新型車比較・ライバル車対決
更新日:2021.07.14 / 掲載日:2021.07.07

NISSANの魅力大研究【3】新型ノート オーラのライバルはコレだ!

ズバリ! ノート オーラのライバルモデルは?

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ライバルはいずれも良質自慢の実力モデル

 ダウンサイザーに対してのアプローチとして「小さな高級車」は鉄板のお約束。内外装に凝った意匠と優れた装備機能が与えられたオーラは、まさにその代表的なモデルである。

 さらにコンパクトクラスである以上、実用的であるかどうかも重要だ。オーラはノート譲りのパッケージを持つこともあって、コンパクトクラスの中でもトップレベルの居住性を持つ。適応用途をレジャーまで拡大しなければ不足を感じることは少ないだろう。

 この2つの点を重視するならば、当然、オーラのライバル筆頭にくるのは、同門モデルのノートだ。パワースペックと内外装の意匠が異なることを除けば、基本的に同じクルマ。価格は装備が充実したオーラの方が少し上級設定になるが、プロパイロットなどの上級装備を揃えると、その価格差はグッと縮まる。

 さらに輸入車まで視野を広げると、車両価格300万円前後のモデルもライバル関係になる。中でもオリジナリティ高いデザインと質感を持つルノー・ルーテシアやプジョー208は用途もキャラもかなり近い。ようやく国内導入が始まった新型ゴルフの1Lターボ車もライバルになるだろう。また、カテゴリーは異なるが、RAV4やフォレスターといった人気SUVも同価格帯に含まれる。

 こうしてみるとオーラの価格レンジは大激戦区であり、求める用途や嗜好で選ぶべきモデルは様々。もちろん、純電動の走りを中心にした良質さがオーラの強味であり、その価値感で選ぶ限り最良の1車だが、そうでなければ選ぶ理由は希薄になってしまう。

 もっとも、走りの質感や静粛性へのこだわりは半端ではなく、そこに到達したライバルがいなければ1人勝ち。長所の多くが被るノートとの選び分けが悩ましいものの、質のこだわるダウンサイザーならオーラは検討すべき1台である。

【ライバルその1】NISSAN ノート

価格帯:202万9500~244万5300円

 前後ライトの意匠とグリルのデザインパターンの違いはあるものの、ナンバープレートのモデル名がなければ、見分けるのも一苦労なレベル。キャビン周りの質感はオーラが上だが、ノートもメーカーOPもしくはオーテック仕様車を選択すれば、ほぼ同水準まで引き上げることができる。

 明確な違いを感じるのは動力性能。ノートのモーター出力が85kW/280Nmだが、オーラは100kW/300Nmと差がつけられている。余力感は明らかにオーラが上になるなど、走りの面でも上級設定に仕立てられているのだ。

【ライバルその2】RENAULT ルーテシア

価格帯:236万9000~276万9000円

 フランス車らしい洗練されたデザインと実用的なキャビンパッケージを持つコンパクトモデル。価格帯もオーラとほぼ同じクラスだが、ノート&オーラと同じCMFシャシーを採用するなど、メカニズム面でもかなり近い存在だ。

【ライバルその3】PEUGEOT 208

価格帯:253万9000~303万8000円

 100kW(136PS)/260Nmを発揮する1.2L直3ターボ車に加えて、電動駆動のBEV車も導入済み。BEV車は予算400万円前後からが目安になるため格上の存在だが、ターボ車は走行性能も販売価格もオーラと真っ向ライバルになる。

7月19日登場予定の新型アクアもライバル候補

※編集部予想CG

 7月19日に新型の登場が予想されている次期アクアは、最新ハイブリッドの投入に加えて、キャビン内装の強化によりプレミアムキャラを強化して登場する模様。グレード構成や価格などはまだ不明だが、現行型以上にオーラ(ノート)と真っ向勝負になる可能性が高い。アクアの価格次第ではオーラは苦戦する可能性も高いだろう。

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●文:川島茂夫 ●写真:奥隅圭之

提供元:月刊自家用車

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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