輸入車
更新日:2019.12.04 / 掲載日:2019.12.04

アルピーヌ A110S【グーワールド コラム/デビュー】

文●石井昌道 写真●アルピーヌ
問い合わせ●アルピーヌ コール TEL:0800-1238-110 URL:https://www.renault.jp/alpine/
(掲載されている内容はグーワールド本誌2020年1月号の内容です)


 ブランド復活を果たし鮮烈なデビューを飾ってから約2年を経たA110に、パワーアップとシャシー強化でパフォーマンスを引き上げたA110Sが追加された。
 外観は小さな変更に留まるが、目をひくのがカーボンルーフ。従来に対して-1.9kgとわずかな軽量化ではあるが、車両のもっとも高い位置なので、いかにも運動性能向上に効きそうだ。
 エンジンは、スタンダードに対してブースト圧が0.4bar高められた。最大トルクは32.6kgmと変わらないが、その発生回転数は2000-5000rpmから2000-6400rpmへと拡げられ、最高出力も400rpm高い6400rpmで40馬力増の292馬力となる。速さを増したのはもちろんだが、5000rpm以上で見違えるように活発になり、レブリミットまで鋭く吹き上がるようになったのが気持ちいい。4気筒の直噴ターボとしてトップレベルのスポーティさをみせるようになったのだ。
 スプリングはスタンダード比で約1.5倍高められ、ダンパーやスタビライザーも相応に強化。車高は4mm下げられた。その効果はサーキット走行でてきめんで、少ないロールで効率よくコーナリングスピードを稼いでいけるようになった。左右への切り返しなどもスピーディなので、ラップタイム向上に大いに貢献するだろう。
 それでも一般道での乗り心地の悪化は最小限に抑えられている。快適なデイリーユースもアルピーヌが大切にしているところなのだという。個人的にはしなやかさと深いストローク感が際立つスタンダードも好きで、ワインディング主体ならばむしろ楽しいだろうが、より硬派な走りをのぞむ向きはA110Sを選択するべきだろう。

新車価格帯:A110S 899万円~939万円

スタンダードではトリコロールカラーとなるBピラーのフラッグは、オレンジとカーボンの組み合わせ。エンブレムやレタリングはブラック基調で、ブレーキキャリパーはオレンジ塗装となる。

ステアリングなどに施されるステッチは、スタンダードではブルーだったがオレンジに。ドアパネル、ルーフ裏地、サンバイザーなどはブラックのディナミカとなるのが違い。

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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