カー用品・パーツ
更新日:2019.06.12 / 掲載日:2019.06.12
【グー連載コラム】LATEST TIRE NEWS 快適なドライブをサポートするタイヤ講座
快適なドライブをサポートするタイヤ情報を毎月お届けする本企画。
今回のテーマは「絶対オススメの快適タイヤ」です
(掲載されている内容はグー本誌2019年7月号の内容です)
現行ラインナップの中から 絶対オススメの快適タイヤ
最近では燃費競争も沈静化 狙い目はコンフォートタイヤ
行楽シーズンは渋滞がつきもの。大切な家族や友人と久しぶりに長距離を走る人もいるだろう。そんなあなたのために、現行のラインナップの中でも、とくにオススメしたい快適なタイヤについて考えてみたいと思う。
まず思い浮かぶのは、コンフォート系タイヤといわれる快適性重視のタイヤだ。つい先日発売になったブリヂストンのレグノGR-XIIは、より高級なプレミアム・コンフォートタイヤというカテゴリーで、静粛性を高め、乗り心地を良くし、静かな室内を作り出してくれる。基本的には高級セダン向けのタイヤだが、コンパクトカーに履かせても意外なほど快適効果が大きく発揮され、上質な乗り心地と静かさを実感することができる。
さらにコンフォート系では昨年登場したグッドイヤーのエフィシェントグリップコンフォートというタイヤがある。転がり抵抗の少なさと静粛性が売り。一昨年に登場したモデルだが、このタイヤにとてもよく似た性能のタイヤがダンロップにもある。それがル・マンVだ。いずれもタイヤグレーディングによる転がり抵抗は全サイズAAと優秀である。
コンフォートタイヤは、どちらかといえば操縦性よりも快適性を重視したタイヤが多く、走り好きには向かないが、心地よい走りや静かな走りに向いている。さらにミニバン用も発売されているのがうれしい。
分類上コンフォートタイヤのカテゴリーに入るのだが、操縦性にも力が入っており、便宜的にスポーティ&コンフォートタイヤに分類したいのが、ミシュラン・プライマシー4と、コンチネンタル・プレミアムコンタクト6、それにヨコハマのブ
ルーアースGT。
ソフトというよりはやや引き締まった乗り心地だが、その分ハンドル操作に正確に応答してくれるため、思い通りに走ってくれる感覚が強く得られるタイヤ。乗り心地も無駄に硬いワケではなく、いわゆるダンピングが効いたタイヤで、突起を踏み越えると「タンッ」といったショックはあるが、振動が尾を引かずスーッと消えてくれるので、スッキリした乗り味となっている。静粛性も耳障りなノイズが抑えられていて、騒がしさがないのがいいところ。なかでもブルーアースGTは、57サイズ中、転がり抵抗AA/ウエットグリップAを獲得したサイズが31サイズもあり、燃費にも大きく貢献してくれる。また、ミシュランは圧倒的といえるほど優れたウエット性能があり、雨でも安心なタイヤだ。
各タイヤメーカーとも、少し前までは低燃費競争(?)が激しく、転がり抵抗を良くするのにかなり苦労しているようだったが、それも一段落の様子。低燃費タイヤにも静粛性や操縦性など個性を与えたタイヤが登場してきている。雨が怖いとか、曲がらない(曲がりにくい)といったタイヤは影を潜め、なかなか個性的なタイヤが登場してきている。
DUNLOP LE MANS V
165/70R14-245/35R20
タイヤの骨格(プロファイル+パターン)を一から見直した新技術の採用により、「乗り心地」と「静粛性」が向上。さらに左右非対称パターンを採用しており、耐偏摩耗性能も上がっている。
問◎住友ゴム工業 TEL.0120-39-2788 https://tyre.dunlop.co.jp/
YOKOHAMA BluEarth-GT AE51
155/65R14-225/35R19
力強い走りを実現する新開発の高剛性・非対称パターンを採用。軽量ながら高速走行での優れた操縦安定性に加え、低燃費性能も発揮。全サイズで最高グレードのウェット性能「a」を獲得している。
問◎横浜ゴム TEL.0120-667-520https://www.y-yokohama.com/
MICHELIN PRIMACY 4
195/65R15-235/55R18
静粛性の高いプレミアムコンフォートタイヤながら、ウェットブレーキング性能に優れ、濡れた路面でも高い安心感が得られるモデル。日本市場に求められる静粛性と快適性を高い次元で両立した。
問◎日本ミシュランタイヤ TEL.0276-25-4411 https://www.michelin.co.jp/