新車試乗レポート[2019.09.03 UP]

TESLA MODEL3 インプレッション

アメリカのEVメーカー、テスラ社で空前の人気車種となっているコンパクトセダンのモデル3。日本でのデリバリーを直前に控え、北米仕様車を借り出して、その実力をチェックした。

●文:岡島裕二 ●写真:澤田和久

この記事の目次

EVならではの鋭い加速と軽快なハンドリングを両立

関連情報

ボディタイプ:セダン エコカー 電気自動車 輸入車
TESLA MODEL3

テスラ モデル スリー
[ニューモデル]


●発表日:5月31日
●価格:511~703万2000円
●輸入元:テスラモーターズジャパン
●問い合わせ先:0120-982-428

主要諸元(北米仕様 ロングレンジ)
●全長×全幅×全高(mm):4694×1849×1443●ホイールベース(mm):2870●パワートレーン:リヤモーター(283PS)●駆動方式:後輪駆動●タイヤサイズ:235/40R19

EVならではの鋭い加速と軽快なハンドリングを両立

間もなく日本でも納車が開始されるテスラのモデル3は、メルセデスのCクラスに近いサイズのコンパクトセダンのEV。全幅は1849mmと少々ワイドだが、全長は4694mmとなるため、日本でも扱いやすいサイズ感だ。

外観はグリルレスのフロントマスクを採用することでEVらしさを演出。インテリアもインパネにはメーターは一切なく、中央にもエアコンのスイッチがない。その代わりに15インチのタッチスクリーンが用意されており、そこに速度などが表示され、エアコンの操作もスクリーン上で行えるようになっている。最初は戸惑ってしまうが、すぐに慣れることができる。

今回の試乗車は北米仕様の後輪駆動。日本に導入される最も安価なスタンダードレンジプラスに近い性能だが、それでも動力性能は申し分ない。発進時からスポーツカーさながらの鋭い加速を与えてくれ、走行中もどの速度域からでもレスポンスよく反応してくれる。

バッテリーを床下に搭載しているために重心が低く、フットワークの安定感も高い。ハンドリングも操舵に対する反応がリニアで、スポーツセダンのように軽快に走ることができる。半面、19インチタイヤを履いていたこともあり、路面の凹凸を拾いがちで、乗り心地は少し硬めだ。

価格はCクラスと同等で、400万円台のリーフe+と比べてみても決して高くは感じない。この価格でこれだけの実用性とプレミアム感を備えたEVセダンが手に入るのは魅力的。EV購入を考えている人にはおすすめの一台だ。

日本で販売されるのは、北米基準の航続距離が409km、0-100km/h加速5.6秒のスタンダードレンジプラスと、航続距離560kmのロングレンジ(4WD)、航続距離530km、0-100km/h加速3.4秒のパフォーマンス(4WD)の3グレード。モデルSに似たハッチバック風の伸びやかなフォルムだが、カテゴリーはセダンになる。

日本仕様は右ハンドルになる。エアコンの吹き出し口はインパネ段差のスリットに設けられており、角度調整はタッチスクリーンで行う。シフト操作はステアリング右のレバーで行う。

フロントシートは少し硬め。着座位置は低いがボンネットも低いので前方の視界は良好。後席の足下は広いが、座面が低いので長時間座ると疲れる。

トランクは奥行きがあり、床下収納スペースも大きい。6:4分割のトランクスルーも装備。

フロントにもトランクスペースがある。小型のキャリーケースぐらいなら入りそうだ。

タッチスクリーンは情報表示以外にも、トランクオープナーなどのスイッチも兼ねている。

天井は農色ガラスルーフ。頭上の開放感が大きく、真夏の炎天下でも暑さは感じなかった。

テスラ専用のスーパーチャージャーを使えば、30分で270km走行分の急速充電ができる。アダプターを使えばチャデモの急速充電器も利用可能。




提供元:月刊自家用車

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