新車試乗レポート[2019.09.03 UP]

MERCEDES-BENZ B-Class インプレッション

コンパクトFFワゴン・Bクラスがフルモデルチェンジ。基本メカは先行デビューした新型Aクラスと同様だが、より広い空間を活かし、多用途性を高めている。納車はB180が7月から、B200dは10月頃となる予定だ。

●文:川島茂夫 ●写真:奥隅圭之

この記事の目次

走りの方向性は「A」と同様に軽快&スポーティ

関連情報

ボディタイプ:ステーションワゴン 輸入車
MERCEDES-BENZ B-Class

メルセデス・ベンツ Bクラス
[フルモデルチェンジ]


●発売日:’19年6月6日(注文受付開始)
●価格:384万円(B180/消費税8%)、422万円(B200d/消費税10%)
●輸入元:メルセデス・ベンツ日本
●問い合わせ先:0120-190-610

主要諸元(B180)
●全長×全幅×全高(mm):4425×1795×1565●ホイールベース(mm):2730●車両重量(kg):1440●駆動方式:FF●パワートレーン:1331cc直列4気筒DOHC直噴ターボ(136PS/20.4kg・m)●トランスミッション:7速DCT●WLTCモード燃費(km/L):15.0●燃料タンク(L):43(プレミアム)●最小回転半径(m):5.0●タイヤサイズ:205/55R17●価格:384万円 ※オプションを含まず

走りの方向性は「A」と同様に軽快&スポーティ

Bクラスをひと言でまとめてしまえば、全高を高くしてキャビンを拡大したAクラス、となる。適応用途でみればAクラス・ワゴンと言い換えてもいいだろう。

嗜好はAクラスと同様にヤング&カジュアル。1枚のガラスに覆われた横長ディスプレイがもたらすグラスコックピットの先進感など、オーソドックスな車格感を持つ他のベンツ車とは違った雰囲気だ。室内高のゆとりを活かしたキャビンは大人4名の寛いだ居心地を確保しただけでなく、後席乗降性にも優れる。前席優先の感が強いAクラスとは異なる魅力である。

走りは9割方はAクラスと共通。低回転からトルクフルなダウンサイジングターボだが、これ見よがしに巡航ギヤを維持するわけでもなく、早めのダウンシフトで小気味よい加速感を演出。7速DCTの歯切れいい変速感も小気味よさを高める。トルコンATの上級ベンツ車に比べると変速の滑らかさや低速域での扱いでわずかに粗さを感じるものの、Bクラスの走りに若々しい味わいを加えている。

フットワークも同様であり、高速コーナリングの安定感やラインコントロールの落ち着きはベンツ車に共通するものだが、乗り味は全体的に重質な味わいは薄い。コンパクトサイズらしい軽快あるいはスポーティな印象である。

自動車線変更等々も含む、Cクラス以上とも共通する先進運転支援機能も装着可能。しかも装備揃えのAクラスとの実質的価格差は約15万円。ユーティリティも含めてベンツ車のエントリーとして好バランスのモデルである。

B180はA180比で全高が145mm高く全幅が5mm狭いが、灯火デザインや流れるようなフォルムにより、ロー&ワイドな印象に。空力にも優れ、Cd値はAクラス比0.1減の0.24。なお、試乗車はレーダーセーフティパッケージなど、約110万円分のオプション/アクセサリーを装着していた。

室内もAクラスと共通イメージだが、ダッシュボードを部分的に凹ませたデザインがBクラスの特徴だ。「ハイ、メルセデス」のMBUXは、発話者が運転席側か助手席側かを判定する(Aクラスは判定せず)。

従来モデルと比べ、前席室内幅+33mm、前席ヘッドルーム+5mmとして快適性を向上させている。試乗車はレザーエクスクルーシブパッケージ(18万4000円)を装着。

ユーティリティの向上も見所のひとつ。4:2:4分割可倒リヤシートはAクラスと同様だが、Bクラスでは荷室容量が増し、ハンズフリー機能付電動開閉テールゲートを備える。

直4ターボ(写真)のほか、2Lディーゼル+8速DCT(150PS/32.6kg・m)が選べる。

17インチアルミ+205/55R17(写真)が標準。AMGラインは225/45R18だ。




提供元:月刊自家用車

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