輸入車
更新日:2019.08.05 / 掲載日:2019.08.05

マクラーレン GT【グーワールド コラム/デビュー】

文●ユニット・コンパス 写真●マクラーレン
問い合わせ●マクラーレン・オートモーティブ https://jp.cars.mclaren.com
(掲載されている内容はグーワールド本誌2019年9月号の内容です)


 勢いが止まらない。マクラーレンのことだ。2018年の販売台数は全世界で4806台、前年比43.9%増という急成長を遂げており、日本においてはさらに前年比で64%増、累計販売台数1000台超と急速にそのファンを増やしているのだ。ちなみに日本は、アメリカ、イギリスに続く世界第3位のマーケットにあたるとのことで、非常に重要視されている。
 2018年7月に発表した中長期ビジネスプラン「Track25」によれば、マクラーレンは2025年までに18のニューモデルを投入し、主要モデルをハイブリッド化することで年間生産台数を6000台に拡大するとしているが、このペースだと目標達成は確実なものになるだろう。マクラーレン・オートモーティブが設立されたのは2009年のことだから、わずか10年という短期間で高級スポーツカー市場に確固たる地位を築いたことになる。
 そんなマクラーレンが新たなるカテゴリーであるグランドツーリングカーに挑戦する。
 ブランニューモデルとなる「GT」は、長距離を速く、そして快適に移動するためのマシン。このカテゴリーは歴史も古く、当然ライバルも多いのだが、マクラーレンはそこに「軽さ」、「マシンとの一体感」を武器に挑戦するという。象徴となるのが、カーボンコンポジットによる軽量かつ高剛性のボディシェル。そしてミッドシップに搭載される4L V8ツインターボエンジンだ。つまり、これまでスーパースポーツカーで培ってきた技術をスライドさせたのだ。その上でロードクリアランスや乗り心地、居住性、積載力といったGTカーに求められる性能を磨き上げている。
 「挑戦」を社是に、矢継ぎ早にニューモデルを投入するマクラーレン。「GT」が新たなる大陸を開拓することができるのか注目だ。

グランドツーリングカーのための実用性とマクラーレンらしさを共存させたスタイリング。従来モデルよりもノーズ位置が高く、滑らかな面構成が特徴的だ。

伝統的な「ウッド&レザー」を排除しながら、ラグジュアリーさを感じさせる室内。素材にもこだわり、NASAと共同開発した新素材やカシミアも採用する。

ハンドメイドによる組み立てという希少性を確保しながらも、拡大を続けるマクラーレン。2018年11月には「MCTC」を英国でオープンさせ、さらなる開発スピードの向上を目指す。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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