徹底分析中古車相場
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2020.9.30 UP
徹底分析中古車相場[2020.10.10 UP]
[今月のテーマ]秋ドライブのお供にぴったりな低燃費モデル
秋は長距離ドライブにもってこいの季節だが、ロングドライブとなれば、必然的に燃料も多く消費することになる。そこで今回は、燃費性能の優れたモデルを3台エントリー。お買い得モデルはどれ?
(掲載されている内容はグー本誌2020年11月号の内容です)
渡辺陽一郎
ユーザー側の視点に立ってクルマとその周辺情報を分析し、「ユーザーに損をさせない」ことを主題にジャーナリスト活動を続ける古参の自動車評論家。
マリオ高野
下流生活を営む自動車ライター。その割に多くの自動車専門誌やウェブサイトに登場し、強烈なルックスと相反する腰の低さで、活動範囲を広げている。
マリオ 今年は新型コロナウイルスの影響もあって、密を避けやすいクルマで外出する人達が増えています。特に長距離ドライブが好きな人だと、燃料代も節約したいところでしょう。そこで、上記3台のクルマに関して、相場などを2人で分析してみたいと思います!
渡辺 ハイブリッドの中古車をなるべく安く買いたいというなら、グレイスがよいだろうね。
マリオ セダンでもボディは5ナンバーサイズに収まりますからね。
渡辺 しかも先代型フィットベースで開発されているから、空間効率に優れていて、後席の足もと空間とトランクスペースはミドルサイズセダン並みに広い。
マリオ 1.5Lエンジンをベースにしたハイブリッドは、動力性能にも余裕がありますね!
渡辺 ただグレイスの新車生産はすでに終了していて、人気も低迷していたので、中古車の流通台数は少ないんだよ。
マリオ その代わり価格も安いです。「ハイブリッドLX」は、15年式なら120万円前後から流通しています!
渡辺 動力性能に余裕があって、直進安定性の優れた低燃費車というなら、3ナンバーサイズのプリウスが挙がるね。高効率なハイブリッドを搭載して、売れ筋だったSやAのWLTCモード燃費は、30.8km/L(2WD)と優秀だし。
マリオ リアゲートが大きく開いて荷物が積みやすいですしね。定番の人気車ですが、現行型は発売から5年近くを経過しました。新車販売台数も多いので、中古車流通量も膨大に増えていますよ。
渡辺 16年式なら、走行距離が4から5万kmの車両を160万円前後の支払総額で購入できる。あと流通量が多いから、自分にピッタリな物件を見つけ出しやすいね。
マリオ ノートのe-POWERもハイブリッドの仲間で人気車ですよ。直列3気筒1.2Lエンジンは発電機を作動させて、駆動はモーターが受け持つ構造で、加減速の仕方は電気自動車に近くて、滑らかで静かに走ります!
渡辺 モーターは瞬発力が強いから、動力性能も優れているし、エンジンは速度の増減に影響されにくく高効率な回転域を保てる。そのために実用燃費も優れているんだ。
マリオ しかもノートは後席の足もと空間がミドルサイズセダン並みに広くて、頭上にも余裕があるから、大人が4名で乗車しても快適ですね。
渡辺 e-POWERで注意したいのは、発売時期が16年末になること。好調に売れ始めたのは17年以降なので、現時点ではノートe-POWERの中古車流通量はあまり多くない。その割に人気は高くて、相場も上昇しているよ。
マリオ e-POWER Xの17年式の中古車支払総額は140万円以上になります。逆にノーマルエンジン車は安く、Xであれば17年式の支払総額が70万円前後まで下がります。
渡辺 総合的に考えると、プリウスが最もお買い得かな。機能や装備の割に価格を抑えた車両を購入できるよ。安全装備や運転支援機能も、発売時から充実させていたし。
マリオ 私が買うとしたらグレイスでしょうか。価格が安いことはもちろん、セダンボディというのが、周囲から見て余裕のある感じがして好ましいですから!
どんなクルマ?
1.5L直噴ガソリン車と1.5Lエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドを設定するコンパクトセダン。同カテゴリーのモデルが少なくなってきたなか、約6年間にわたって販売された。
バイヤーズガイド
現在の流通台数は360台とプリウスに比べて1/10程度だが、その物件の大半がハイブリッドになっている。相場は順調に下がり続けていて買い時だが、新車販売が終了した影響で今後下げ止まりする可能性も。
どんなクルマ?
ハイブリッドカーを普及させた立役者ともいえるハイブリッド専用モデルで、現行型は4代目にあたる。好き嫌いの分かれるスタイルながら、今でも新車、中古車ともに高い人気を誇る。
バイヤーズガイド
登場から5年目となり、そろそろ次期型の噂が聞こえてくる頃。現行型は今年7月にも一部改良されるなど、成熟の域に達している。冬くらいから2度目の車検を迎える物件が市場に出回り始め、ねらい目となる。
どんなクルマ?
2012年から販売され続けるロングセラーコンパクトだが、2016年に追加された「e-POWER」で一躍人気モデルに。エンジンは発電機として利用し、モーターで走行する。
バイヤーズガイド
e-POWERの流通台数はノート全体の半分程度だが、その比率は、高年式なものほど高くなる。e-POWER登場翌年の2017年式は、流通台数も多く、3年が経過して相場も手が届きやすくなっている。
ワシが買うならグレイス!(マリオ)
私ごとで恐縮ですが、現在2台持つ愛車はどちらもセダン。やはり走りが安定しているし、スタイリングも大人っぽくて好き。グレイスはデザインも固まり感があって素晴らしいです!
ワタシのオススメはプリウス!(渡辺)
装備内容を考えても、バランスがいいのはやっぱりプリウス。現行型のデザインは好き嫌いが分かれるところだと思うが、安全装備も高レベルだし、なにより流通量が多いから選びやすい。
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