車種別・最新情報[2020.10.16 UP]

【スバル レヴォーグ】フルモデルチェンジした二代目がついに発売開始

スバル レヴォーグ スバル レヴォーグ

 スバルの国内フラッグシップに位置するスポーツワゴン「レヴォーグ」が第2世代へと進化。歴代ツーリングワゴンで培った伝統と次世代先進技術の融合が生んだ革新的なモデルへと成長を遂げた。今や日本で唯一の高性能ステーションワゴンということもあり、国内からの注目度はかなり高い。

 第2世代のレヴォーグの進化のポイントや注目の価格、そして初期受注などの最新情報を凝縮してお届けしよう!


文●大音安弘 写真●ユニット・コンパス、スバル

 SUBARU(スバル)は、2020年10月15日、ツーリングワゴン「レヴォーグ」のフルモデルチェンジを発表した。同日の発表会は、YOUTUBEのスバル公式チャンネル「SUBARU On-Tube」を通じたライブ配信で行われた。

 会場となったのは、成田空港整備区になる「JAL Aハンガー」と呼ばれる航空格納庫で実施。新型レヴォーグと共に、スバルのもう一つの主力事業である「航空宇宙」を象徴する機体のひとつであるボーイング787が並ぶ特別な演出が施されていた。スバルは、民間向けボーイング機の国際共同開発に参画し、重要な構成部品の供給を行っている。

 登壇した中村知美代表取締役社長は、「マザーマーケットである日本は、重要。最新の技術は日本のレヴォーグから投入していくという想いで作り上げた」と、スバルにとって、日本市場とレヴォーグの重要性を強調。レヴォーグのポジションが、次世代スバルのトップバッターであると言及した。

 続いて、新型の商品説明を行った開発指揮者である五島 賢プロジェクトゼネラルマネージャーは、スバル伝統のツーリングワゴン思想をしっかりと受け継ぎながら、初代レヴォーグを大きく超える革新的なモデルに仕上げるべく、新型の開発キーワードとして「伝統と超革新」を掲げ、スバルが一丸となって、次世代ワゴンの開発に取り組んだことを示した。

 そんな新型レヴォーグは、プラットフォームやエンジン、そしてスバル独自の先進安全運転支援機能「アイサイト」を含め、全面刷新が図られたオールニューモデルである。骨格となるプラットフォームは、現行型インプレッサシリーズより採用した「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」を発展させた「SGP×フルインナーフレーム構造」へと進化。その結果、持ち味の走りのよさや快適性などを飛躍的に向上させている。

この記事の目次

エンジンは1.8Lターボに。走行性能を引き上げ、燃費も改善
「アイサイトX」では高速道路でのハンズオフも実現
最新インフォテインメント+アイサイトXの「EX」仕様が登場
売れ筋は最上級の「STIスポーツ」+「EX」仕様

関連情報

ボディタイプ:ステーションワゴン 国産車 新車
SUBARU代表取締役社長 中村知美氏による挨拶ではレヴォーグが重要なモデルであることが改めて示された SUBARU代表取締役社長 中村知美氏による挨拶ではレヴォーグが重要なモデルであることが改めて示された

開発指揮者である五島 賢プロジェクトゼネラルマネージャーによる商品プレゼンテーションが実施された 開発指揮者である五島 賢プロジェクトゼネラルマネージャーによる商品プレゼンテーションが実施された

新型ではプラットフォームを刷新。「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」を発展させた「SGP×フルインナーフレーム構造」へと進化 新型ではプラットフォームを刷新。「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」を発展させた「SGP×フルインナーフレーム構造」へと進化

エンジンは1.8Lターボに。走行性能を引き上げ、燃費も改善

エンジンは1.8L水平対向4気筒直噴ターボエンジンに統一された エンジンは1.8L水平対向4気筒直噴ターボエンジンに統一された

 パワートレインは、新開発1.8L水平対向4気筒直噴ターボエンジンに統一。従来の1.6Lエンジンの後継となるものだが、ライトサイジング化により、最高出力177馬力、最大トルク30.6kgmの高性能と13.7km/L〜13.6km/L(WLTCモード)の燃費効率の両立を実現している。全車AWDターボであることを考慮すれば、バランスが取れたスペックといえるだろう。走りと燃費の両立のために、CVTも大幅改良を受けている。

 ワイド&ローのフォルムが強調されたスポーティなスタイルは、堂々とした迫力あるものだが、全長4755mm×全幅1795mm×1500mmと日本の道路事情を考慮したサイズ感を維持。あくまで日本メインの車種であるスタンスを強調している。またワゴン車としての性能も改めて追及されており、快適な移動空間であると共に、積載性など実用性の向上にも努めている。

「アイサイトX」では高速道路でのハンズオフも実現

「アイサイト」は次世代型に進化。高度な運転支援を行う「アイサイトX」も登場 「アイサイト」は次世代型に進化。高度な運転支援を行う「アイサイトX」も登場

 スバル独自の先進安全機能「アイサイト」は、ステレオカメラを新開発し、センサーを追加するなどセンシング機能を強化した次世代型へとチェンジ。360度センシングの実現に加え、3D高精度地図データと、GPSや準天頂衛星「みちびき」などの情報を活用した高度運転支援「アイサイトX」の投入も行った。自動車専用道路向けの高度運転支援だが、この実現には、基本となるアイサイトの進化も大きく貢献している。

 グレード構成は、ベースの「GT」、充実装備の「GT-H」、そして最上級のスポーティグレード「STIスポーツ」の3タイプで構成。それぞれに「アイサイトX」を搭載した「EX」が設定されるため、全部で6タイプの展開となる。

最新インフォテインメント+アイサイトXの「EX」仕様が登場

「EX」仕様では縦型11.6インチインフォテインメントシステムと「アイサイトX」の機能が追加される 「EX」仕様では縦型11.6インチインフォテインメントシステムと「アイサイトX」の機能が追加される

 アイサイトを標準搭載する基準車の価格帯は、310.2万円〜370.7万円。アイサイトXを加えたEX仕様の価格帯は、348.7万円〜409.2万円となる。全仕様とも基準グレード+38.5万円の価格設定となっているが、アイサイトXでは、11.6インチのナビゲーション付きインフォテイメントシステムと12.3インチのフル液晶メーターパネル、アイサイトセイフティプラスの機能追加なども装備も向上されているので、お買い得感の高い仕様となっている。

売れ筋は最上級の「STIスポーツ」+「EX」仕様

フラッグシップモデルらしく、最上級かつ最高装備の仕様が販売好調 フラッグシップモデルらしく、最上級かつ最高装備の仕様が販売好調

 新型レヴォーグの月販目標台数は、2200台を掲げているが、8月20日から10月14日までの先行予約台数は、8290台と約3.8倍を記録。好調なセールスを見せている。そのうち、93%がアイサイトXを搭載するEX仕様を選択しているという。グレード別では、高価なSTIスポーツがダントツの人気を誇り、全体の57%を占める(うちSTIスポーツEXは、54%)。GT-H(EX含む)が、34%、GT(EX含む)が9%と続く。高価格車から売れるのは、フラッグシップモデルらしい傾向だ。ただ前評判からすると、受注ペースがそこまででもないと思うかもしれないが、スバルユーザーは、試乗などの実車確認を入念に行う傾向も強いため、今後も好調に推移する可能性は高いだろう。

 スポーツワゴンに相応しい走行性能とスバルの高い安全性能を兼ね備えたフラッグシップモデル「レヴォーグ」の人気の高さは、高価なSTIスポーツとアイサイトXのシェアにもよく表れていると思う。もちろん、より高性能なレヴォーグの登場に期待するファンも多いはずで、今後も熱い視線を集め続けることになりそうだ。

スバル レヴォーグ STIスポーツ EX

■全長×全幅×全高:4755×1795×1500mm
■ホイールベース:2670mm
■トレッド前/後:1550/1545mm
■車両重量:1580kg
■エンジン:水平対抗4DOHCターボ
■総排気量:1795cc
■最高出力:177ps/5200-5600rpm
■最大トルク:30.6kgm/1600-3600rpm
■サスペンション前/後:ストラット/ダブルウィッシュボーン
■ブレーキ前後:Vディスク
■タイヤ前後:225/45R18

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

グーネット SNS公式アカウント