輸入車[2020.04.11 UP]

フォルクスワーゲン特集/ますます頼もしい!あたらしいフォルクスワーゲン

左から:GOLF VIII GTD、GOLF VIII GTI、GOLF VIII GTE

(掲載されている内容はグーワールド本誌2020年5月号の内容です)
乗用車のスタンダードをあらゆるジャンルで打ち立てたフォルクスワーゲンが変わろうとしている。それは過去の否定ではなく、変わりゆく時代への適応であり、移動の自由を持続可能とするための進化だ。SUVの隆盛や急速に進む電動化に対して、「大衆のためのクルマ」はどうあるべきなのか。あたらしいフォルクスワーゲンを知ることで、自動車の未来が見えてくる。

この記事の目次

いま、もっとも注目したいのは、フォルクスワーゲン最小のSUV
上陸が待ち遠しいニューモデル!
電動化ブランドID.に込められた 電動化ブランドID.に込められた[VOLKSWAGEN ID.]
[履き替える前に知っておきたい]オールシーズンタイヤの本当のところ
[実用的なものから愛車をもっと身近にするものまで]暮らしと共に歩むVWの純正アクセサリー
歴代GOLF中古車相場一挙紹介

関連情報

新車 輸入車

新型ゴルフVIIIも年内上陸!?

 欧州では2019年にフルモデルチェンジを行った新型ゴルフVIII。日本での導入時期はまだ公式にアナウンスされていないが、関係者への取材によれば2020年内での導入を目指しているとのこと。3月3日には、スポーティモデルの「GTI」、ディーゼル搭載の「GTD」、そして電動化された「GTE」というGTシリーズの存在も公開された。

いま、もっとも注目したいのは、フォルクスワーゲン最小のSUV

フォルクスワーゲン Tクロス

文●石井昌道 写真●ユニット・コンパス
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。


コンパクトSUV市場では後発ながら、その分しっかり煮詰められて登場した最新モデル。このモデルをじっくり見ると、フォルクスワーゲンの地に足のついた戦略が見えてくる。

小さくても胸を張って乗れる!

 昨年、世界の新車販売台数は約9100万台。2017年までは順調に伸びて1億台突破も目前と言われていたが、2年連続で減少。それまで成長の原動力となっていた最大市場の中国をはじめとする新興国が減少に転じ、成熟国も伸び悩んでいるのが要因だが、そんななかでフォルクスワーゲンは大いに健闘している。2019年は対前年比1.3%増の1097万台を達成し、4年連続で世界トップ。利益率も7.3%(前年6.6%)と順調だ。なぜ逆風のなかで好調な販売と利益増加がもたらされたかといえば、ディーゼル不正問題への支出が減少したとともにSUVが好調だからだ。
 メルセデスやBMW、アウディなどに比べるとSUVのラインアップが少なく、消極的にも見えていたVWだが、2017年にTロック、2018年にTクロスをそれぞれ発売。世界一の販売台数を誇る巨人であり、プレミアムブランドのように流行りモノにすぐに飛びつかない同社としては、プロダクト戦略にも熟考を重ねたのだろう。そのうえで昨今のSUVは一過性のブームではなく、コンパクトカー市場では通常のハッチバックから主役を奪いつつあることを認識。本格的なオフローダーではなく、今どきの都会的なクロスオーバーSUVを仕立ててきた。
 すでに日本上陸を果たしているTクロスは、ポロをベースとして全長を55mm、全幅を10mm、全高を130mmそれぞれ拡大。このクラスとしてはずいぶん立派に見えるのと同時に、ハッチバックやセダンのように明確なヒエラルキーが存在しないのが魅力。つまり、小さくても胸を張って乗れるわけだ。また、室内高に余裕があるので広々と感じられ、見晴らしがよくて運転がしやすいなどクロスオーバーSUVのメリットが存分にいかされている。FFしかラインアップしないアンチ本格派SUVだが、ハッチバックに対しての優位性は十二分。それこそが乗用車の主役の座に相応しい条件なのだろう。
 直3の1Lターボ・エンジンではやや非力なのでは?と思われるかもしれないが、必要十分の範疇は超えている。大人しく走らせていると時折もう少しトルクがほしいと思わせることもあるが、アクセルを踏み込んで低いギヤとエンジンの中・高回転域を使えば想像するよりずっと活発に走ってくれる。全開走行をしなくてもシフトをDレンジからSレンジに切り替えるぐらいで十分だ。その際はDSGのダイレクトでリズミカルなフィーリングが心地いい。
 試乗車は18インチ・タイヤを履いていたため乗り心地はちょっと硬めといったところだった。大きな入力があるとタイヤの大きさを意識させられることがあるのだ。それでもサスペンションは、重心高の高いSUVでも高い安心感がありながらスムーズにストロークする絶妙な設定で好感がもてる。ワインディングロードでも想像以上に楽しく走れるのだった。
 まもなく日本導入が始まるTロックはゴルフ・ベース。2台のあたらしいフォルクスワーゲンSUVは欧州同様に人気者になる可能性が大!日本では輸入車販売台数ナンバーワンの座を奪われてから久しいが、復権の原動力になりそうだ。

Profile
自動車ジャーナリスト

石井昌道
内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)自動運転にも参加する自動車ジャーナリスト。2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

フォルクスワーゲン Tクロス TSI 1st プラス(7速AT・DSG) ●全長×全幅×全高:4115×1760×1580mm ●車両重量:1270kg ●エンジン:直3DOHCターボ ●最高出力:116ps/5000-5500rpm ●最大トルク:20.4kgm/2000-3500rpm ●排気量:999cc ●新車価格帯:299万9000円〜335万9000円(全グレード)

スッキリして見るからに運転しやすそうな環境。アダプティブクルーズコントロールや前進/後退時衝突軽減ブレーキ機能なども装備。

実用性に抜かりがないのがVWらしいところ。60対40の分割可倒式シートを採用し、アレンジは自在。床下にも荷物が収容できる。

試乗車の「1stプラス」には215/45R18のタイヤが装備される。「1st」は205/60R16が標準装着となっている。

1L直列3気筒エンジンを横置きに搭載。ポロと同じエンジンではあるが、やや車重の重くなるTクロスにあわせて、若干パワーアップされている。

ボディがしっかりしているため、ドイツ車らしいカッチリとした走りを享受できる。また、見切りがよく取りまわし性にも優れている。

[DIESEL]そして、現行新車はディーゼルが人気!

近年、輸入車ユーザーにもお馴染みとなったディーゼルエンジン。フォルクスワーゲンのディーゼル搭載モデルについて、その魅力を探る。

 日本でも欧州車とマツダを中心にディーゼル乗用車が人気になってから7〜8年が経つ。フォルクスワーゲンも当然参入しようとしていたが、その矢先に件のディーゼルゲートが発生してしまった。その影響で日本市場初のクリーンディーゼル、パサートTDIの導入は2018年2月。だいぶ待たされた感はあったが、好意的に捉えれば問題を解消した新エンジン導入で、ユーザーとしてはかえって安心という側面もある。
 ディーゼルの魅力は常用回転域のトルクが太く、燃焼効率の高さから燃費がいいこと。欧州ではガソリンと軽油の価格差がほとんどないが、日本では欧州ガソリン車必須のハイオクと軽油は30円/L以上あり、低燃費とも相まって燃料代がぐっと抑えられる。さらに環境性能割や重量税が免税になるのもメリットだ。
 重量級になればなるほどディーゼルの頼もしさは武器になり、SUVのティグアン、ミニバンのシャランにゴルフトゥーラン、大型のパサートおよびパサートオールトラックなどではとくに好評。間違いのない選択肢であるのだ。
 さらに昨年10月にはブランドの顔ともいうべきゴルフにも追加された。フォルクスワーゲンのディーゼルの特徴は、最新のユニットらしく音・振動が抑えられ、低回転域のトルクが充実しているとともに、アクセルを踏み込んでいけば思いのほか軽快に回っていくこと。ドライビングモードをスポーツにすれば元気いっぱいの走りをみせるのだ。ディーゼルはエンジンが重いからハンドリングには不利と言われるが、ゴルフ自体の優秀性もあってか、Cセグメント離れしたしっとりとした上質感とともに軽快さを持ち合わせており、シャシー性能の満足度も高い。
 気になる燃費はWLTCモードで18.9km/L(市街地モード14.0km/L、郊外モード18.9km/L、高速モード22.2km/L)。燃料代としては日本のフルハイブリッドに近いところで収まり、それでいてずっとトルクフルで頼もしい走りがかなうのだから嬉しい。高速道路メインならば余裕で1タンク・1000kmの走行が可能なのも魅力だ。  電動化が叫ばれて久しくフォルクスワーゲンもそちらに力を入れてはいるが、まだまだディーゼルは現実的な魅力を備えたソリューションだと言える。今こそそれを堪能すべき時でもあるのだ。

フォルクスワーゲン ティグアン TDI

ディーゼルとの相性は抜群!
 コンパクトSUVであるティグアンに追加されたディーゼルモデル。4MOTIONとの組み合わせで日常からアウトドアまでさらに使い勝手が広がった。
フォルクスワーゲン ティグアン TDI 4MOTION Rライン(7速AT・DSG) ●全長×全幅×全高:4500×1860×1675mm ●車両重量:1730kg ●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ ●最高出力:150ps/3500-4000rpm ●最大トルク:34.7kgm/1750-3000rpm ●排気量:1968cc ●新車価格帯:451万9000円〜544万9000円(TDI全グレード)

フォルクスワーゲン シャラン TDI

ハイウェイクルーズが大得意
家族や荷物を満載にして長距離移動する使い方にぴったりなのがシャランTDI。得意とする高速巡航ではライバルを引き離す安定性を披露する。
フォルクスワーゲン シャラン TDI ハイライン(6速AT・DSG) ●全長×全幅×全高:4855×1910×1765mm ●車両重量:1900kg ●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ ●最高出力:177ps/3500-4000rpm ●最大トルク:38.8kgm/1750-3250rpm ●排気量:1968cc ●新車価格帯:534万5000円(TDIのみ)

フォルクスワーゲン ゴルフ TDI

思わず旅をしたくなる快速ツアラー
 モデルライフの終盤に登場したディーゼルモデルは、熟成したシャシーとの組み合わせで完成度の高さが光る。長時間ドライブを苦としないツアラー。
フォルクスワーゲン ゴルフ TDI ハイライン マイスター(7速AT・DSG) ●全長×全幅×全高:4265×1800×1480mm ●車両重量:1430kg ●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ ●最高出力:150ps/3500-4000rpm ●最大トルク:34.7kgm/1750-3000rpm ●排気量:1968cc ●新車価格帯:323万円〜394万円(TDI全グレード)

上陸が待ち遠しいニューモデル!

写真●フォルクスワーゲン
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。


2020年のフォルクスワーゲンは、ブランニューモデルのコンパクトSUV「Tロック」と伝統あるゴルフのフルモデルチェンジを予定。注目の2台について紹介する。

ゴルフサイズのSUVと新型ゴルフが上陸予定

 日本上陸が間近なのは、まずTロック。欧州では2017年に発売されたが、約3年も待たされたことになる。ゴルフ・ベースのSUVでティグアンとTクロスの中間に位置するが、クーペ風のフォルムでもっともスタイリッシュだ。フォルクスワーゲンはシンプル&クリーンなイメージが魅力だが、反面やや遊び心に欠けることもあるからTロックはそこをちょうどよく補ってくれそう。さらにカブリオレも用意されており、こちらも年内導入が期待される。  話題のゴルフVIIIは昨年10月に本国デビューを果たし、日本導入は2020年の後半以降と言われている。フォルクスワーゲンは本国デビューから日本導入まで時間がかかる傾向があるうえに、昨今の新型コロナウイルスの影響もあって見とおしは不透明。早期導入を期待したい。

フォルクスワーゲン Tロック

これぞSUV版ゴルフ!開放的なカブリオレも存在
 全長全幅はゴルフとほぼ同じで、日常使いにぴったりのサイズ。すでに発売されている欧州では、1L直3ターボまたは1.5Lと2L直4ターボのガソリンと1.6Lと2Lの直4ディーゼルターボを搭載。FFに加えて4MOTIONも用意する。

ボディカラーを反映させたカラフルなインパネを採用したインテリアなど、全体的にアクティブで若々しい印象を与えるTロック。

フォルクスワーゲン ゴルフVIII

デジタル化はさらに進み運転支援や操作系を一新
 第8世代に進化した小型実用車の大本命。大胆にデジタル化されたインテリアはイメージどおりの先進的なもので、インターフェースはタッチ操作の導入と同時に音声入力も採用。運転支援技術も意欲的な内容で、またまたクラスのベンチマークを引き上げることになりそうだ。

運転支援機能「トラベルアシスト」により、前車に追従しながらレーンキープも行う。全高をわずかに下げたが、室内空間は現行型同等。

電動化ブランドID.に込められた 電動化ブランドID.に込められた[VOLKSWAGEN ID.]

文●石井昌道 写真●フォルクスワーゲン

デザイン性の高さから、自動車グッズの範疇を超えていると話題のMINIライフスタイル・コレクションを紹介。 自動車メーカー界の巨人であるVWがいま、大きく変わろうとしている。すでに多くのメーカーが電動化への取り組みを発表しているなかで、VWはさらに踏み込んで電気自動車を大量生産するという。電動化ブランド「ID.」に込められたVWの戦略を読み解く。

世界のトップを走る電気自動車への取り組み

 フォルクスワーゲンの電動化戦略は、大手自動車メーカーではもっとも野心的だ。どこもBEV(電気自動車)をすでに用意するか、あるいは近い将来に発売することを表明しているが、専用プラットフォームを用意し、しかも大量生産の道筋までつけているのは同社だけだ。
 新たに用意されたMEBと呼ばれるBEV専用プラットフォームは、既存のエンジン車をベースとしたコンバート型BEVに比べるとスペース効率が抜群にいいため大量のバッテリーが搭載可能で、シャシー性能も専用のメリットが生かされている。たとえば、すでに3万7000台の予約が入っているID.3はバッテリー容量が3種類あり、45 kWhは航続距離330km、58 kWhは420km、77 kWhは550km。ほぼ同サイズのeゴルフはかなり工夫してバッテリーを詰め込んでいたが、35・8 kWhで231kmだったのに比べると倍増しているわけだ。  床下はほぼバッテリーで占められ、基本はRWD。前後重量配分が50対50に近くなるBEVは、トラクション性能がFWDよりも有利で前輪の切れ角が大きくとれるのがメリット。3月3日に発表されたSUVタイプのID.4ではフロントにモーターを追加したAWDも用意した。
 同社は2019年3月にBEVへの取り組みを前倒しすることを表明している。それまでは2028年までに50車種、1500万台としていたところ70車種、2200万台まで上方修正したのだ(年間あたりは220万台強)。ちなみに同じく世界トップ規模のトヨタの電動化戦略では2030年に550万台を販売するが、ハイブリッドおよびプラグインハイブリッドが中心でBEV+FCVは100万台程度とされている。
 それほどまでに電動化を急ぐ動機のひとつが、気候変動防止へ責任を果たすという機運が欧州では想像以上に高まっているからだ。産業革命前に対して2050年の平均気温上昇は2℃未満に抑えるというパリ協定の目標を捉え、バックキャスティングで戦略を考えれば、2028年時点でこれぐらいは達成していなくてはならないということ。BEVの販売を拡大するだけではなく「効果的で持続的なCO2の削減」、「電力供給の再生可能エネルギーへの切り替え」、「不可避のCO2を相殺」という3つの原則も掲げている。
 今まさにMQBからMEBへ生産を転換しているツヴィッカウ工場では、従業員のトレーニングも行っている。電動車の組み立て知識だけではなく「世の中は常に移り変わっていくもので、我々はそれに合わせていかなければなりません」という思想的な教育もある。エンジン車に比べて3割ほど工程が短くなるため雇用を減らす計画もあり、だからこそ心のケアも必要。そこには痛みを伴っても改革せねばならないという本気がうかがい知れるのだ。

「MEB」+「vw.OS」が生み出す新しい価値

 VWではBEV用プラットフォームの開発に並行して、車両用OSの自社開発にも取り組んでいる。自社製OSに統一することでコンピューターユニットの合理化が可能となり、さらに統合制御が進むことで車両から車両外のサービスまでワンストップで提供できるようになる。

ID.4

 MEB搭載の2モデル目となるID.4はカーボンニュートラルであることも特徴。生産は欧州、中国、米国の工場にて行われ、一部地域では2020年内に導入される。優れた空力性能により最大航続距離は500kmに達する。

ID.SPACE VIZZION

 2019年11月のLAショーで公開されたモデルで、MEBプラットフォームの採用によって、ミドルレンジモデルながらもプレミアムセダンに匹敵する室内空間を誇る。

ID.BUGGY

 1960年当時アメリカで流行したビートルベースの改造バギーから着想を得たEVのコンセプト。車体前後にモーターを搭載する4WDで、ガソリン車の3.2LV6級の性能を発揮するという。

ID.ROOMZZ

 センターピラーレスによる大きなドア開口部を持つSUVのコンセプトカー。2+2+2の3列シート仕様で、航続距離は450km。レベル4に相当する自動運転機能も備える。

ID.シリーズに共通するのが、コックピットのフルデジタル化。AR技術を活用したHUD表示やタッチスクリーンへの情報集約が行われている。

[履き替える前に知っておきたい]オールシーズンタイヤの本当のところ

文と写真●ユニット・コンパス
※中古車参考価格はすべてグーネット2020年3月調べ。
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。

四季によって路面状況が大きく変化する日本の道路事情。一方で、シーズンに合わせてタイヤを履き替えるのも大きな負担となっている。そこで近年注目されているのが、1年中使えるオールシーズンタイヤの存在だ。

夏タイヤと冬タイヤのいいところどり

 本格的な春が訪れ、冬用タイヤからサマータイヤへの履き替えを考えているひとも多いだろう。だが、シーズンに合わせたタイヤ交換のわずらわしさや、タイヤの保管場所に困っているひとも多いはず。そんなひとたちにオススメしたいのが、オールシーズンタイヤという選択肢。  オールシーズンタイヤとは、まさに1年中使えるように設計されたタイヤで、幅広い気温に対応することができるのが特徴。軽微な雪道であれば問題なく走行できるので、普段は積雪の少ない地域に住んでいるひとたちに愛用されている。  グッドイヤーは1977年から乗用車用オールシーズンタイヤを開発しており、2016年からは日本で生産することで、幅広いサイズを提供している。まさにオールシーズンタイヤのパイオニアなのだ。

オールシーズンタイヤはサマータイヤに比べてハンドリングが穏やかになる傾向がある。もちろん、一般的な利用状況では十分な性能を発揮してくれる。

オールシーズンタイヤがカバーできるのは、ある程度までの積雪路面で、凍結路など条件が悪くなると走行できなくなることも。チェーンも携行したい。

冬季の高速道路では「冬用タイヤ規制」が発令されることも。オールシーズンタイヤには写真のように冬用タイヤのマークがあり、規制をクリアできる。

グッドイヤー アシュアランス ウェザーレディー

 人気の都市型SUVのために開発されたオールシーズンタイヤ。静粛性や乗り心地を犠牲にすることなく、低温時でもグリップ力を発揮。街中での急激な天候変化に対応し、SUVならではのタフさを支える。価格:オープンプライス

グッドイヤー ベクター 4シーズンズハイブリッド

 コンパクトカーからセダン、ミニバンまで幅広いモデルに対応するオールシーズンタイヤ。日本の四季に対応する幅広い適合性を誇り、ブロックがお互いを支え合う「3Dワッフルブレード」(写真右)で路面に密着する。価格:オープンプライス

[実用的なものから愛車をもっと身近にするものまで]暮らしと共に歩むVWの純正アクセサリー

文●ユニット・コンパス 写真●フォルクスワーゲン
輸入車ブランドが企画する純正アクセサリーは、クルマの使い勝手を高めてくれたり、カーライフを豊かに彩ってくれる。ここでは、日本で手に入るVW純正アクセサリーを紹介する。

アウトドアブランドとコラボしたアイテムも

VWジャパンでは「PLAY on!」を合言葉にVWらしい遊び心のあるライフスタイルを提案。写真のようなキャンピングへの取り組みも継続的に行っている。

 人々の生活に即したクルマづくりを行っているVWだけに、純正アクセサリーについても実用的かつ暮らしに馴染みやすいデザインのアイテムが目につく。
 たとえばGTIをモチーフにしたアイテムでは、ポロシャツやスポーツバッグといったアパレルに加えてベビーカーも用意。いずれもGTIらしさを主張しながらもシンプルなデザインで、自然に取り入れられそうな雰囲気だ。
 また、近年VWはアウトドアライフのサポートに力を入れており、クルマに装着することで、アウトドアがより楽しめるアイテムも車種ごとにラインアップ。
 さらに、アウトドアブランドとコラボしたアイテムを製作するなど、時代の空気感を取り入れた積極的な展開が印象的だ。

空気抵抗を考えたデザインの「ルーフボックス」。開閉が左右どちらからも可能となっているのが嬉しい。MサイズまたはXLの2種類を用意している。価格:9万4600円〜11万円(税込)

大切なキーを保護してくれる「GTIシリコン キーカバー」。シリコン製だからGTIのタイヤと同様に手へのグリップも強力。価格:1650円(税込)

荷室全体を保護する「ラゲージライナー」はアウトドアの味方。(ゴルフヴァリアントおよびゴルフオールトラック用)価格:2万9700円(税込)

真っ赤なアルミフレームにチェック柄のシートが印象的な「GTIベビーカー」。ドイツ「knorr-baby」とのコラボ商品。価格:2万7500円(税込)

GTIの伝統であるチェック柄のクロスをモチーフにしたスポーティな「GTIスポーツバッグ」。クルマに載せやすいサイズでありながら収納力も十分確保。価格:1万5400円(税込)

5スポークの力強いデザインを文字板に表現した「GTIホイールウォッチ」。秒針の赤色がキャリパーの色とマッチ。価格:5万2800円(税込)

GTIのイメージカラーである赤色とロゴをポイントにあしらった「GTIポロシャツ」。S、M、Lの3サイズ展開。価格:6600円(税込)

歴代GOLF中古車相場一挙紹介

文●ユニット・コンパス
※中古車参考価格はすべてグーネット2020年3月調べ。
※ナンバープレートは、はめ込み合成です。
※西暦表記はハッチバックの販売期間


1975年の発売以降日本でも愛され続けたVWゴルフは、今年で45周年を迎える。新型発表を目前に控え、今後ますますゴルフに注目が集まるのは間違いない。今回は、初代ゴルフから現行型ゴルフVIIまで中古車事情を一挙紹介。どの世代のゴルフが、いまどのくらい物件が存在するのかを調査してみた。ゴルフの歴史を振り返りつつ、自分にぴったりのゴルフを探してみてはいかがだろうか。

どの世代のゴルフにも魅力が詰まっている!

 輸入車販売台数で首位争いするほど、日本で親しまれているVWゴルフ。その魅力は先進の装備、上質な内外装と走り、そして手頃な価格にある。それを裏打ちするのが、ゴルフが歩んできた45年にわたる歴史。小型ハッチバックを長年つくり続けてきたVWだからこそ、ユーザーが求める品質を提供できたと言えよう。
 今回は、7世代にわたるゴルフの中古車動向を探ってみる。モデル末期のゴルフVII、まだまだ良質な物件が豊富なゴルフVIを中心に紹介するが、それ以前のゴルフも魅力がたっぷり。相場、物件数、走行距離の「今」をお伝えしていこう。
 ゴルフは、どの世代も特有の魅力がある。安全面や環境性能は最新型がベストだが、旧型には旧型の味わいがあるのもたしか。ゴルフは中古車選びの楽しさが詰まっているのだ。

[I]1975-1983:ジウジアーロデザインの記念すべき初代。

[II]1984-1991:正常進化で魅力をアップ歴代屈指の人気車。

[III]1992-1998:6気筒モデルを設定しワンランク上を目指した。

[IV]1998-2004:品質感をさらに高めて魅力を増した4代目。

[V]2004-2009:走りも楽しめるゴルフとして再注目を浴びる。

[VI]2009-2013:ダウンサイジングエンジンで環境にも配慮。

[VII]2013-:MQBを導入し走りを近代化。PHEVも登場。

[ゴルフVII:2013-]100万円以下で探せる現行型 物件数も豊富でこれから買い時

 13年4月に発表されたゴルフVII。海外ではすでに次世代型がお披露目され、日本に導入される日も遠くない。それゆえ相場も下がり、以前と比べてかなり買いやすくなっている。
 物件数は歴代ゴルフのなかでトップ。グーネットで検索すると約1000件もヒットする(20年3月時点)。相場はグレードや年式によって異なるが、100万円台の予算で探すなら、17年5月の改良以前がオススメ。とくに14年式の中古車平均価格はおよそ120万円となっており、なかには走行距離5万km以下で80万円前後の物件も目立つ。
 グレードは、「TSIコンフォートライン」または「TSIハイライン」が物件豊富かつ手頃な価格なのでねらい目だ。一方、スポーツモデル「GTI」は100万円台後半の予算で購入可能で、数も揃っている。走りを楽しみたいひとは要注目。
 新型が日本に導入されたら安くなるはずなので、今後の動向にも期待。

2015年 フォルクスワーゲン ゴルフ TSI ハイライン(7速AT・DSG) ●全長×全幅×全高:4265×1800×1460mm ●車両重量:1320kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●最高出力:140ps/4500-6000rpm ●最大トルク:25.5kgm/1500-3500rpm ●排気量:1394cc
物件数:★★★★★ 中古車参考価格帯:70万円〜280万円(13年〜20年 ハッチバックのみ、Rを除く)

写真は15年モデルの上級グレード「TSIハイライン」。質感の高いレザーシートが装着され、ワンクラス上の贅沢な雰囲気を醸し出している。

380Lの荷室容量を誇るラゲッジ。凹凸が少ない形状で、買い物からレジャーまで使いやすいのが魅力。シートアレンジで長い物でも積載できる。

TSIハイラインには、140馬力の1.4L直4ターボを搭載。燃費と走りを両立したパワーユニット。なお、TSIコンフォートラインは1.2Lターボを積む。

[ゴルフVI:2009-2013]100万円以下で探せる現行型 物件数も豊富でこれから買い時

 09年4月に導入されたゴルフVIの登場から11年が経過した。以前と比べて物件数は減少しているものの、現在でも十分購入可能である。相場は非常に安くなっており、予算100万円以下のクルマ選びをするなら、ゴルフVIは外せない選択だ。
 ゴルフVIIはPHEVなどの新グレードが登場したが、VIは1.2Lターボ、1.4Lターボ+スーパーチャージャーが中心で、あとは2Lターボの「GTI」や「R」も存在する。
 物件数がもっとも豊富なのは「TSIコンフォートライン」で、平均価格はおよそ60万円。価格の下限は30万円ほどだが、走行距離や年式にこだわるなら100万円ほど予算があると、幅広く探せるだろう。気になるのは走行距離などのコンディションだが、5万km以下の物件の在庫が十分残り、心配はなさそうだ。
 10年以上前のモデルとはいえ、走りも現代的で質感も十分なゴルフVIは、積極的に選ぶべき1台だろう。

2012年 フォルクスワーゲン ゴルフ TSIコンフォートライン マイスターエディション(7速AT・DSG) ●全長×全幅×全高:4210×1790×1485mm ●車両重量:1290kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●最高出力:122ps/5000rpm ●最大トルク:20.4kgm/1500-4000rpm ●排気量:1389cc
物件数:★★★★☆ 中古車参考価格帯:30万円〜150万円(09年〜13年 ハッチバックのみ、Rを除く)

7速DSGを組み合わせ、ダイレクトな加速と変速フィールを実現。一般的なオートマチックのような使い方も可能で、現在でも主流のトランスミッション。

全長が約4.2mと、一般的なCセグメントハッチバックのサイズを持つゴルフVI。後席は広々とは言えないものの、大人が苦労することなく乗れる広さを持つ。ファーストカーとして使うことも十分可能だ。

ダウンサイジングエンジンで、低燃費を実現。排気量は少ないが、動力性能は十分。とくに1.4Lターボ+スーパーチャージャーは全域で扱いやすい。

[ゴルフV:2004-2009]50万円以下でもOK!? ゴルフVが激安になった

 登場からおよそ15年経過した現在、ゴルフVはアンダー50万円でも購入可能となっている。走行距離5万km前後でも、50万円前後の予算があれば購入可能。高性能な「R32」を除けば、価格帯の上限は130万円前後となっており、「GTI」のようなスポーツモデルも積極的にねらっていける。
物件数:★★★☆☆ 中古車参考価格帯:20万円〜130万円(04年〜09年 ハッチバックのみ、R32を除く)

現行型と比べると質素なイメージは拭えないが、それでも品質感は十分。シートもしっかりしており、長距離でも疲れにくい。

[ゴルフIV:1998-2004]価格は非常に安いが物件数は少ない

 5万km以下の低走行車が少なく、コンディションのよい物件は探しにくくなっている。物件ボリュームがやや寂しい状況なので、あえてゴルフIVをねらって買うメリットが乏しい。それでも30万円前後の物件が大半で、価格は魅力的だ。高性能版「R32」を探してみるのもおもしろいかもしれない。

物件数:★★☆☆☆ 中古車参考価格帯:10万円〜60万円(98年〜04年 ハッチバックのみ、R32を除く)

前後に大人がきちんと座れる秀逸なパッケージング。クセのないデザインなので飽きがこないのも美点。グレードや年式によってインテリアの仕立てが異なるので、事前に調べておこう。

[ゴルフIII:1992-1998]物件が極めて少なく探しにくいのが難点

 相場はゴルフIVとほぼ同程度だが、物件数はさらに少なく、現在探しにくいゴルフのひとつ。現存するのは「GTI」や「VR6」のような上級グレードが目立つ。また改造車も見かけるので、コンディションのよい個体にはめぐりあいにくい。

物件数:★☆☆☆☆ 中古車参考価格帯:20万円〜90万円(92年〜98年 ハッチバックのみ)

[ゴルフII:1992-1998]クラシックゴルフの人気世代 専門店で取引されるケースも

 丸型ヘッドライトが特徴的なゴルフIIは、その後のゴルフに比べて市場の人気が強く、相場も高め。コンディションのよい個体は高値で取引され、専門店も存在するほど。とは言え物件はそれほど多くないので、入手難易度は高めだ。

物件数:★★☆☆☆ 中古車参考価格帯:40万円〜140万円(84年〜91年 ハッチバックのみ)

[ゴルフI:1975-1983]市場にはごく少数が流通する激レアモデル

 現在、初代ゴルフを探すのは極めて難しい。市場にはほとんど流通しておらず、現存する個体は少ないと思われる。ボディサイズは現在のポロよりも小型で、丸型ヘッドライトが特徴的な魅力ある1台。オーナーがいたら大切に維持してほしい。

物件数:★☆☆☆☆ 中古車参考価格帯:不明

グーネット編集部

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クルマの楽しさを幅広いユーザーに伝えるため、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど 様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。 みなさんの中古車・新車購入の手助けになれればと考えています。

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