輸入車
更新日:2021.04.22 / 掲載日:2021.04.21

【フルモデルチェンジ アウディ A3】主力モデルが進化! 高性能モデルのS3も同時に発売

新型A3スポーツバック

新型A3スポーツバック

文と写真●大音安弘

 アウディジャパンは、2021年4月21日、アウディ日本販売の主力モデルのひとつであるCセグメントモデル「アウディ A3」シリーズのフルモデルチェンジを実施し、同日より受注を開始したことを発表した。なお発売日は、5月18日となる。

フィリップ・ノアックアウディジャパン代表取締役社長とタレントのマギーさん

フィリップ・ノアックアウディジャパン代表取締役社長とタレントのマギーさん

 都内で実施されたオンライン発表会には、フィリップ・ノアックアウディジャパン代表取締役社長に加え、クルマ好きタレントとして知られるマギーがゲストとして登壇。新型A3の日本初披露に花を添えた。

 第4世代となる新型A3シリーズは、5ドアハッチバック「A3スポーツバック」、4ドアセダン「A3セダン」、そして高性能モデル「S3スポーツバック/S3セダン」で構成される。モデルラインは、シンプル化され、「ベース」、「アドバンスド」、「Sライン」がボディタイプを問わず設定。セダンとスポーツバック共に6タイプが選択できる。

 新価格は、「A3スポーツバック」が、310万円~483万円。「S3スポーツバック」が642万円。「A3セダン」が、329万円~502万円。これらの高性能モデルである「S3」が642万円(スポーツバック)と661万円(セダン)だ。

最新デザインを採用。ボディサイズはひとまわり拡大

新型A3スポーツバック

新型A3スポーツバック

 最新世代のデザイン言語を取り入れたエクステリアは、かなりスポーティかつアグレッシブに。一足先に新世代へと進化を果たしたハッチバックモデルA1同様に、ヘキサゴングリルを強調したフロントマスクは、両サイドのエアインテークもより立体的なデザインとしたことで、若々しさの中に、安定感や力強さも感じられる。リヤスタイルは、従来型A3の面影も感じられるが、よりLEDランプを強調した未来的なテールランプデザインが印象に残る。またセダンでは、ビルトインスポイラーが強調され、空力特性を高めたことが分かる。

 ボディサイズは、従来型と比べ、全長+30mm、全幅+30mmそれぞれ拡大され、ひとまわり大きめに。その結果、A3スポーツバックが全長4345mm×全幅1815mm×全高1450mm(※ベース及びアドバンスド)。A3セダンが全長4495mm×全幅1815mm×全高1425mm(※ベース及びアドバンスド)となった。しかしながら、扱いやすいサイズに留められており、依然、日本の道路事情にマッチしたモデルといえるだろう。

  • 新型A3セダン

    新型A3セダン

  • 新型A3セダン

    新型A3セダン

視線移動を最小限に抑えた先進的なコックピットデザイン

新型A3スポーツバックインテリア

新型A3スポーツバックインテリア

 インテリアは、最新アウディに採用されるドライバーを中心としたコックピットデザインを採用。ドライバーからメーターパネルとインフォテインメントシステムの情報が最小限の視線移動で直感的に把握できるように配慮した。コンソール周りでは、トランスミッションのシフト操作をシフトスイッチへと変更。これにより空間の広がりとよりシンプルなシフト操作が可能に。もちろん、マニュアルシフトのために、ステアリングにはパドルシフトが備わっている。サスティナブルな取り組みのひとつとして、Sラインの標準シートのクロスには、リサイクルペットボトルを原料として素材を採用。見た目と座り心地の両面で、従来シート生地と変わらぬ品質を実現。またフロアカーペットなどの車両内部の様々な部品にもリサイクル素材を活用している。ホイールベースは共通なので、キャビンの広さは同等だが、フロントシートの配置を変更したことで、フロントシート周りにはさらなるゆとりが生まれたのは朗報だ。

  • 新型A3スポーツバックフロントシート

    新型A3スポーツバックフロントシート

  • 新型A3スポーツバックリアシート

    新型A3スポーツバックリアシート

  • 新型A3スポーツバックラゲッジルーム

    新型A3スポーツバックラゲッジルーム

経済性を重視した標準モデルとクワトロも備えるパワフルな上級仕様を用意

新型A3スポーツバックパワートレイン

新型A3スポーツバックパワートレイン

 パワートレインは、標準車には、ガソリンエンジンの「30TFSI」と「40TFSI」のふたつを導入。エントリーとなる30TFSIは、ベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)と48Vリチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッド仕様で、1.0L3気筒ターボエンジンを搭載。最高出力110ps、最大トルク200Nmを発揮する。駆動方式は、FFのみとなる。より力強いエンジンとなる「40TFSI」は、よりパワフルな2.0L 4気筒ターボエンジンを搭載。最高出力190ps、最大トルク320Nmを発揮。こちらはアウディの4WDシステム「quattro」が組み合わされるのが大きな特徴。つまり標準モデルの場合、FF仕様なら、30TFSI、4WDなら40TFSIとなるわけだ。

高性能な2.0TFSIエンジンを搭載する「S3」も発売

新型S3スポーツバック

新型S3スポーツバック

 高性能モデル「S3」には、過給圧を高めた2.0TFSIエンジンを搭載。2.0L4気筒ターボながら、最高出力310ps、最大トルク400Nmを発揮。組み合わせされる4WDシステムは、電子制御式油圧多板クラッチを用いた高性能タイプのquattroとし、スポーツドライビングをサポートする。また差別化として、エアロパーツやスポーツシート、スポーツサスペンションなども標準化され、走りへの情熱がより高められている。

 新型A3シリーズの導入記念した限定車「ファーストエディション」を設定。A3 30TFSIアドバンスドとS3をベースにしたもので、特別装備を追加。具体的には、A3では、18インチアルミホイール、ルーフレール(※スポーツバックのみ)、マトリクスLEDヘッドライト・ダイナミックターンインディケーターなどを追加。S3では、19インチアルミホイール、アルカンターラ/アーティフィシャルレザーダイヤモンドステッチのスポーツシート、ブラックスタイリングパッケージなどを追加している。限定数と価格は、A3スポーツバックが375台限定で、453万円。A3セダンが125台で472万円。S3はスポーツバックのみで125台限定で、711万円となる。

  • 新型S3スポーツバック

    新型S3スポーツバック

  • 新型S3スポーツバックホイール

    新型S3スポーツバックホイール

  • 新型S3スポーツバックパワートレイン

    新型S3スポーツバックパワートレイン

アウディ A3スポーツバック 30 TFSI Sライン

■全長×全幅×全高:4350×1815×1435mm
■ホイールベース:2635mm
■トレッド前/後:1545/1530mm
■車両重量:1320kg
■エンジン:直3DOHCターボ
■総排気量:999cc
■最高出力:110ps/5500rpm
■最大トルク:20.4kgm/2000-3000rpm
■サスペンション前/後:ストラット/ウィッシュボーン
■ブレーキ前/後:ディスク/ディスク
■タイヤ前後:225/40R18

アウディのカタログ情報はこちら

アウディの販売店情報はこちら

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ