新車試乗レポート[2009.03.18 UP]

試乗インプレッション

関連情報

ボディタイプ:軽自動車
スズキ エブリイワゴン 試乗レポート

試乗
発表/2005年8月26日
文●森野恭行 写真●犬塚直樹

スズキ エブリイワゴン
■クラスを超えた快適&ゼイタク装備が自慢のセミキャブ軽ミニバン

軽の寸法枠をフルに生かす、直線基調のスクエアフォルムが特徴の新型エブリイ。貨客兼用の基本構成(4ナンバーも存在)は変わらないが、プラットフォームを一新し、サスを新設計するなど気合いは十分。「軽ミニバン」のキャッチフレーズどおりに、ワゴンは乗用志向を一段と明確にした。その象徴は・・・クラス初のパワースライドドア(しかも左右)、オートステップ、そしてオートエアコンの採用!「軽キャブワゴンもここまで来たか」が正直な実感だ。

■ドライビング/ユーティリティ

商用車のニオイが残る先代と比べると、新型はルックスも、インテリアもひと皮むけた感じ。ワゴンRの延長線上にあるボックス型ミニバンの印象を醸し出す。そこで実力が問われるのは、走り味がどこまで「乗用車」になったかだ。
まずは静粛性。エンジンをかけた瞬間から、音振性能の改善が実感できる。そして走り出せば・・・4ATの変速マナーもよく、スムーズさや洗練度が全般的に向上したのがわかる。車重は2WDでも1トンに迫るが、高速でも、山道の上りでもかったるさは感じさせない。加速時のノイズも過大ではなく、巡航時には十分な静粛性を提供。家族ドライブの場面を想定しても、ターボモデルは十分な動力性能を備える。
そしてシャシー性能。土台からの一新が奏功し、操縦安定性や乗り心地に確実な進化が実感できる。かつての軽ワンボックスとは違い、高速でも山道でも、「ふらふら」や「クラッ」とは無縁。ペースアップしても簡単にアゴを出したりはしない。そこで惜しいのは、操舵フィールがあいまいな電動パワステと、突っ張り感が残る足まわり。この点が改善されれば、フットワークも、乗り心地も満足度がより高まる。
とはいえ、現状でも性能や快適性は「ミニバン」のレベル。セミキャブならではの積載性、多用途性を武器に、FFミニバンのユーザー層にも強くアピールしそうだ。バモス、アトレーとの三つ巴の戦いの行方が、大いに気になる。

■インテリア/エクステリア写真[1]

インテリア/エクステリア写真[1] 大幅に質感を高めた内装。フロアからインパネへとシフトレバーを移動させ、サイドスルーをより容易にした。クラス初のオートエアコンをPZターボに標準化するなど装備も充実。

インテリア/エクステリア写真[1] 左右独立150mmスライドやフルフラット機構を採用し、アレンジは自由自在。クラス最長の足もとスペース(先代プラス50mm)を誇り、広々&快適を実現した。

インテリア/エクステリア写真[1] 内蔵ステップの新設、ドア上下開口の拡大などにより乗降性を大幅に改善。PZターボの内装色はスポーティなグレー/ブルー。チルトステアリングも標準。

■インテリア/エクステリア写真[2]

インテリア/エクステリア写真[2] PZターボはエアロパーツ、メッキガーニッシュ、アルミホイールを標準装備。さらにスペシャルは165/60R14タイヤを標準採用。

インテリア/エクステリア写真[2] 後席は左右分割ダイブダウン格納式で、フラットかつ広大な荷室空間を作り出せる。前席の前倒しもOK。超長尺物の収納にも対応。

インテリア/エクステリア写真[2] 前席下にエンジンを積むセミキャブレイアウトを踏襲。主力のインクラターボは64馬力/10.5kgmの高性能を誇る。

エブリイワゴンPZターボスペシャル(4AT)主要諸元

全長×全幅×全高 3395×1475×1795mm
ホイールベース 2400mm
トレッド前/後 1290/1280mm
車両重量 990kg
エンジン 直3DOHCターボ
総排気量 658cc
最高出力 64ps/6500rpm
最大トルク 10.5kgm/3500rpm
10・15モード燃費 15.0km/L
サスペンション前 ストラット
サスペンション後 トレーリングリンク
ブレーキ前/後 Vディスク/L&Tドラム
タイヤ前後 165/60R14

全国メーカー希望小売り価格

116万250〜165万9000円

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