそこスポーティ感を味わうことができた。
3.6回転のパワステは軽め。腰高感を意識させられることなく、いきなり乗っても自然に扱えるのがうれしい。いかにホンダ車とはいえ、期待するほうがムシがいいと思っていたのに、さにあらず。3Lでは、力感十分な加速性ともども、ワインディングロードを快ペースで駆け抜けることができた。しかも、乗り心地はマイルドで快適だ。そんな特徴は、2.4Lにもあてはまる。なかなかの好バランスで、ツイスティな山道での走りがまったく苦にならない。この手のクルマとしては、安定姿勢が保たれる。強いていえば、ブレーキ能力がいまひとつだが、こちらも乗り心地は快適だ。

■インテリア/エクステリア写真[1]

インテリア/エクステリア写真[1] ダッシュ上部はフラットで、前方視界良好。3つのメーターと液晶ディスプレーは立体的にレイアウト。三次元的でブルーが美しく新鮮味もある。パワステはチルト付き。

インテリア/エクステリア写真[1] 後席スペースは、期待どおり広々としている。スライド量も大きく、まさに高級リビング。快適この上なしだ。

インテリア/エクステリア写真[1] 電動シートは、座面前後リフター付き。サポート感はまずまずといったところだが、腰高感はとくに感じない。

■インテリア/エクステリア写真[2]

インテリア/エクステリア写真[2] これほどゆったり座れるサードシートは、エリシオンだけでは。3名座れるのは強みだが、2名乗車ならVIP気分。

インテリア/エクステリア写真[2] プレミアム・ミニバンとして存在感十分。パワーテールゲート、パワースライドドアと、至れりつくせりで使い勝手がよい。

インテリア/エクステリア写真[2] 3L V6 i-VTECは、自慢の可変気筒。状況により3気筒が休止する高効率エンジン。平成22年燃費基準+5%レベルを達成。

エリシオンVX(5AT)主要諸元

全長×全幅×全高 4840×1830×1790mm
ホイールベース 2900mm
トレッド前/後 1590mm
車両重量 1920kg
エンジン V6 SOHC
総排気量 2997cc
最高出力 250ps/6000rpm
最大トルク 31.5kg m/5000rpm
10・15モード燃費 9.8km/L
サスペンション前後 ダブルウイッシュボーン
ブレーキ前/後 Vディスク/ディスク
タイヤ前後 215/60R17

全国メーカー希望小売り価格

ホンダ エリシオン 273万〜451万5000円

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