新型車比較・ライバル車対決
更新日:2021.06.11 / 掲載日:2021.06.08

新型ヴェゼル・価格帯別ガチンコ比較【1】ライバル総覧

最新技術を惜しみなく注入したことで、大きな進化を遂げた新型ヴェゼル。もはやライバルはコンパクトSUVのみならず、ミドルSUVも視野に入るほどだ。ここでは価格帯別にヴェゼルのライバルモデルをチェックしてみたい。

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新型ヴェゼルの登場でSUV選びは大きく変わる!

大幅進化の新型ヴェゼルは上位モデルと戦える実力車

 コンパクトSUVには、SUVのエントリークラスと実用コンパクトカーという2つの役割が期待される。前者はカテゴリーのコンセプトそのものであり、後者は退潮しつつあるワゴンに代わるポジションだ。どちらの欲求を満たすにしても、高い全高と拡大されたキャビンは重要な要素で、セミハイト系ショートワゴンにも負けない実用車であることが求められる。

 その一方で最近は、上級SUVに限りなく近いアウトドア適性やプレミアム感なども求められる。コスパという制約がある中では、なかなか大変なことだが、各社は様々な工夫を凝らすことで、ユーザーの新たな欲求に応えている。

 新型ヴェゼルはそんなコンパクトSUVの現状を的確に捉えていることも特徴の一つ。全4グレードの構成ながら、現在のコンパクトSUVに求められる要素をうまくカバーしている。

 車両本体価格は228~330万円。ミドルSUVの中堅グレードあたりまで競合する価格設定であり、競合するモデルは先代に比べると大きく拡大している。

 これからSUVを検討する多くのユーザーにとって、全方位に進化を遂げたヴェゼルは今、最も注目すべきモデルといえるだろう。

予算200万~250万円クラス

icon HONDA ヴェゼル

価格 G 227万9200円(FF) 249万9200円(4WD)

バランスの良さが光る、この価格帯の優等生

動力性能に秀でるe:HEV車ばかりが注目されるが、ガソリン車が持つ充実の装備や実用性の高さは、このクラスとしてはトップクラス。コスパの良さも考えれば、魅力も十分にある。

icon DAIHATSU/TOYOTA ロッキー/ライズ

価格帯
170万5000~236万7200円(ロッキー)
167万9000~228万2200円(ライズ)

ジャンル屈指のベストセラー。価格の安さだけが武器にあらず

価格の安さが際立つが、サイズ以上に快適なキャビンや小気味が良い走りなど、独自の武器も数多く備えるロッキー/ライズ。車格はヴェゼルより下だが、侮り難い実力を持っている。

icon TOYOTA ヤリスクロス(ガソリン車)

価格帯 179万8000~244万1000円

この価格帯はガソリン車が中心。多彩な4グレードで勝負を挑む

この価格帯のヤリスクロスはガソリン車が中心。装備充実の1グレードのみで勝負するヴェゼルに対して、廉価仕様から上級グレードまで多彩な4グレードを用意。真っ向から迎え撃つ格好だ。

icon SUBARU スバルXV(1.6L車)

価格帯 220万~233万2000円

ベーシックな1.6L車は価格&性能で近い存在

スバルXVは、車格でも性能面でも新型ヴェゼルと真っ向から激突するが、価格やエンジン排気量、駆動方式でヴェゼルのガソリン車のライバルになるのは、ベーシックな1.6L車になる。

予算250万~300万円クラス

icon HONDAヴェゼル

価格
e:HEV X 265万8700円(FF) 287万8700円(4WD)
e:HEV Z 289万8500円(FF) 311万8500円(4WD)

新型の主力グレードはこの価格帯で狙える

e:HEV車の主力グレードを投入。FF車に限定されるが装備充実のZを狙うことも可能だ。ライバル勢は装備機能を充実させた実力車が揃うが、強敵相手でも互角以上に戦えるはずだ。

icon NISSAN キックス

価格帯 275万9900~286万9900円

キャラも価格も極めて近い

e-POWERを武器に堅調なセールスを記録するキックスだが、新型ヴェゼルのe:HEV車とはキャラも近く、さらに同価格帯ゆえに、大きな影響を受けるのは確実。見逃せない対決になりそうだ。

icon TOYOTA ヤリスクロス(ハイブリッド車)

価格帯 228万4000~281万5000円

熾烈な争いが勃発するのは間違いない

廉価仕様を設定しているため、スタート価格は安めに思えるが、装備機能を揃えてヴェゼルのe:HEV車と見比べると、ほぼ同価格帯と考えていい。宿命のライバルとなる可能性大。

icon MAZDA CX-30(2L車/ディーゼルターボ車)

価格帯
239万2500~303万500円(ガソリン車)
288万7500~330万5500円(ディーゼルターボ車)

ディーゼルターボもギリギリ狙える

マツダSUVはディーゼルターボという飛び道具を持つが、CX-30ならこの価格帯でもディーゼルターボ車を選ぶことが可能。他とは異なる武器で新型ヴェゼルと勝負できるのが強み。

icon SUBARU スバルXV(e-BOXER車)

価格帯 265万1000~292万6000円

オンロードでも互角以上に戦える

スバルXVの主力を担うe-BOXER車は、燃費を含めた経済性こそ新型ヴェゼルのe:HEV車には及ばないが、悪路はもちろん、オンロードでも走行性能はまったく引けを取らないモデルだ。

icon TOYOTA C-HR

価格帯
238万2000~301万3000円(ガソリン車)
274万5000~314万5000円(ハイブリッド車)

走り重視ならば、ライバルになりうる存在

見た目の印象は似ているが、C-HRのキャラは明らかにスペシャリティ寄り。SUV的な使い方を重視するなら直接のライバルにはならないが、走り重視ならば一考の価値ありのモデルだ。

予算300万~350万円クラス

icon HONDA ヴェゼル

価格 e:HEV PLaY 329万8900円

最上級のPLaYは、ミドルSUVとも戦える

予算300万円を超えてくると、上級快適装備も充実するPLaYが狙える。ここまで予算が上がってくるとライバルになるのはコンパクトSUVではなく、ミドルSUVが中心にならざるを得ないだろう。

icon TOYOTA RAV4(ガソリン車)

価格帯 274万3000~353万9000円

ガソリン車ならば選び放題

FF車のベーシックグレードなら300万円を切る予算から狙えるが、やはりRAV4が本領発揮するのは4WD車。ハイブリッド車は厳しいが、ガソリン車ならこの価格帯でいろいろと選べる。

icon MAZDA CX-5

価格帯
267万8500~402万6000円(ガソリン車)
299万7500~403万1500円(ディーゼルターボ車)

プロアクティブならば十分狙える

ミドルSUVとしては古参の部類だが、走りを含めた総合力の高さに定評があるCX-5。装備と価格のバランスに優れるプロアクティブならば、新型ヴェゼルと近い価格で狙うことができる。

icon SUBARU フォレスター

価格帯 291万5000~328万9000円

ミドルSUVとしては破格の存在

e-BOXER車とターボ車とも、この価格帯で狙うことができる。レジャービークルを求める向きにとっては、リーズナブルかつ本格4WDシステムを搭載するフォレスターは見逃せない1台だろう。

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●文:川島茂夫/月刊自家用車編集部

提供元:月刊自家用車

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内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

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オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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