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更新日:2021.07.15 / 掲載日:2021.07.15
アウディ3つのコンセプトカー発表間近!新インテリアコンセプト「球体(sphere)」とは?

Audi grandsphere concept
アウディは現地時間7月15日、今後のブランドのデザインコンセプトを、3台のコンセプトカーで発表すると明らかにした。3台のモデル名に共通する「sphere(球体)」というワードは、新しいインテリアコンセプトと、車内での新しい体験を実現するデジタルエコシステムに焦点を当てているという。
自動車に訪れる変化と、それに対するアウディのビジョン
まず2021年8月に、「アウディスカイスフィア(Audi skysphere concept)」と呼ばれる最初のモデルがカリフォルニア州で開催されるモントレー・カー・ウィークの中で初公開される。その数週間後には、2番目のコンセプトカーである「アウディグランドスフィア(Audi grandsphere)」が、2021年のIAA(国際モーターショー)で公開。そして2022年前半に、3台目の「アウディアーバンスフィア(Audi urbansphere)」が登場する。
「これらのコンセプトカーは、アウディのブランド戦略を体現し、プレミアムモビリティの近未来をどのように想像しているかを示します」と、アウディブランドの責任者であるヘンリック・ヴェンダースは語った。乗員を包み込むような新しいデザインのカーインテリアを、アウディは「スフィア」と呼ぶ。電動車への移行、そして数年後には自動運転(レベル4)への移行により、クルマはここ数十年のどの時期よりも劇的に変化するはずだ。また、インテリアや空間アーキテクチャについても、内側の空間が新しい自動車デザインの核となるような、新しい自動車全体のコンセプトが生まれてくるだろう。そしてデジタルエコシステムにより、クルマの先にあるパーソナライズされたサービスも可能になる、とアウディはみている。
自動運転の実装により、車内はもっと自由な空間へ
スカイスフィア、グランドスフィア、アーバンスフィアの3台のコンセプトカーは、このデザインのパラダイムシフトを、毅然としたダイナミズム、差別化、長距離移動を念頭に置き、それぞれ異なる解釈で表現している。いずれの場合も、乗客のニーズと体験の質が、3つのデザイン仕様の最上位にある。車内では、自分で運転するほか、可能な限り完全な自動運転で自由を享受できる。その代わりに、車内はリラックスしたり、ネットワークを作ったり、あるいは積極的にコミュニケーションをとったりするための自由な空間となる。
アウディのこの新しいショーカーは、遠い未来を見ているものではない。近い将来、2020年代半ばから登場するであろう同ブランドの体験空間を提示するものだ。