輸入車
更新日:2021.08.04 / 掲載日:2021.08.04
NEW MERCEDES-BENZ C-Class【グーワールド コラム/ニューモデル】

インテリアはSクラスと同じ縦型モニターを採用!
文●ユニット・コンパス 写真●メルセデス・ベンツ日本
(掲載されている内容はグーワールド本誌2021年9月号の内容です)
問い合わせ:メルセデス・コール TEL:0120-190-610 URL:https://www.mercedes-benz.co.jp
多くのユーザーから期待されていたメルセデス・ベンツの新型Cクラス(W206)が、ついに発表された。
1982年に「190クラス」として登場して以来、ハイレベルなパフォーマンスや安全性、快適性といったメルセデスブランドの資質が凝縮されたCクラスは、日本でも主力モデルとして幅広く支持されている。先代Cクラス(W205)も、2014年から日本国内累計で10万台以上(セダンとステーションワゴン合計)を販売し、2015年から2019年まで、年間で最も売れた輸入Dセグメントモデルとなっている。長年乗り継ぐユーザーも多く、期待の大きさは常に厳しい目となって、Cクラスを進化させてきた。
今回のモデルは、ダイナミックなデザイン性をさらに鮮明にしながら居住性も高めている。時代に対応してパワートレインは、エンジンとトランスミッションの間に配置されるマイルドハイブリッドシステム「ISG」もしくは大出力のモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドのみとなり、全モデルが電動化されている。まさしくエネルギー効率とスポーティで上質な走りを追求していることがわかる。また、時速60km以下では後輪が前輪と逆方向に、時速60kmを超えると前輪と同じ方向に傾くことで小まわり性や高速走行安定性を実現する後輪操舵システムを導入するなど、抜かりない。
さらに、インテリジェントドライブに代表される安全運転支援システムが大幅に強化されていることにも注目したい。縦型の大型センターディスプレイに加え、「ハイ、メルセデス!」と呼びかけ、音声認識機能によりナビやエアコン、電話の操作などの選択ができるMBUXなど、クルマとの一体感が多くのシーンで感じられるように仕立てられている。新型Cクラスは、またもや世界基準を大きく引き上げそうだ。

新車価格:654万~708万円(ステーションワゴン含む)

先代モデル(W205)と比べ、後席の居住性も改善された。レッグルームが21mm、ヘッドルームも13mm拡張されている。内装の質感も高く快適だ。

長いホイールベースとサイドに通るキャラクターラインが、車高を低く見せ、静止していても疾走しているかのようなダイナミックなプロポーションを生み出している。

ラインアップすべてのパワーユニットを電動化した新型モデル。エコであるだけでなく、より高いパフォーマンスを獲得している。

アクティブブレーキアシストが従来の時速約70kmから120kmへと検知可能な速度が大幅に高められるなど、安全システムの多くが強化された。