車の歴史
更新日:2020.01.08 / 掲載日:2017.08.22

トヨタプリウスαの概要と歴史をまとめてみた

トヨタプリウスαの概要と歴史をまとめてみた

goo-net編集チーム

プリウスαは、プリウスPHV 30系のプラットフォームを共有し、ハイブリッド機構はそのままに、ミニバン化した派生車種です。

プリウスをベースに居住空間の大型化、快適性向上を図り、5人乗りモデル、7人乗りモデルからランナップが構成されています。

プリウスαは日本国内より2011年5月に発売を開始し、その後、北米、中南米、ヨーロッパ、アフリカ、香港、オセアニア、イスラエルなど、世界各国で販売されています。

海外においては、北米、オセアニア、香港などでは「PRIUS V」、ヨーロッパでは「PRIUS PLUS」という名称で販売されています。

2011年5月の発売から約1ヵ月間で、月間目標販売台数3,000台に対し、約5万2,000台(約17倍)を受注した人気モデルです。
発売以来、国内外を合わせ約63万台の販売実績を誇ります(2016年4月時点)。

車名の由来は、「Prius」は、ラテン語で「~に先駆けて、~に先立って」という意味であり、「α」は「Alpha(現状の価値に付け加えられるもの)」を意味し、先行する人気車種「プリウス」からの、発展的なミニバンとしてのポジショニングを明確にしたネーミングです。

初代プリウスα(40型)は、現在も現行機種としてラインナップされています。
また、プリウスαの派生車種として、プラグインハイブリッド車「プリウスPHV 30系」がラインナップされています。

プリウスα 40/41型(2011年~2014年)マイナーチェンジ前

プリウスα 40/41型(2011年~2014年)マイナーチェンジ前

goo-net編集チーム

2011年5月にトヨタの全販売店で販売が開始されました。
プリウスの特長である低燃費や環境性能、新技術がもたらす先進性を継承しつつ、広い室内空間を備えたミニバンが「プリウスα」です。

エンジンやモーター、足周りなど基本的なメカニズムはそのままに、ホイールベースの80mm延長、重量増に伴いフロント/リヤトレッド幅が拡大されています。

5名乗りモデルの2列シート車と、7名乗りモデルの3列シート車の2タイプが設定されています。

ハイブリッドシステムは1.8Lアトキンソンサイクルエンジンを用いたTHS IIを搭載し、CD値0.29の優れた空力性能や軽量ボディとの相乗効果によって、クラストップ(同排気量、コンパクトミニバンクラスでの比較)の、10・15モード走行燃費31.0km/Lを実現しました。

また、車両重量とボディバランス、室内空間の観点から、5名乗りと7名乗りとでは搭載する蓄電池を変えており、細かなこだわりを感じるポイントです。

プリウスからの「トライアングルシルエット」を進化させ、ミニバンならではの広い室内空間と高い居住性を実現しています。

開放感あふれる大型パノラマルーフやレーダークルーズコントロール、LEDヘッドレストの設定やS-VSCやSRSエアバッグ、ヒルスタートアシストコントロールを全車標準装備するなど、快適装備や先進の安全装備など新技術が搭載されています。

外板色は、新色の「クリアーストリームメタリック」を含む全8色を設定しています。
また、トヨタグループのダイハツ工業へOEM供給し、「メビウス」のブランド名で発売されています。

ボディタイプ
ミニバン・ワンボックス(プリウスPHVを除く)

ボディサイズ
4615×1775×1575 – 1600mm(全長×全幅×全高)

室内サイズ
1910 – 2690×1520×1220 – 1230mm(室内長×室内幅×室内高)

エンジンタイプ
2ZR-FXE型 1.8L 直列4気筒DOHC+モーター

排気量
1797cc

最高出力
99ps(73kW)/5200rpm

最大トルク
14.5kg・m(142N・m)/4000rpm

JC08モード燃費
26.2km/L / 10・15モード燃費:31.0km/L

車両重量
1450~1490kg

価格帯
2,350,000円~3,305,000円

主なグレード
「S」「G」「Sツーリングセレクション」「Gツーリングセレクション」(特別モデルを除く)

主なオプション
樹脂パノラマルーフ、LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付)スマートエントリー&スタートシステム、プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式)、レーンディパーチャーアラート、レーンキーピングアシスト、インテリジェントパーキングアシスト、HDDナビゲーションシステム&プリウスαスーパーライブサウンドシステムなど。

カラーバリエーション
ブラック、スーパーホワイトII、ダークブルーマイカ、グレーメタリック、クリアーストリームメタリック、シルバーメタリック、レッドマイカメタリック、ホワイトパールクリスタルシャインなど。
(発売時期・グレードにより異なります)

トヨタ プリウスαの中古車一覧:
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-TOYOTA/car-PRIUS_ALPHA/

プリウスα 40/41W型(2014年~)2014年11月マイナーチェンジ後

プリウスα 40/41W型(2014年~)2014年11月マイナーチェンジ後

goo-net編集チーム

2014年11月にマイナーチェンジを行いました。
主にフロントマスクの変更、装備の充実と質感の向上、ボディカラーの差し替えがマイナーチェンジのポイントです。

フロントマスクはキドニーグリルを採用し、よりシャープな意匠へ変更されました。

装備面では車線の逸脱を検知して警告するレーンディパーチャーアラート、夜間走行時にハイビームとロービームを自動切替するオートマチックハイビーム、レーダークルーズコントロール、プリクラッシュセーフティシステムを、セットオプションで設定しました。

世界初となる1灯の光源でロービームと、ハイビームの切替が可能なBi-Beam LEDヘッドランプを一部のグレードに標準装備するなど、安全性能を充実させました。

ボディカラーは「クリアーストリームメタリック」を廃止し、新たに「ダークシェリーマイカメタリック」と「オレンジメタリック」を追加しました。
併せて、黒系を「ブラック」から「アティチュードブラックマイカ」に、赤系を「レッドマイカメタリック」から「スーパーレッドV」にそれぞれ差し替え、9色の展開となりました。

内装では、幾何学柄を用いたピアノブラック塗装のセンタークラスターや、合成皮革のアームレストを採用し、一部グレードには合成皮革とファブリックのシート表皮も採用し、質感の向上を図りました。

2014年12月にはトヨタが独自にチューニングを施す、スポーツコンバージョン車「S ツーリングセレクション・G’s」グレードが追加されました。

ボディタイプ
ミニバン・ワンボックス(プリウスPHVを除く)

ボディサイズ
4630 – 4665×1775×1560 – 1575mm(全長×全幅×全高)

室内サイズ
1910 – 2690×1520×1220mm(室内長×室内幅×室内高)

エンジンタイプ
2ZR-FXE型 1.8L 直列4気筒DOHC+モーター

排気量
1797cc

最高出力
99ps(73kW)/5200rpm

最大トルク
14.5kg・m(142N・m)/4000rpm

JC08モード燃費
26.2km/L

車両重量
1450 – 1490kg

価格帯
2,479,091円~3,497,237円

主なグレード
「S」「G」「Sツーリングセレクション」「Gツーリングセレクション」、「Sツーリングセレクション・G’s」(特別モデルを除く)

主なオプション
樹脂パノラマルーフ、LEDヘッドランプBi-Beam LED(オートレベリング機能付)、フロントドアガラス(撥水機能・UVカット機能付)、スマートエントリー&スタートシステム、プリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式)、レーダークルーズコントロール、レーンディパーチャーアラート、インテリジェントパーキングアシスト、T-Connectナビ9インチモデルなど。

カラーバリエーション
アティチュードブラックマイカ、スーパーホワイトII、ダークブルーマイカ、グレーメタリック、ダークシェリーマイカメタリック、オレンジメタリック、シルバーメタリック、スーパーレッドV、ホワイトパールクリスタルシャインなど。
(発売時期・グレードにより異なります)

トヨタ プリウスαの中古車一覧:
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-TOYOTA/car-PRIUS_ALPHA/


競合車の多いミニバンの中でも、非常に優れた燃費性能、コンパンクトながら快適な居住性と実用性から、世代を問わず高い人気を誇るプリウスαです。

2014年にマイナーチェンジを行い、快適性や室内の質感の向上、先進の安全装備など、最新の技術が盛り込まれています。

2017年にフルモデルチェンジ予定であり、今後もハイブリッドミニバンの代表車として進化し続ける車種と言えるでしょう。


トヨタ プリウスαの中古車一覧:
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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